カッコウの許嫁はこれまでは忠実に原作をなぞる構成になっていますね、こんにちは、あるいはこんばんは(挨拶作品違う)
初っ端は主人公である海野凪くんを演じる石川界人氏の、実に気怠そうというか、憂鬱な演技から物語に入っていきます。
『なんか……今日は学校に行きたくなくて』という生気が感じられない台詞を聞いていると、月曜日に出社する社会人の9割の人は共感してしまうのではないでしょうか。
引用 吉川美希 カッコウの許嫁製作委員会/講談社
なんか、今日は会社に行きたくなくて、という負の感情を無理矢理にねじ伏せて出社している社会人の皆様は、憂鬱な気分で学校に向かう学生の皆様は、この凪くんにはとても共感できるのではないでしょうか。
もう息遣いからして瀕死、という感じが出ていて、相変わらず声優さんの演技力の高さにため息が出そうです(笑)
でもリアリティはあるなぁ。
『未だかつて 学校に行くのがこんなに憂鬱だったことがあっただろうか』
凪くんのこの台詞……高校生になるまで学校に行くのが憂鬱だったことが無い、ということなので、そこについてはリアリティナッシングなんですが!
まぁ、原作である漫画では妹である海野幸が『お兄が一位か二位意外だなんて初めて聞いたよ……』と心配そうな表情というか、その数コマ前なんて驚いた表情をしているくらいには勉強が出来る(ガリ勉言われているくらいには勉学に時間を費やしているからなぁ、凪くん)お子さんなので、勉学面では憂鬱になることもないだろうし、友人をつくらない主義だと宣言しているから人間関係で憂鬱になることもないだろうし、ヤンキー仕込み(海野洋平氏、海野奈美恵氏)のケンカ術でケンカも強いからい暴力を加えられることもないだろうし。
うん、日笠陽子さんの演技なんてマジモノのヤンキーにしか思えなかったし(汗)
うん、人間関係くらいでしか、凪くん、憂鬱になる要因が見当たらないな(優等生やしな)
図書室行って勉強をはじめますが、そこには前回告白した瀬川ひろが。
しかし、毎朝一時間早く登校して勉強している、というのはルーティーン化していますなぁ。
あなたは学生時代どうでした? 私は朝が苦手だったので、図書館を使って勉強したのはもっぱら放課後でしたが。
と言うか、中学までは図書館使う、なんこともありませんでしたが、私(中学までは野球ばっかしてた)
朝は出来るだけ早く登校して、机に突っ伏して授業始まるまで寝ていました(マジです)
凪くんの場合、妹に幸がいるし、一人で勉強できる環境が無かったので、集中出来る環境と言うのは重宝したのでしょうねえ。
引用 吉川美希 カッコウの許嫁製作委員会/講談社
今回は幸が出ない回でしたので、なんかABEMAのコメント欄も寂しがっているかのようなコメントを出していた人がいましたね、という訳で第一話から画像を引っ張る私(オイ)
ちなみに凪くん、予期できない状況に弱い、と自覚していますが、想定していない状況に強い、アドリブがしっかり出来る、なんて考えている人はそう多くはないのではないかなぁと個人的には思っているのですがどうなんでしょうね?
あ、あと私も突発的なアクシデントには弱いですort
会話を捻りだそうとして
『血液型は何ですか?』
『誕生日は?』
『好きな教科は?』
という感じで瀬川ひろに会話を試みますが、オイ、と突っ込みたくなる視聴者も多かったのでは(笑)
いやでもね、そもそも凪くんの環境を考えるとしょうがないんですよコレ。
リアルで考えて欲しいんですが、あなたなら、クラスの女子と打ち解けるためにどういう会話をします?
