昨日はヒロインを喰いかねない素養を持っていると個人的に感じている狼谷さんについての声優の予想をしましたが、この作品、まだ美人な方がいらっしゃるんですよね。
今日は鯨里歌(いさなりか)さんについての考察と、担当声優の予想をしていきたいと思います。
引用 真木蛍五/講談社
初対面の印象は、結構矛盾したモノになっています。
キレーなおねえさん、というのが式守さん、猫崎さん、八満の印象。
……話が逸れますけど、私、この作品内の大概のキャラはさん付けかくん付けなんですけど、八満だけ呼び捨てなんだよね……でも八満、リレー直後なら八満さんだけど、液状化したりマッスル化したり、丸々と肥え太っていたりと、人間の成長具合ではないから、和泉属じゃないけど、もう八満という個体として扱ってしまっているんですよね……恐るべし、八満……
話がそれ過ぎました、話題を鯨さんに戻しましょう。
引用 真木蛍五/講談社
そう、鯨さんの印象が、キレーなおねえさん、というのが式守さん、猫崎さん、八満の印象なんですが、
引用 真木蛍五/講談社
『でもなんだか……危険な(小悪魔な)香りがする!』と、三人共一致した見解をだしています。
ただ一人、和泉くんのみが、凧上げの凧を拾ってくれたこともあり、なんて優しい人なんだ、と思っていますが(笑)
そして鯨さん、犬束くんのアルバイト先の先輩なのですが、こんな美人な人から『秀(シユウ)ちゃん』と呼ばれているにもかかわらず、犬束くん、『ただのバイト先の先パイ』と言っているのです、ケシカラン、実に実にケシカラン!(怒)
引用 真木蛍五/講談社
多分、和泉くん以外の全員の心境だと思うのですが、『下の名前で呼ばれてるのに?!』完全に男女の仲を疑っている模様(笑)
多分、危険な(小悪魔な)香りがする、と三人が感じたのは間違いではなく、その証拠に鯨さん、面白がっているのか、あるいは純粋に皆に来てもらいたかったのか、バイト先のコーヒーの無料クーポン券を人数分進呈しています。
そのような振る舞いをされたら、当然、そのアルバイト先であるコーヒー店に行ってみようとしますよね。
しかし、それを受けての反応及び、それを見た私の感想は、
犬束くんのリアクション→想定内
犬束くんのリアクションを受けての猫崎さんの反応→想定内
犬束くんのリアクションを受けての八満の反応→想定内
犬束くんのリアクションを受けての式守さんの反応→うんうん、式守さんならそうだよね
犬束くんのリアクションを受けての和泉くんの反応→え、ちょ、い、和泉くん?
……ある意味、和泉くんの反応が一番意外だったよ、私は。
で、結局コーヒー店に押しかけるのですが―やっぱりこの作品に出てくる女性、カッコいい人ばかりじゃない? 昨日考察した狼谷さん(かみやさん)もそうだけど、彼女に負けず劣らず、アルバイトスタイルの鯨さん(いさなさん)も良きかな良きかな♪
引用 真木蛍五/講談社
個人的には私服の小悪魔スタイルより、アルバイト先での出で立ち、立ち居振る舞いが好みですなぁ~♪
しかし、コーヒー店に赴いてからの鯨さん(いさなさん)の表情、視線などを見ていると、真木蛍五先生が、色々とキャラの心情を考えながらコマ割りしているのが見て取れます。
犬束くんが将来の夢のためにお金を貯めていることを打ち明ける直前の鯨さんの表情。
打ち明けてからの、皆の反応を受けて、指が微かに動くコマ。
続いて皆を観察しているかのような、鯨さんの沈黙。
引用 真木蛍五/講談社
そして安定の和泉くんの人間力。伊達に降り注ぐ不幸に負けずに生きてきていませんな。
素直に、カッコいい、応援する、という和泉くんの反応を受けて、鯨さんだけならず、式守さんも猫崎さんも八満も、皆が好意的な面持ちなんですよね。
やっぱりこの作品、類は友を呼んでいると実感させられる情景です。
色々と思惑があって、犬束くんの事情を打ち明けたと思われる鯨さんですが、そんな彼女の事情より、猫崎さんは鯨さんと犬束くんがお付き合いしていないのか興味津々。
しかし、式守さんたちが感じていた『危険な(小悪魔な)香りがする』という第一印象は間違っておらず、犬束くんとは『ないない』と笑っていなし、
『……私はむしろ 君の方がタイプかも』
引用 真木蛍五/講談社
なんと、和泉くんに魔の手を伸ばしてしまうじゃありませんかぁぁ、イヤァァァァァッ!
