本日は主人公、海野凪(うみのなぎ)の義理の父親にあたる海野洋平(うみのようへい)の声優は誰が演じるのかを予想していきたいと思います。
引用 吉河美希/講談社
海野洋平氏の初登場は1羽目(何度も書いていますが、誤字ではありません)、単行本1巻の6Pで、海野幸と新聞丸めてチャンバラみたいな喧嘩をしています、しかもお父さん二刀流(笑)
引用 吉河美希/講談社
外見はサングラスをかけたオールバック、チョビ髭、顎髭がある元ヤンキー。七巻の表紙から判断するに、髪は金に染めている模様。一巻の時点では35歳、七巻の誕生日で36歳になっています。
奈美恵さんとはデキ婚。親の反対を押し切って結婚したとあるので、駆け落ちの可能性もありますし―おそらく、いつかはこの辺りもしっかり吉河先生が描いてくれるでしょう、7巻の56羽目で主人公の凪君がわざわざフラグ建ててくれていますしね。
さて、話を海野洋平氏に戻しましょう。
彼の趣味は釣りで、三巻の19羽目では、夜中の三時に押しかけてエリカ、幸、凪の三人を拉致し、船で釣りに出かけています。船舶免許を持っている可能性もありますが、幸が私立目黒川学園に進学しようとする際に、資金の問題が出てきたため、この船は普通にチャーターしたものか、あるいは借りて、洋平氏が操縦したかの二択でしょうか(多分その辺りの設定は考えず、作者の吉河さんがその場の勢いをを重視して船を描いたとは思うのですが)
引用 吉河美希/講談社
2羽目では、義理の息子である凪が、成り行きで天野エリカが許嫁になってしまったことに対し『許嫁なんて 俺は認めないぞ』とバシッと決めたのに対し、有無を言わさず拳で語れと言わんばかりに、『はじめの一歩』に出てくる間柴了ばりのフリッカーじみたパンチを―まぁ、擬音がヒュンヒュンいってるんで、『あ、フリッカーだ』と私が思っただけの話なんですけどね。
あ、もしくはFate/Stay nightに出てくる葛木宗一郎ばりの【蛇】でもよろしいですよ、TYPEーMOONが私、大好きですので。
また、1羽目では幸相手に新聞紙を丸めてチャンバラもどきの喧嘩をしていたことは先程書きましたが、三巻では幸が家出すると聞かされると、懸命に娘を引き留めようとする奈美恵さんに対し、はわわとうろたえるだけ―元ヤンキーとは思えぬ慌てっぷり(笑)
幸の本音を聞いた凪が、しばらく自分のところに置くからと、両親を説得すべく電話した際には、お父さん、泣いてしまっています(泣)
そりゃ、娘が頑張って高い学費の高校である私立目黒川学園に進学したいと言い出したなら応援したくもなりますな。
父親だから、娘には甘いのだろうな、と思うのですが、そうなると1羽目のチャンバラは喧嘩ではなく、本当にチャンバラだった可能性がワンチャンある?(ねえだろうな)
23羽目では、母の日に凪と幸の二人から、奈美恵さんにプレゼントを送っておますが、父親の洋平氏にも何らかのプレゼントを贈ったのか、感激のあまり涙を流しています。
こうして改めてカッコウの許嫁を読み返して見ると、洋平氏、かなり涙もろいようですね。
また、28羽目では、女子高時代の奈美恵さんに猛アタックした過去が語られており―うん、洋平氏が一目惚れであったことがわかりますが、あの、過去の洋平氏の容姿、ヤンキーというよりチャラ男っぽく見えるのですが、どうすっか?(爆)
そして奈美恵さんなんてヤンキーじゃなくて、絶対お嬢様じゃないですかこれ、やだー(棒読み)
あのお嬢様が、どうやれば5巻の36羽目のような形相を―げふんげふん、ここは後日、奈美恵さんの声優を予想する時に掘り下げることにしましょう。
他にピックアップすべきポイントとしては、洋平氏には中々お茶目な側面があり、七巻の56羽目では『ハッピーバースデー オレ』と自らの誕生日を祝うのですが―これがまた、中々奇天烈というか、摩訶不思議と言うか。
引用 吉河美希/講談社
凪曰く。
『これは父さんの父さんによる父さんのための誕生日会』で
あり、いつもとは違う定食をと、パエリアを作るものの、義理の息子と娘には
『アタシ からあげがいい』
『俺はカツ丼』
