ぼっち・ざ・ろっくのアニメ第六話、キターン(いつまでキターンは続くのか)
今回は、前回の飛べない魚の終盤で課せられた、ライブチケット5枚のノルマ。
『父、母、妹、犬、父、母、妹、犬、父、母、妹、犬』という、呪詛めいた繰り言を呟いていた前回から、どういうふうにアレンジして展開していくのかと思っていたんですが、まさかギタ男の改竄というか歪曲というか(笑)
大胆な解釈が行われたあらすじから始まるとは思わなかった(汗)
コレ、原作漫画ですと1巻の85P辺りのエピソードなんですよね。
4コマ漫画である故に、アニメ制作班の解釈の余地が大きいことがとても良い方向に働いた結果、原作既読者も【あのエピソードはどんなアレンジが施されて放送される?】と楽しめているのではないでしょうか。
そして、犬のジミヘンはさすがに無理だろうと言う母の言葉に、妹のふたりちゃんも五歳だから無理、という父のもっともな指摘で、父、母、父、母と呟き続けるぼっちちゃんの、あのやたら目に悪そうな青と緑のドギツイアニメーションは何を意味しているんでしょうね(苦笑)
引用 はまじあき aniplex/芳文社
これも一種のサイケデリック?(オイ)
ここで妹のふたりちゃんが禁句を口にしてしまいます。
『お姉ちゃん誰もお友達いないもんね♪』
五歳児故に無邪気なこの発言を、姉は壊れた笑顔で告げます。
ひとり『お、お、お姉ちゃん話さないだけで学校にたぁ~くさんいるんだよ』
ふたり『え~ウソだぁ』
ひとり『冗談でもそんなこと言っちゃダメだよ、人の痛みがわかる子になりなさい』
ふたり『……ご、ごめんなさい』
引用 はまじあき aniplex/芳文社
いや、青山さんの無機的な声がぼっちちゃんの表情と合わさる事でこんなにも狂気を演出してしまうとは(滝汗)
並みのメンタルの娘さんならコレ、トラウマもんやぞ……
ぼっちちゃん、ビラを作ってどうにか残り3枚のチケットを売りさばこうとするものの、そもそもコミュ症のぼっちちゃんにビラ配りが出来るか問われると……無理だよねぇ(汗)
あと、ビラの絵がなんかこちらも狂気迸る絵柄で、ABEMAのコメント欄は【こわい】という単語が乱舞(笑)
引用 はまじあき aniplex/芳文社
視聴者がシンプルに恐怖を感じているであろうことが伺えました(汗)
私が描く絵と良い勝負だと思います(マジです)
なお、喜多ちゃんはその陽キャ属性を活用して友達がきてくれる、山田リョウは『なんか売れた』、虹夏ちゃんもぼっちちゃんの様子を探る発言から考えるに、ノルマ分は売れたのでしょう。
まぁ山田リョウの『なんか売れた』が謎なんですがね(汗)
リョウの友達は虹夏しかいないし、両親は彼女を溺愛しているが故にリョウは反発し(両親を嫌っている訳ではない)ロックをやり始めた経緯から考えると、両親にチケットを売ったとも思えんし……ぼっちちゃん同様、路上で演奏して販売したのかね?