しかしそこは式守さん、恥ずかしがりつつも、きっちり意思表明。
でもやっぱり鯨さん、危険な(小悪魔な)方らしく、式守さん『で』遊ぶために、からかい目的でコナかけたことをあっさり表明……
うーん、一見すると犬束くん、チャラそうに見えますが、バイトして学費をためているとか、サボるのは嫌いとか、やることしっかりやっている男の子ですので、もし鯨さんとお付き合いするとなっても、どういう形になるのか正直想像出来ないなぁ。
ただ、鯨さん、からかい目的だけで和泉くんにコナかけたとは思えないんですよねー。
後日、犬束くんの将来の夢を聞いたついでに、鯨さんの事情も明かされるのですが、犬束くん曰く、
引用 真木蛍五/講談社
『大学の学費全部自分で払って
成績トップで
毎日深夜までコーヒーの研究している努力お化け』
うへぇ……大学の学費自分で全部払うだけでもキツイのに―いや、成績トップなら返済義務の無い奨学金とか貰えるのか? いや、それがあったとしてもクソキツイのは変わりないし……
そしてそんな鯨さんを見ているからでしょうか、犬束くん、対抗心を燃やしているんですが、猫崎さんと八満のこの残念そうな表情……犬束×鯨の線は無いのか、と諦めたかのような面持ちですね(笑)
しかし犬束くん、和泉くんが、鯨さんが、自分がお店をひらいた時遊びに来てよ、と言われたことに衝撃を受けています。
この辺は、犬束くん、『はじめて会ったお前に話したのか』と驚いており、8巻のオマケ漫画で描かれております。
このオマケ漫画を読みますと、鯨さんの凄さもよくわかりますが、そんな鯨さんに、初見でお店を開いた時にきてほしいと言われた和泉くんも、犬束くんが言っていた通り、結構スゴイことがわかります。
ただ、初見で和泉くんにそんなことを言えたのは、間違いなく犬束くんとの関係があってのものだと私は思うんですよね。
鯨さんが登場する回、結構『……』という感じで沈黙していたり、吹き出し無しで、意味深に見つめているだけ、というコマもわりとあるんですよね。
あくまでこれは個人的な考えであり、この漫画を読んだ上での推測でしかないのですが、真木蛍五先生は、この鯨さんというキャラクターは、相手を慎重に見極めようとする=読者に近い立場で描いているように思えるんですよね。
もちろん、凡人は彼女のようにとんでもない努力は出来ませんし、その努力に裏打ちされた力もありません。
でも、大半の人は、この人はどういう人なのか、と多少の警戒感は持っているのではないでしょうか。
その警戒感が、鯨さんの『……』と表現されたり、あるいは意味深に見つめている、というコマが多くなっているのではないかと思います。
さて、そんな良い意味でも悪い意味でも、人を良く見ている鯨さんにふさわしい声優さんは誰なんでしょうか。
努力お化けであるにもかかわらず、茶目っ気たっぷりに小悪魔ムーブもする方―真面目さとユーモアが組み合わさった演技が声で出来る方、ということになります。
演技派、と呼ばれる声優さんはたくさんいらっしゃいますが、個人的には種田梨沙さんが良いのではないか、と考えております。
理由としては、『ストライク・ザ・ブラッド』の姫柊雪菜のような真面目系のキャラから、『異能バトルは日常系のなかで』の高梨彩弓のようなクール系(怒りの沸点が低く、手が出るのが早いけど)も演じているので、うまく織り交ぜて好演できるのではないかと期待しているからです。
鯨さんのボイスが誰になるのか、2022年の4月が楽しみ~♪