本日は山本崇一郎氏の『それでも歩は寄せてくる』のヒロイン、八乙女うるしの声優は誰になるのかを予想していきたいと思います。
引用 山本崇一郎/講談社
八乙女うるし、第一巻の時点では高校二年生。二年三組、将棋部所属、部長。単行本の表紙などでは紫色の髪をしており、普段は三つ編みにした髪を両肩から下げたような髪形になっている。
同じ部員の田中歩は、運動神経が非常に優れているのですが、うるしセンパイは運動の方は×。歩君が運動会で活躍した際、『すごいぞあの3組の1年! アンカーでごぼう抜き! 一着だ!』と周りの先輩方が囃し立て『この運動会 我等3組がもらったな』とまで言う始末。
しかし、うるしセンパイが登場すると『そうか……ウチには八乙女さんがいたか……』『優勝はキツイか……』と、うるしセンパイからすると、巨大なお世話だと文句を言いたくなるようなことを言われており―実際、障害物競争は得意と言っていたにもかかわらず、その障害物競争もダメ(笑)
引用 山本崇一郎/講談社
また瞬発力に欠けていますが、持久力にも欠けており、自らの発案でジョギングをした際は、ブッチギリのビリ(爆)
基本、うるしセンパイに運動は向いていません、マスコットにしておいた方がよろしい(爆)
ちなみにジョギングのメンツはうるしセンパイ、歩君、角竜タケルに香川凜の4名でした。このエピソードは6巻収録の第80局になりますので、興味がある方は是非単行本のご購入を。
見ていてニヤニヤする展開になりますので、このエピソードは一見の価値がありますよ。
おっと、話題をうるしセンパイに戻しましょう、
うるしセンパイは将棋部の部長なだけあって、将棋は間違いなく強いのですが、どのくらい強いのかは不明。とりあえず、作中に出てくるキャラクターの中では最強で、唯一、香川凜ちゃんが入部した時の対戦で『睨まれてると思うといつもの感じがだせない…』と実力を出せなかった時がありましたが、歩君のおかげで本調子を取り戻してからは圧倒しています。
また、凜が歩を教えて、距離が近いと思った際には、ジェラシーからか、歩君を瞬殺してしまい、将棋も中々に強い凜からしても『部長の攻め……速過ぎます』と驚愕するほど。
瞬殺された歩の実力がどの程度のものなのかと言うと、歩は6枚落ち(飛車、角、香車2枚、桂馬2枚)の状態ではうるしセンパイは勝てず、4枚落ち(飛車、各、香車2枚)の状態では勝てる模様。
引用 山本崇一郎/講談社
基本的に顔が赤くなりやすいのか、歩君に『かわいい』と言われるごとに顔を赤くし、『んあっ?!』と叫んでおります。
まぁ、学生時代にこんな正面から堂々と年下から『かわいい』なんて言われたら、『んあっ?!』とも叫んでしまいますか(汗)
ちなみにこの『んあっ?!』ですが、てっきり歩から攻め寄せられている際に使っている奇声かと思いきや、普通に呼びかけられた際にも『んあ?』と返事をしていました。
普段から歩君に怒涛のごとく『かわいい』『センパイの笑顔はとても素敵です』とほめ殺しのような状態にあるため、逆に歩を照れさせようと、誘い水を向けると、そのまま素直に返されてしまうのが常態化しています(爆)
性格は歩同様、負けず嫌いだと思われます。『思われます』と記述したのは、作中では明言された訳ではありませんし、そもそも将棋では負けないので、運動系の競技や歩とのやりとりでいつも赤面しているため、何とかやり返そうとしたり、歩の鉄面皮を崩そうとしたり―そういう行動を見ていると、非常に負けず嫌いなのでは、と私は考えています。
それに、先程歩と将棋をした際、6枚落ちでは勝てないと書いていますが、うるしセンパイ、『やだ! もう一回! 次は絶対勝つから』と歩君を無言にさせてしまうくらいには負けず嫌いです(笑)
引用 山本崇一郎/講談社