見栄張らなければ良かったと悔やむぼっちちゃんの前に、ぼっち・ざ・ろっくの作中でおそらくは一番ヤバいあの人がとうとうこの第六話で登場しました。
SICK HACK(シクハック)のボーカル廣井きくり……なんですけど、水を求めるだけでなく酔い止め、しじみの味噌汁に天日干しのふかふかベッドに加えておかゆと、初っ端からカッ飛ばすなきくりさん(笑)
そして介抱されたばかりなのに【おにころ】なるお酒で迎え酒をするきくりさん、いくつ持ってんのや(汗)
さらには銅像に話しかけるなど、もう酔っ払い行動全開(笑)
引用 はまじあき aniplex/芳文社
これはぼっちちゃんじゃなくても関りを持ちたくないと思ってもしょうがない、と言うか私も正直この状態のきくりさんとは関わりたくない(汗)
それにしてもぼっちちゃん、きくりさんと関係を持ちたくないが故にギターを売り払うとか大嘘をスラスラ言っていますが、ぼっちちゃんの虚言癖は動画投稿サイトに開設されているギターヒーロー名義のアカウントで実証済み。
動画をいくつもアップしていますが、そこで虚言を色々と書き込んでいますからね(汗)
例の如く顔面崩壊芸を披露するぼっちちゃんですが、ただそこは酔っ払っていてもミュージシャン。
引用 はまじあき aniplex/芳文社
きくりさん、音楽に関しては真っ当でギターを売り払うというウソをつくぼっちちゃんに対し『待って! 一日で諦めるのは、もったいないよ。売るのはいつでも出来るからさ、もう少し続けてみたらそのギターにふさわしい人になれるかもよ』
と言い、さらには手取り足取りレッスンしようか、とも発言していますから、きくりさんって酔っ払いでダメ人間なんだけど面倒見は良いんですよね(笑)
でも命より大事だというベースを居酒屋に置きっぱなしにしているとか、とにかく締まらないんだよなぁきくりさん(笑)
それにしてもきくりさん、ダブル太陽を決めるとか、幸せスパイラルとか結構なパワーワードを放ってくれています。
引用 はまじあき aniplex/芳文社
でも、ぼっちちゃんのお酒に溺れた時の回想が個人的にはキツイですね(汗)
いやコレね……私事で申し訳ないんですが、私の親戚の状況がそのままコレなんですよ(汗)
アル中なのか手が震えているのが通常で、高校中退してから引きこもってますのでもう二十年以上社会に出ていないし……親戚だからアイツの面倒見てくれとか言われたら私はどうすればいいのかとマジでリアルに引き戻された回想でしたね(冷汗)
アイツの人生だから好きにしていいが自分の面倒は自分で見てくれ、私は私自身と親の面倒を見るだけで手一杯になるのが目に見えているんだから(涙)
さてぼっちちゃんに話を戻しましょう。
かくかくしかじかまるまるうまうま、と手短に説明するぼっちちゃん。
するとライブチケットを販売するために、ぼっちちゃんと路上ライブを行うことを提案するきくりさん。
ただコミュ症で引っ込み思案なぼっちちゃんに路上ライブというのは中々にハードルが高い……!
引用 はまじあき aniplex/芳文社
でも、楽曲を知らない状態で曲を合わせるってスゴイことじゃねと個人的には思うのですがどうなんでしょう?
楽器なんて大学時代に教員免許の単位取得するためにピアノ弾いたことくらいしかないんですが、人と合わせるだけでも難易度高いのに、曲をロクに知らない状態で即興で合わせるとかって、私にはとても信じられぬ……
ここでぼっちちゃん、きくりさんに続いてターニングポイントとなる人との出会いがあります。
結束バンドのファン1号2号さん
あそこで1号2号さんが、ぼっちちゃんに声援を送っていなければまた違った展開になっていたのかなぁとも思いますが、人との出会いで成長していく……うん王道だ。
ちなみに、この時ぼっちちゃんが弾いていたインスト曲は「あのバンド -路上ライブ instrumental-」というタイトルで、草野華余子さんが楽曲の提供をしている模様。
この曲については、また後日記事を書きます。
うん、インストの楽曲なんですが歌詞はまだわからずともネタはあるんで。
ファン1号2号さんがライブチケットを買ってくれたことで、残るチケットは1枚。
このチケットをきくりさんが購入してくれて、メデタシメデタシ……とはならず、帰りの電車賃が無いからお金貸してとぼっちちゃんにお願いするきくりさん(汗)
最後も締まらないけどきくりさんはこういう人だから(笑)
ベース担当の人間は金銭感覚に問題があるんですかね(お前だよ山田リョウ)
オマケにぼっちちゃんがチケット全部買ってくれたと連絡しても、結束バンドの面々が誰一人それを信用していないというオチがついて第六話は終了。
第七話のライブが今から楽しみです♪