大体は、相手が興味を持っている事柄を探るところから始まるのでしょうが、凪くんの場合、クラスで話題になるテレビをそもそも見ていませんし、漫画なども読んでいる描写がありません。
ひたすら勉強一筋なので、友人関係も意図して作っていない、と名言しているので、話題がそもそもないんですよね。
結果、血液型に誕生日、好きな教科という、話題が広がらない事柄しか聞けないんよなぁ。
何でそんなことがわかるかって? 正直不動産見るためにTV購入するまで、ここ10年、自宅でテレビ見てなかった私にはわかるのです(オイ、でも実話)
ABEMAのコメントには、凪くん勉強出来るけどバカだ、という内容のコメントがありましたが、男は恋するとバカになりますが、恋してなくても基本バカですし、話題がそもそもないのでこうなってしまったのはしょうがないのです(オイ)
あと御朱印長の話になると、何故かそばっしーを用いた謎の御朱印長が出てきます。
引用 吉川美希 カッコウの許嫁製作委員会/講談社
『御朱印の常識を打ち破ったポップで斬新なデザインでしょう』
隙あらばどこかに登場するそばっしー、恐るべし(違う)
いや、マジでそばっしーのソレ、御朱印なんですか、という突っ込みは野暮なんでしょうけど、突っ込みたいよなぁ(汗)
あ、あと瀬川ひろ演じる東山奈央が負けず嫌いなのは前回の放送で判明していますが、御朱印の数をいくつ集めているかでも張り合います(笑)
この時、凪くんが42個の御朱印を集めていましたが、瀬川さんは187個集めていたことから余裕というか、実に優越感たっぷりに、
『ひゃくはちじゅうななぁ』
と勝ち誇っております(笑)
引用 吉川美希 カッコウの許嫁製作委員会/講談社
いや、東山奈央さん、もうめっちゃ勝ち誇ったかのようなこの声の出し方もスゴイんですが、そもそもこういう声にしようと、どういう思考で判断したのか聞いてみたい。
スゲェ合致している気がするんですよね、この『ひゃくはちじゅうななぁ』
で、瀬川さんとの距離を順調に縮めている凪くんでしたが、まぁ吉河先生からするとそのまま二人だけで物語を進行させるはずもなく、メインヒロインの天野エリカを転校という名目で凪くんの通う高校にぶち込んできます(笑)
作中でのトリックスターは天野 宗一郎(あまの そういちろう)なんですが、最大のトリックスターってこの構成考えている吉河先生なんだろうけど、どういうふうに考えてこういう構成にしてんのかなぁ(興味津々)
しかし天野エリカさんや、緊張すると人見知りモードを発動させるのは、この破天荒な娘さんにしては似合わないと思うんですが、まぁそれでもわからんでもないんですよ。
でも『よ、よろすくぅ』となまるのは何故(笑)
それにしても、凪君の想像(妄想)で、ひろとエリカが打ち解けた後、許嫁がいるのに告白したことやエリカと同棲していることを責められていますが―そうだよなぁ、リアルであればこういう修羅場になるよなぁ(遠い目)
でも凪くん、こういう修羅場には巻き込まれないんだよねえ。違う修羅場には巻き込まれるけど(オイ)
それにしても瀬川ひろさんや、貴女キャラ盛り過ぎだと思うんですけどどうでしょう?
学年で一、二を争う頭脳に極度の負けず嫌い、ミーハー好きで―いや、まだアニメに出ていないけど、色々と伏線貼ってまだキャラ属性を増やそうとしているし(汗)
法事が多く、作中でも凪くんに『また法事?』と思われていますしね。
さて、次回は個人的な見所として、凪君が想像上で瀬川さんをブルドーザーで押すというか転がすところに、エリカのキューピッドコスプレ、そしてキューピッドがあっさり己の使命を放り投げるくだり(笑)
キュッーピッド『凪くんて陰キャに見えて じつは秘めた才能があるんです』から始まる、勉強が出来る、料理上手、ケンカが強いの三つがことごとく、売り込んだ相手である瀬川ひろに
【勉強ができる→私の方ができるよね】
【料理上手→私はフランス料理作れるよ】
【何といってもケンカ強い→私も空手三段だよー】
と全て撃破され、二人は合わないと思うと諦めるアレですね(汗)
いやまぁ、こんな感じで全部抗弁されたら確かにリアルでなら間違いなく、合わない、って言われてもしょうがないんだけど、この辺の演技をどうされるのか期待しています。