『SPY×FAMILY』スパイファミリーアニメ第十二話(最終話) ペンギンパーク視聴後の感想 ネタバレあり

SPY×FAMILY

ペンギンパーク……ボンドが出ないペンギンパーク……

いや、これは構成をミスったんじゃなかろうか、と思わなくもありません。

六話~八話のどこかでこのペンギンパークの話を入れておくべきだったと思うんですよね。

そして、前回の星【ステラ】を第一クールの最終話にもってきていれば、最後にボォォォンドッ! という感じでボンドの巨体が登場で第二クールへの期待がMAXに高まって第一クール終了、という形にしておくべきだったのではないかなぁ、と十二話のペンギンパークを見てしみじみと思いましたね。

引用 遠藤達哉 SPY×FAMILY製作委員会/集英社

このペンギンパークのお話しそのものが、週刊少年ジャンプへの出張読み切りとして掲載された作品のため、『SPY×FAMILY』スパイファミリーの役処と言うか面白さがギュッと凝縮されているお話しではあるんですが、一話単体としての完成度が高いが故に、前回の星【ステラ】との流れがブツ切れになっていることが浮き彫りになっていると思うんですよね。

で、『SPY×FAMILY』スパイファミリーアニメ第十二話(最終話)のペンギンパークですが、このペンギンパークの回に出てくる、駅の売店のお婆ちゃんの声、声優さんは橘U子さんというらしいのですが、味のある声でしたなぁ。

引用 遠藤達哉 SPY×FAMILY製作委員会/集英社

でも個人的には、もっといかつい元気バリバリな婆ちゃん、というイメージを持っていたのでちょっと意外な声でしたね。

そして今回の見所その一、江口拓也さんのやつれたロイド・フォージャーの演技(笑)

いや、正直声を聞いた時、やつれている、と言うよりも老いさらばえている、という印象を持ってしまいましたよ(汗)

「オォォォォォォッ…………」とかって、今にも倒れそうな声まで絞り出して、江口さん(笑)

引用 遠藤達哉 SPY×FAMILY製作委員会/集英社

「さぁ、行こうか」というロイドの声も、誰っ?! と聞きたくなるくらいにはヒドイ(誉め言葉です)

しかも膝がカクカクと効果音出しながら笑っているんですが、立ちながら貧乏ゆすりでもしているのかと思ってしまうレベル(汗)

「問題無い」という部分も、いつものロイド・フォージャーの声のように聞こえて、問題、の部分が今にも吐きそうな感じで言われているのがスゴイ……

今回の見所その二、アーニャの説明臭い棒読み(笑)

げっそりやつれた黄昏さんが、家族サービスしていることを周囲で井戸端会議しているオバ様達にアピールしていると、その内心を読んだアーニャが、スゴイ台詞を連発します(笑)

「あそびにつれてってくれるちちも、ちちにやさしいははもとってもいいひとです。アーニャんちはとってもふつうだとおもいます」

引用 遠藤達哉 SPY×FAMILY製作委員会/集英社

この時のアーニャの表情とロイドの表情がまた何とも言えない(笑)

加えて言うなら、あの気の抜けた音楽もマッチしていてよろしい(笑)

「まってー、いいひとでふつうのちちー」という種﨑敦美さんの演技が素晴らしい!

棒読みは逆に難しい、とよく言われるんですが、ここまで何も考えてなさそうな棒読みというのもスゴイ(誉め言葉です)

そして橘U子さん演じるWISE[構成員のお婆ちゃんとのやり取りが実に面白い(笑)

構成員「エージェント、黄昏。本日また新たな別任務が」

黄昏「無理です」

構成員「……これはWISE本部からの」

黄昏「無理です。今日はオペレーション梟(ストリクス)にとって大切な日なのです」

もう、ロイドがいかに過酷な環境下でスパイとして働かせられているのかよくわかる対応……と言うか、ブラック過ぎる(哀)

黄昏、コーヒー下さい、と何回言った事やら(涙)

これだけ働かせられて黄昏の一カ月のお給料どのくらいなんだ? ロイド一人で三人とか四人分くらいの仕事を平気で兼務させられていそうな気がする……

シルヴィアさん、お願いですからロイドをもう少し休ませて上げて下さい(笑)

ただでさえアーニャのエキセントリックな行動に振り回されているのに、こんないくつも任務を兼務させるなんて(汗)

水族館で別任務をこなすことになったロイドは、周囲に家族サービスをしていることはアピールできたのだから別任務に集中しようとしたところ、ご近所さん達が現れ、『なん……だと』と絶句し、どうにかしてご近所さんを追い払おうとすると、ヨルさんが【普通っぽく振舞うにはご近所付き合いも大切ですよね】気をきかせたことで、『ヨルさァァァぁんッ!』と内心だけで絶叫するロイド。

しかも、ペンギンに飲み込ませたカプセルに目当てのブツがあるのですが、水族館にいるペンギンは200羽(笑)

引用 遠藤達哉 SPY×FAMILY製作委員会/集英社

【どのペンギンが、標的(ターゲット)の子ですか……?】と愕然と内心で呟くロイド。

もう今回は江口さんの技量が炸裂している回ですね。

でもアーニャがペンギンの心を読んでちちの手助けをするシーンがあるんですが、このペンギンの声、誰がやっているのかわからん(汗) 

EDでも担当声優、出ておらんし……同一人物なのか、それともそれぞれで担当が違うのか……

そして、ロイド扮する新人飼育員のエサやりに爆笑してしまった『うわわわわわわわっ!』とかって聞こえましたが、あれも何と言っているのかようわからん(笑)

ロイド、ペンギンを確保することは出来ましたが、ペンギンを取り戻そうとする組織の人物を追う=ペンギンを確保できなくなる、という状況だったので、アーニャがヨルに助けを求めることで解決してしまうんですが……組織の、死んだ魚のような目をしている男の服にしがみついて、「ははー、アーニャゆうかいされるー」だなんて言われるとは思わなかっただろうし、助けを求めた人物が殺し屋なんて夢にも思わんだろうなぁ、組織の人(笑)

このエピソードでロイドは大きなペンギンをアーニャにプレゼントするんですが、ショートエピソードで度々出てくるペンギンなんですよね。

という事は、ボンドが出た後ならば、ボンドが『ジェラ』『アーニャトッタ』『ジェラ』というやり取りもこのペンギンを介して出てくると(笑)

それにしても江口さん、今回どのくらい声色使ってんや(笑)

エージェントペンギン用にこんな声を用意していたとは(笑)

早見沙織さんもロボットのために、なんか方言っぽい感じで声色使ってたし(笑)

次は10月ですか……ちょっと長いですが、3カ月後の各スタッフさんの演技を楽しみに待たせて頂きます。

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