本日は『可愛いだけじゃない式守さん』において、唯一変形(?)するキャラクター 八満結(はちみつゆい)について焦点をあてて考察していきます。
引用 真木蛍五/講談社
まず、『可愛いだけじゃない式守さん』をご覧になっていなければ、変形ってなんのこと、と首を傾げてしまうでしょう。
逆に、読んでいる方であれば『溶ける』こと? というかもしれません。
いや、作中で溶けてるんですよね、顔とか、身体とか。
こんな具合に。
引用 真木蛍五/講談社
この、『デロォ…』と効果音がついて液状化しているのが八満さんです(汗)
いや、一応種族的に、八満さんがスライムであるというデータはありませんよ? 『可愛いだけじゃない式守さん』の舞台は現代日本であり、ファンタジーの世界ではありませんから。
しかし、コメディではあるはずなんですが、こんなふうに液状化するキャラクターがいる現代ラブコメディ、結構斬新な気がします、いやマジで。アニメ化されても溶けるのかね、彼女(笑)
そんな八満さんでありますが、2年次から式守さん、和泉くんとはクラスメイトであるのが確定で、しかし、後述する理由から、多分一年生の時も同じクラスに所属していた可能性が高いと思われます。この辺りは猫崎さん、犬束君と一緒ですね(一年二組→二年四組)
で、その理由なんですが、名前が出ていないものの、それらしき人物が二年に進級する前の段階、つまり一年次の豆まき回で、それらしき人物が登場しているからなんです。
初登場は、猫崎さん同様、1巻第12話だと思われます。『思われる』と言うのは、これも猫崎さん同様。
猫崎さんらしき人物が、式守さんのことを『みっちょん』呼びしているからであり、その隣に八満さんによく似た人物が、一緒にいるんですね。犬束くんも、よく似た人物が豆まきをしており、二年生で同クラスに所属した回で、わざわざ犬束くんが登場したコマで『豆まき回』と書かれていますので、ほぼ確定かと。
ただ、彼等、彼女等の名前が、この段階では登場していない、というだけで。
ちなみに、名前が出てくるタイミングも猫崎さん、犬束くんと一緒。どこまで仲良しこよしなんだコイツ等は(笑)
名前が初めて出たのは、2巻第18話が初出に。
猫崎さん、犬束くんは友人から『猫』『犬』と呼ばれることもあり、犬束君は鯨(いさな)さんから『秀ちゃん』(シユウちゃん)呼びされてもいるのですが、八満さんは『八満』『ハチミツ』とあだ名で呼ばれることがありません。
まぁ、キャラ的にあだ名は似合わないかなぁ……
この『可愛いだけじゃない式守さん』は、女性陣でも可愛いだけではなく、カッコいいキャラクターが多く、男性陣も一見するとほんわか可愛い系やオタク系に見えつつ、決める所は決めてくれるキャラばかりなのですが、そういう意味でもこの八満結は異質なキャラなんですよね。
運動会の玉入れやリレーなど、決めてる所は決めています。いや、決めたというより、友人のために戦う不屈の闘志、みたいな印象でしたが。
引用 真木蛍五/講談社
彼女は基本的にインドア派の人間であり、式守さんや和泉くんのように他人のために動くシーンというのはあまり無いですし、猫崎さんのように涙もろく、情に厚いという印象もなく、まだ紹介していませんが、犬束のように内に闘志を秘めつつ、いざとなると和泉くんを不幸から庇ったり、色々とテスト関連で口うるさいものの友達想いだったりするのですが―彼女は、友人以外にはどういうスタンスなのかが今一つ見えてこないキャラクターです。
やはりインドア派だから、内に入れた友人以外とは、あまり接触が無い可能性が高いです。
7巻の第72話で、猫崎さんが、この内輪以外の面子に、狼谷さんを誘って女子オンリーの、猫崎、式守、八密、狼谷の四人のクリスマスパーティーをやったんですが、その際にも、八密のことを『ちょーっと人見知りなんだよね』と言っているコマがあり、人付き合いは苦手なのもあるかもしれません。
その割には、狼谷さんがクリスマスのプレゼント交換の品を何にするか悩んでいると、八満さんから狼谷さんに声をかけています。
このクリスマスのプレゼント交換では、式守さんはブタの貯金箱を購入し、猫崎さんはお菓子の盛り合わせ(チョコが中心らしい)、狼谷さんは絵本、八満さんは口紅でした。