注文されたからあげとカツ丼を即座に作る洋平氏(笑)
自分で釣り上げた魚の魚拓を自分で取り、それを自分にプレゼント―実に徹底しています。
さらにはケーキまで自作。さすが『海野亭』の店主。
あとオマケで言うと―元ヤンキー、ウソだろと思っていた私ですが、68羽目で、その実力の片りんを見せてくれます。
1羽目では凪が、エリカのストーカーを豪快にぶっ飛ばしているんですが、その凪を子どもをあしらうかのように叩きのめし、さらには筋トレ用のおもりをつけた状態で相手をしていたという……恐ろしや、洋平氏。
ただし、奈美恵さんが最強であることは間違いなく、
『海野家家訓!』
『お母さんの言うことは聞きましょう!』
の二人の発言に全てが集約されています(笑)
さらに洋平氏は、真っ先に手が出る武闘派でありますが、間違っているとちゃんと謝れる、しっかりとした『大人』です。
昨今の、言い逃ればかりする輩や、全然答えになっていない発言を続けてまともに答えようとはしない政治家とは違うのです(爆)
こうしてみると、中々味わい深いキャラであり、実に濃い海野洋平氏でありますが、彼について色々と書き上げていると、やはり奈美恵さんとどのように恋仲になり、添い遂げることになったのかが気になります。むしろ個人的にはカッコウの許嫁の四角関係・五角関係よりも気になっており、いつかスピンアウトで作品を出してくれないかなと思います。
って言うか、洋平氏の過去がチャラ男にしか見えないと言いましたが、奈美恵さんマジでお嬢様にしか見えないし、漫画内でも凪が疑問に思っていましたので、マジでスピンアウト作品、読みきりでもいいので期待してまっていますよ吉河先生っ!
さて、ここまで海野洋平氏の様々な特徴を記してきましたが、これらの要素を考えた上で、一体誰が海野洋平氏の声優を担当してもらうのがモアベターであるのか。
候補一 津田健次郎
ごめんなさい……元ヤンキー≒ヤクザ。それなら迫力のある声優さんで、かつ海野洋平氏のコミカルな部分も演じて貰える方≒津田健次郎さんじゃねぇ?! と思ったのは極主夫道の影響です、ごめんなさい。
だって、アレ、ギャップの塊でしょ。
難点は、津田健次郎さんのスケジュール、空いているのか否か。主役級のキャラじゃないと演じてくれないかもしれないし―ただ、個人的には津田健次郎さんの、あの迫力のあるダミ声で、
『オメーという奴は 許嫁がいながら とんだクズ野郎だなァ……』
と罵ると、もうギャップで腹筋壊れそうです(笑)
候補二 高木渉
高木渉さんが候補二と聞いて意外に思う方もいらっしゃるかもしれません。高木さんの代表的な声優と言えば、ゲゲゲの鬼太郎に出てくるネズミ男ですし、二十年以上前の作品で言えば、機動新世紀ガンダムXのガロード・ラン、最近の作品ではNARUTO -ナルト- 疾風伝に出てくる『うちはオビト』か、ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けないの『虹村億泰』あたりが代表作でしょうか?
しかし、元ヤンキーと言えば外せないのが、週刊マガジンで連載されたGTO。これの主人公である鬼塚英吉を、高木渉さんが声をあてているのです。と言っても、1999年の作品ですから、今から20年以上前になります。
他にもはじめの一歩に出てくる、一歩の通うボクシングジムの先輩、元ヤンキーの『青木勝』など、元ヤンキー系統の声優を担当していることが多く、あのダミ声は海野洋平氏にもあっているのではないかと思う次第です。
追伸
海野洋平の声優さんは、木村良平さんに決定したのですが……ウィキペディアで調べてみたらめちゃくちゃ出演数多い声優さんなのですが、私、全然知らないort
ただ、ウィキペディア見ていたら気になる一文を見つけました、以下抜粋です。
声優の石川界人は、すごいと思う役者の1人に木村を挙げ、「人を引き付ける力がすごい」「面倒見の良さも尋常じゃない」と人柄を評している
……アレ? 石川界人さんって、主人公の海野凪役で声優を担当されているんですが……面倒見の良さ、という点でも父親役にうってつけの人材だったのでは?