うーむ、今日、カッコウの許嫁第四羽を見ましたが……
声優さん、さすがに早口でも活舌良く喋るなぁ、というのと、主人公の海野凪くんの株が第四羽冒頭部で結構上がったのではないかと個人的には思いましたね。
瀬川ひろへのテストの成績での宣戦布告の結果、見事に勝利した凪くん。
引用 吉川美希 カッコウの許嫁製作委員会/講談社
いやぁ、恋のなせる業なのか、日頃の努力の賜物なのか、有言実行して勝利した、という点でまず凪くんにポイント一。
続いて、瀬川ひろに『どうしてそこまで一位をとりたいの?』と問われた際に、ド直球で聞くのです。
『瀬川さんに告白するためだ。前に言ってたよね、自分より頭がいい人が好きって。だから俺は1位をとった』
瀬川さんが好きです 俺と付き合ってくれますか?』
この第四羽までの中で上位三つに入るくらいには男前だぞ凪くん!
引用 吉川美希 カッコウの許嫁製作委員会/講談社
ヤモリを前にして絶叫し、悲鳴をあげている男の子と同一人物と葉とても思えぬ(笑)
これに対する瀬川ひろの答えが実にふるっていましてね……
『うん、私、自分より頭がいい人が好き。確かに海野君は私を抜いて一位を取ったもんね』
実に甘い空気が漂い―漂わなかった代わりに、なんか違う空気が流れるんですよね。
『でもそれ、今回だけだよね?! たった一勝しただけじゃん! 通算1勝10敗1不戦勝! まだまだ私の方が上だから!
なので今回の告白は受理されませんでした』
…………ほぎゃぁぁぁぁぁぁ?!(爆笑)
いやぁ、吉河先生、この瀬川さん、曲がりなりにも主人公である凪くんが恋していた女性ですよね? こんなエキセントリックな枠をサブヒロインに与えていんですかい? ただでさえメインヒロインの天野エリカのぶっ飛びっぷりが中々のモノなのに(汗)
ABEMA TVのコメント欄では『負けヒロイン』とか呼ばれているんですが―いやぁ、こんな面白い対応されたら、コント枠ヒロインになってしまうので、メインには据えられないよなぁ(笑)
『なので今回の告白は受理されませんでした』だからなぁ、天野エリカのぶっ飛び具合いが吹き飛ぶほどのエキセントリックさだと個人的には思っています。
が、このコントじみたやり取りを絡めて、主人公である凪くんの株をあげてきます。
引用 吉川美希 カッコウの許嫁製作委員会/講談社
『そうか。あと10回勝てばいいのか。ならば次のテストも俺が勝つ! その次もその次も俺が勝って10回俺が勝利したら付き合ってくれますか?!』
凪くん、メンタル激強だわ(ある意味恐ろしい)
それともこれはアレか? 作者の吉河先生的に理想の男性像の良いところをピックアップし、逆にヤモリのような情けない所とブレンドしながらキャラ造形したのでしょうかね? 目指すはちょっとダサい不撓不屈の漢?
で、主人公の株を上げてからの、ブログの冒頭で書いた声優さんの賞賛になります。
それは絶対に無い、という瀬川ひろに対し、凪くんは当然のことながら「いいや、俺だ」と返すことで子どもじみた口喧嘩とも呼べないコントが始まります。
『ないないないない、有り得ない! だって私授業中に習うことは全部その時頭に入れてるし! 帰ったらその日のうちに復習してさらにその次の日の分の予習もしてくるくらいだし!』
引用 吉川美希 カッコウの許嫁製作委員会/講談社
あー、成績上位者ってそういう感じなのかなぁ(感心)
こちとら国立のごく普通の大学を一浪して入学したくらいなので、復習予習の大切さはよくわかっているつもりですが、授業中に習うことは全部その時頭に入れてるし、という言葉には首を傾げてしまう。
入ります?(汗) 社会科のような暗記科目ならどうにかなるかもしれんけど、文法をもとに文を構成する英語や、公式の応用が求められる数学は、授業中に習うことを頭に入れる、というよりも復習が肝要だと思うけど、その辺りが一位と凡人の違いなんですかね?
と、過去の学生の頃の勉強のことを思い出していましたが、二人のコントは始まったばかり(笑)
『それは俺もやっている! それどころかとっく1年次の総復習を終えて今は3年の内容を先取りしている程だ!』
『だから何?! 私勉強だけじゃなく家の手伝いもしているし 毎日7時間寝てるもん』
『それ俺もだ! 何なら一食あたり三合の飯を食べている!』
いや、もうこの辺りになってくると口喧嘩のレベルに(笑)
最後には鞄の取り合いになるし(汗ふ)
カッコウの許嫁のアニメ第四話の、個人的なハイライトをあげろと言われれば、ここのシーンをあげますね(笑)
まぁ、でも凪君も冷静になればわかると思うんですが、凪君との対戦成績を瀬川ひろが『通算1勝10敗1不戦勝』と正確に記憶していることは、バキバキに意識していることの裏返しなんですよね。
そりゃそうだろうなぁ、自分のすぐ下の順位にずっと同じ人物が張り付いているとなれば、それは意識するだろうなぁ。
私も覚えがありますからね。
私、社会科の科目だけは得意で、これでも学年でいつも2位だったんですよ。
だから、いつも1位の奴をバキバキに意識して競争して、でも何度やっても2位しかとれなかったもんですから、二年生の最初のテストだったかな?
国語も英語も数学も化学もほったらかしにして、世界史だけ勉強して、ソイツから1位を強奪した時があったんですよね(汗)
で、強奪した時に、ソイツから、どんな勉強したんだと迫られましたし、私のことを相当意識していたことはその時の会話でわかりました(もちろん私もめちゃくちゃ対抗意識を剥き出しにしていましたが)
ちなみにソイツは常に数学のテストは捨てている事が後に判明し、毎回毎回数学はソイツ、赤点でした(マジです)
確か一位強奪した時のソイツの数学の点数は100点満点中の3点(実際に答案見て確認しました)
そう、ソイツは数学分の労力を常に世界史に回していた変人で、負けず嫌いを発動させた私が四教科分の労力を回したから勝利しただけ、という話です(バカだろ私達)
ちなみに世界史1位数学3点のソイツ、単なるバカではなく、世界史学年で一位、と書きましたが、全国模試の世界史でも1位取ってきた経験がある、本当に恐ろしいバカです……奴は今頃でどこで何をしているのか。
そういう過去が私にはあったので、この瀬川ひろと海野凪のやり取りは、共感できたんですよね。
バカなことやってでも勝ちたい。
国語に数学に英語に化学を捨ててでも勝ちたい。
総合成績下げてでも世界史で勝ちたい、なんてバカでしょう私(笑)
いや、このカッコウの許嫁の第四話は、このやり取りの後の瀬川比呂の許嫁発言とか、海野幸と天野エリカの接近とかあるはずなんですけど、そういう理由があって、もうこのやり取りしか頭に残らなかったんだよね、第四話のイメージが(汗)
なので、感想はここまでに。
感想書いていたら、学生時代のことを思い出してしました、本当にあの世界史バカ、どこで何をやってんだろ?