後藤家の記事は、ヒエラルキー順で書く、とジミヘンの記事で宣言した通り、今回の記事は後藤家内ヒエラルキーナンバー2、5歳児の後藤ふたりちゃん。
……5歳児が家庭内でナンバー2って歪んでいる(汗)
一応、補足しておきますが後藤家は後藤ひとりこと、ぼっちちゃんに、その妹のふたり、父である後藤直樹に母である後藤美智代にペットの飼い犬であるジミヘンという、4人家族+1匹という家族構成です。
…………なのに、5歳児がナンバー2(汗)
さて、こうやって書いていくとぼっちちゃんの妹である後藤ふたりちゃんが、どんな娘さんなのかと戦々恐々とされている方も出てくるかもしれませんが……
ごくごく普通に明るい、そして無邪気な娘さんです。
最初に出てくるのは、一巻の42Pなんですが……水風呂につかることで風邪をひき、ライブハウスでのバイトデビューを休みたがっていたぼっちちゃんが、バイト行った後に風邪をひいてしまった後の、ふたりちゃんとの会話ですね。
『おねーちゃん、学校三日も休めてラッキーだね!』
これに、全然よくない、と答えるぼっちちゃん。
『学校行くのは嫌だけど、私みたいな人間は一日行かなかっただけで……クラスの皆から存在を忘れられてしまうんだよ……』
い、いや、それなら水風呂なんてつからなければいいじゃんぼっちちゃん(汗)
これに対する妹のふたりちゃんは、笑いながらこう返しています。
『おねーちゃんってくそめんどくさいねっ!』
引用 はまじあき/芳文社
いや、そうなんだけど、そうなんだけど、もっと言葉を選ぼうと言いたいところだけど5歳児だし、う~ん……(悩む)
こんな感じで明るく、無邪気なふたりちゃんですが、怖いものしらず、という訳ではありません。
後藤家の飼い犬、ジミヘンの記事でも書いたのですが……
結束バンドのライブチケットを売るために、一人5枚売ってくることをノルマにされたぼっちちゃん。
しかし、後藤家はぼっちちゃんを除くと『父! 母! 妹! 犬!』の三人と一匹しかおりません。
妹と犬はライブハウスに連れて行けませんので、チケットが三枚も余ってしまいます。
そんな状況下で、ぼっちちゃんの母親の後藤美智代さんが、自身の友達を呼ぼうか、と助け舟を出すシーンがあるんですが、無邪気なふたりちゃんは朗らかに『おねえちゃんだれもともだちいないもんねー』と禁句を紡いでしまいます。
その時の結果が、こちら。
引用 はまじあき/芳文社
素直に謝っている所を見る限り、触れてはならない話題であったことを、五歳時なりに理解したのか、あるいは身の毛もよだつような恐怖によって謝罪をしたのか……でもこれ、五歳児ならトラウマになってもおかしくないよ、ぼっちちゃん(汗)
この時のふたりちゃんの表情は見えませんが、『ごめんなさい……』と三点リーダーをつけて謝罪していることから考えて、恐怖心を感じていたのではないかと私は考えます(オイ)
なお、コミュニケーション能力は、ぼっちちゃんよりも格上です!
5歳児なのに、と思うかもしれませんが、コミュ症のぼっちちゃんの妹なのに、対人能力に優れており、後藤家に遊びにやってきた虹夏ちゃん、喜多ちゃんのハートをガッチリとキャッチ。
この時、ぼっちちゃんは自身のコミュニケーション能力が、ふたりちゃん以下どころか、犬のジミヘン以下だと悟ってしまうのでした(涙)
2巻のオマケ漫画では、ふたりちゃんがお父さんと一緒にライブハウスSTARRYに行く、というものが存在するのですが、ここで後藤家のヒエラルキーなるものが発表されます。
後藤ふたりちゃんのヒエラルキーで、お父さんが調査、となっていますが……うん、お父さんのヒエラルキーが犬のジミヘン以下ってのが泣ける(泣)
ちなみに虹夏ちゃん、喜多ちゃんとの仲はこの時も良好で、ぼっちちゃんはこの時、『ふたりって私以外の人とは あんな楽しそうに話すんだ』と打ちのめされています(笑)
なお、ふたりちゃんが初対面であった山田リヨウとは、ベースを『じみなやつ』と言って彼女をブチ切れさせてしまい、ベースの音を奏でさせたヘッドホンをつけ、洗脳を開始します(笑)
さらには虹夏の姉で、虹夏以外の面々からは少々恐れられている、怖がられている伊地知星歌に対しても、ツインテールにするという暴挙を敢行し、しかし受け入れられております。
また、ふたりちゃんは廣井きくりとも会っているのですが、彼女はいつもお酒臭いので、『お姉ちゃん、こんな人と友達なの?』ときくりさんはこんな人扱いされています(汗)
さらには伊地知星歌に対し、ふたりちゃんが結ってくれたツインテールをバカにしたことで簀巻にされてしまうのですが、これを見たふたりちゃんは【これがロック】と、ロックに対して変な認識をしてしまいます(違うから、違うから!)
なお、ライブの際にはお父さんとふたりちゃんが姉であるぼっちちゃんの雄姿を……いや、全然雄々しくないな、だって完熟マンゴーだもん(汗)
喜多ちゃんが頑張って完熟マンゴーから出させようとしているのが、なんか泣けます(泣)
引用 はまじあき/芳文社
ちなみに音感と言うか、音楽に対する感性はふたりちゃん、かなりあるようで、毎日ぼっちちゃんが弾いているギターを聞いているために耳が肥えているのでしょうか。
この時、ふたりちゃんは、お家で弾いている時の方が上手い、というニュアンスの言葉を―いえ、率直に言いましょう。
『下手』と言われております(涙)
まぁ、まだバンド演奏の経験が浅いせいで、プランクトン後藤状態だから勘弁してあげて(涙)
しかし、廣井きくりには判別がつかない表情なのに、お父さんとふたりちゃんが見ると、一人で演奏している時より楽しそう、と感じ取っています。
まぁ、この表情では、確かに楽しそうには中々見えないんですが、その表情を見たい方はぼっち・ざ・ろっくの2巻を購入して下さい(布教、布教♪)
ふたりちゃんに関するエピソードは他にもいくつかあるんですよね、ライブに緊張のあまり行きたがらないぼっちちゃんを連れて、ライブ会場まで出向いた、とか。
ぼっちちゃんがトイレに籠城してしまい、早くトイレから出て欲しい、とせっつく場面とか。
ある意味、姉よりしっかりした妹(汗)
星歌と虹夏はもちつもたれつ、という感じなんですけど、あれとは全然違う姉妹関係ですね(汗)
そんな後藤ふたりちゃんの声優は、和多田美咲さん。
組長娘と世話係において、主役級の桜樹 八重花(さくらぎ やえか)を担当しています。
ちなみに桜樹 八重花は七歳ですので、やはり幼い娘さんの演技がしっくりくる声です。