一人だけしっかり女子らしい品を選んでくる辺り、侮れぬませぬ、八満氏(笑)
そして作中で最も表情の変化に乏しいキャラクターであり、表情筋が死んでいる、とも言われています(マジです)
引用 真木蛍五/講談社
どうです、真相を究明するために衣装まで着込んでいるのにこの表情(笑) まさに表情筋が死んでいる(爆)
インドア派だけあって体力は無い訳ですが、体力をあまり使わないスポーツであればそれほどひどくはないのか、ボウリングのスコアは98。100目前ですので、女子としてはそんな悪くないスコアかと。玉入れも大活躍していましたしね。なお、オマケのイラストからカナヅチであることがわかっています。
身長は148センチと小柄で、猫崎さん、式守さんの二人と共に満員電車に乗った回があったのですが、おしくらまんじゅう状態になり、式守さんと猫崎さんにサンドイッチされたような状態になったのですが、前述した通り、彼女は二人と比べて頭一つくらい背が低いんですよね。
引用 真木蛍五/講談社
結果、スタイルが良い二人の胸に顔がサンドイッチされて、表情筋に乏しいはずの八満さんの表情が青筋たてているという貴重なシーンがあります。
胸、あんまりないのかもしれません、八満さんは(ボソッ)
それから、変化すると最初の方で書きましたが、太りやすいのか、正月明けの8巻の第78話では、かなり肥えております(爆) もっとも、その話の中ですぐに痩せてしまっていますが(爆) さすが液状化して溶ける女(オイ)
キャラクターの紹介欄では『マイペースに見えるが、周りのことはよく見ている』とある通り、四人が騒いでいて一人ちょいと距離をとって見ている、ということもしばしば。
料理の腕は不明。多分ですが、初期の式守さんよりはマシなのではないかと。
正月の凧作りではきっちりとした凧を仕上げてもいますので、手先の器用さは悪くはないと思われます。
学業は意外にも不得手らしく、赤点スレスレ(三巻のオマケ漫画より)。周りをよく見ているということは、観察力が高い、なら学力も高いんじゃね、と思っていたのでこれは意外。
猫崎さんについては、予想通りですけど(ヒデェ)
絵は苦手で、選択授業は音楽を選択しており、歌はかなり上手い模様。ただ、普通に上手という訳ではなく、演技派とでも言えばいいのか……クリスマスパーティーの回では、ビブラートまで利かせて一人二役で演技までつけてノリノリ。おかげさまで式守さんはずっと笑いっぱなしです。
それと、八満さん、味覚がおかしい疑惑があります。
修学旅行の際に、ロシアンルーレットの要領で、フレーバービーンズを五人で食べたのですが、ハズレの味は、ヘドロ味。
五つの内、二つがハズレで、そのうち一つのハズレをひいた式守さんの反応がこちら。
引用 真木蛍五/講談社
式守さんが全然ダメだったのに、同じくハズレをひいた八満さん、平然としてらっしゃるのが……
普通に食えるとかってあり得ねぇ、だって式守さんあの反応だったんですよ?! どういう味覚をしていらっしゃるの八満さん?!
引用 真木蛍五/講談社
ここまで情報をまとめてきた八満結さんですが、この謎めいた液体状に変化することもある、運動が不得意なインドア派で人見知りなのに一度懐に入れてしまえばかなり面白い事がわかる彼女を演じる声優さんは誰がふさわしいのか、考察をしていきましょう。
村瀬歩さん、どうでしょう? 中世的な感じの声で、ちょっとテンション抑えて喋って貰えれば、八満のイメージに合うと思うんですよ。男性ですが、女性役もこなす村瀬さんなら普通に合うと思うんですよね、八満みたく無表情なキャラでもこなせるはず。
いや、八満さんはちゃんと笑う時にはしっかり笑える娘さんなんで、しっかり女性の声でも喋れる人でないと。
引用 真木蛍五/講談社
追伸
4月2日にアニメの放送日が決定したのに伴い、八満結の声優も決定いたしました。
日高里菜さんになります。
今、ウィキで調べてみたら色々と担当されている、ベテランの声優さんなんですけど、ゴメン、私知らなかった(汗)
知っている作品がブラックブレットの藍原延珠くらいしかいない……あとはストライク・ザ・ブラッドの暁凪沙。
まぁ、順当に女性の声優さんになったので、村瀬さんを予想したのはあまりに穿ち過ぎた予想だっったかな。