それに加えて少々子どもっぽいところもあり、歩が『勉強できる人が羨ましい』とボソッと呟くと、『勉強できる人って尊敬する?』と聞いて、うるしセンパイ、大して勉強せずとも学年で3番以内に入ってしまうくらいには秀才なのですが、それを歩に告げた時の自慢気な表情ときたらもう微笑ましいこと(笑)
歩君に対抗心を燃やされて『今度短距離走で勝負しませんか』と告げられた際には、『なんで対抗心燃やしてんだ! 素直に尊敬しろ!』と叫んでおり、年上としての威厳を示したい、あるいは素直に頼られたいのかもしれません。
上級生の卒業式ではずっと泣いていた模様で、涙もろいところもあり、5巻に収録されている第61局は是非読んで貰いたいですね。
うるしセンパイの感じている時の流れを、漫画という形であっても感じることが出来ればそれだけでコミックスの代金分の価値があると思います。
話をうるしセンパイに戻しますと、彼女は妙に子どもっぽい面もあり、段ボールの中に隠れて、歩を驚かそうとした回もありました。まぁ、『それでも歩は寄せてくる』はラブコメディなんで、どういうオチがついたのかは3巻を購入して自らの目で確認して頂ければ。
コンプレックスは、運動が苦手なこともあるかもしれませんが、それ以上に身長が伸びないことをうるしセンパイは悩んでおります。
中学二年生から149センチから身長が伸びず、5巻に収録されている第56局では丸々一話使ってこの身長の話題を出しています。
引用 山本崇一郎/講談社
修学旅行中では女子の仲の良い同級生と一緒の温泉に入るのを、当初は避けていましたが、これは胸がないことを気にしており(確かにうるしセンパイ、見た限りで断崖絶壁ですからね)
それと、身体的な特徴を述べるなら、身体が非常に硬く、その硬さたるや、歩君が後ろから押しても前屈が出来ず『あの……センパイ 始めてもらっていいですか?』と困惑するほど(爆)
好きな飲み物はおそらくオレンジジュースで、お好み焼き屋の店主が『オレンジジュースばっか飲んでたな 炭酸が苦手で』と言っているので、多分オレンジジュースが好きなんでしょう。
ゲームセンターで遊んだ際にも歩が購入したオレンジジュースを受け取っていますしね。
キン、という猫を飼っており、何故か歩に懐いており、歩君曰く『確かに言われてみればセンパイに似ている気が』と言っています。
引用 山本崇一郎/講談社
このドタバタした、うるしセンパイと、どこまでも無自覚に攻め寄せてくる歩君とのやり取りも面白いですし、二人の周りの人間関係も面白い『それでも歩は寄せてくる』は、現在9巻まで発売されており、時系列的な問題で、一巻の時点で二年生だったうるしセンパイが、第五感の第51局で三年生になっているので、うるしセンパイが卒業した場合、この作品が続けられるのかという問題が出てきます。ですので、お買い求めになるならリアルタイムで追いかけられる今がオススメかと。
――え? 購入をオススメする理由になっていない? 気付かれてしまいましたか。セールストークが少々無理矢理過ぎたかもしれません(爆)
さて、うるしセンパイの声優は誰が担当するのかを、まだ予想していませんでしたね。
色々な側面があるうるしセンパイなんですが―こうして書いていると、どこにでもいそうな可愛らしい女の子、という印象を受けます。
なので―釘宮理恵さんを推させて頂きます。
なんでやねん、というこの記事を読んでいる方のツッコミが入りそうな気がしますが、私はうるしセンパイが照れに照れて、歩君に歩み寄られる光景を脳内で展開してみました。
『んあっ?!』というあの声が、どの声優さんならもっとも相応しく聞こえるか、妄想してみたのです。
結果、釘宮理恵さんが最適だろうと我が脳は導き出しました、異論は認めます(オイ)