いやいや……そうですよね、原作読んでいたら、月見英子がAZALEA(アザリエ)の曲を歌うことで、後述する孔明の計略でイイネを獲得するんだから、EIKOバージョンのアンダーワールドもないとおかしいよなぁ、話的に。
なのに十一話見るまで、EIKOバージョンのUNDERWORLDが出てくることを考えていなかった私、この一週間何をやっていた(汗)
とまぁ、その辺りは追々まとめていきましょう、パリピ孔明アニメ第十一話 草船借箭の感想になりますm(_ _)m
今回のパリピ孔明の故事成語は―
呉下の阿蒙に非ず
士別れて三日すれば、即ち更に刮目して相待すべし
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
以上、二つ。
今回はバシッと本編の方に感想を書く力を割きたいので、可能な限り簡潔にいきたいところ。
呂蒙、という武勇に秀でた武将が呉にはいたのですが、彼は武勇一辺倒であり、字が読めないほど無学な人でした。
そこで、主の孫権が勉学がいかに重要なものであるかを教えるのですが、呂蒙、最初は忙しさを理由にこれを断ります。
が、主君である孫権は、自分も忙しいが勉強している、という内容のことを言い、呂蒙に勉学がどれだけ彼にとって重要であるかを再度説くのです。
……この辺り、私も耳が痛い(汗) 忙しさにかまけて色々と怠ける、というのは往々にしてありますから(汗)
結果、勉強を始めた呂蒙は、なんと儒学者をもしのぐほどの知識を身につけたのです。
で、その噂でも聞いたのか、同僚である魯粛という人物が、色々なことを呂蒙に質問してみると、すらすら答えが返ってくるではありませんか。
魯粛は以前の、まるで学が無かった頃の呂蒙とは別人だと思い、呉下の阿蒙に非ず、と言うのです。
日本語に意訳すると、呉にいた頃の呂蒙君とは違う、みたいな感じでしょうか。
そんな魯粛の言葉に、呂蒙は、士別れて三日すれば、即ち更に刮目して相待すべし、と告げるのです。
日々努力している者は、三日も会わなければ見違えるほど成長している、という意味ですね。
中々耳に痛い故事成語でしたが……あまり短くまとめられてねえ(爆)
でもいいや、本編の感想行きます(オイ)
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
最初はあまり音が無い構成で、月見英子と久遠七海の起床からアパートを出るところまでが描かれていますが、決戦前、という空気が醸し出されていて、アニメオリジナルの場面なんですが、私は好きです。
それにしても、唐澤プロデューサー、目的の為であればいくらでも泥を被る悪役ムーブですなぁ。
お金の力でイイネを集めることに抵抗がある七海。
抽選で100名に100万ですからね、札束でビンタするような暴力や(汗)
そんな七海に、唐澤さんは語ります。
『10万イイネ企画もサマーソニアも、所詮は顔を売るための手段にしか過ぎない』
『イイネは金で買えばいい。目的はサマーソニアに出ること。お前たちが売れること。違うか?』
これに、七海は『不満はありません』『お金を貰っているプロですから』という返答。
この返答に唐澤プロデューサー、『お前たちは音楽を裏切らない。たとえ俺のことを死ぬほど憎んでいてもな』と返すのです。
いやー、わかりにくい(笑)
AZALEA(アザリエ)の三人からすれば、貴方の想いはとてもわかりにくいよ、唐澤寿彦さん。
そんな唐澤寿彦ですが、AZALEA(アザリエ)の三人を評価しているのがわかるのが、演奏しない楽器をチューニングする三人を見て、スタッフの一人が『チューニングしてどうすんですかね? どうせ演奏しないのに』と語り掛けてきたのに対し、唐澤寿彦さんは杖でスタッフの膝を殴打。
『プレイヤーにはプレイヤーの誇りがある。敬意を忘れるな』
唐澤プロデューサー、ではなく、唐澤寿彦という個人の想いなんでしょうねえ。
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
でも唐澤さん、『さぁ、時間だ。金に集まる虫ども』『せいぜいイイネを稼がせてくれよ』とかは完全にヒールのお顔になっておりますよ(汗)
そして孔明、アンタ、渋谷の109の頂上に上っているけど、どうやってそんなとこに出たの!(汗)
ABEMAのコメント欄でも、『そこ上れたんだ』『どうやって上ったW』とか書かれていましたね(汗)
でも良い演出だから細かい文句は言わない(オイ)
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
そして渋谷109前でトレーラー使って陣取った月見英子は、AZALEA(アザリエ)の曲であるUNDERWORLDを歌い始めます。
そう、孔明の計略は三国志『演義』で有名なお話である、草船借箭の計。
本編で、どういう経緯でこの計略がなされたかは説明されていますが、イイネをAZALEA(アザリエ)に化けることで頂こうという計略は、確かに現代版の草船借箭の計と言えなくもない。
でもこれで7万もイイネを集めるのですが、孔明の草船借箭の計はここまで。
何故なら、本物が到着してしまったから。
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
いやぁ、UNDERWORLDこういう出だしだったのね。バラードっぽい出だしからメタルっぽい感じのドラミングで。
しかし、山村響さんの『見ないで、見ないで、見ないで、見ないで、見ないで! これは、私じゃない!』という台詞とUNDERWORLDの歌詞である『謎は謎の方がミステリアスだけど退屈で腐っちゃう』の部分の『腐っちゃう』とめっちゃ七海の状況とシンクロしてて、実に悲痛。
KABE太人のラップでも、何気にダメージがあるかのような描写もありますしね。
KABE太人と言えば、彼、急性胃腸炎を患っていた頃とは見違えるようんだ(ホロリ)
それからKABE太人のラップ、アニメオリジナルの部分がありましたね。後で付け加えておこう。
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
あれだけ罵声を浴びせられながらしっかりラップを最後までやりきったことが、彼の精神的な成長の跡が伺えます。
他に気になったシーンとしては、月見英子のファン1号(実に有能な男)、『拡散止めー』という叫んだ男ですね、こんな声だったのね。
それにしても、AZALEA(アザリエ)、ガールズ・バンドという名目でしたけど、確かにこれじゃあ、全然、チューニングの意味がないなぁ……ギターをお飾りとしても使わないし、これじゃエア・バンドですらない(悲)
ギターもドラムも全然使わない、これではガールズ・バンドではないよなぁ(悲)
あと、孔明は離間の計を用いようとする描写が、アニメでも漫画原作でもあるんですが、離間の計の巻物から手を離した描写、そして『ここでAZALEA(アザリエ)側を分断し、流れをこちらに引き戻すことは可能。しかし……』という台詞から、離間の計は用いなかったと思われるのですが、どういう感じでAZALEA(アザリエ)を分断させる腹積もりだったのかちと興味が出るところ。
あぁ、興味という部分では、VOCAL COLLECTION MEGAMORIに収録される曲は、あと何が出るのかという点も気になりました。
ちなみに、VOCAL COLLECTION MEGAMORIに収録される楽曲は、第十話の時点までは、こんな感じになっていました。。
- Be Crazy For Me
- I’m still alive today acoustic ver.
- Shooting Star
- Make it real
- 六本木うどん屋(仮)
- Find the way
- I’m still alive today
- Coming Soon…!!
- Coming Soon…!!
- Coming Soon…!!
- I’m still alive today EIKO&七海ver.
- I’m still alive today 七海 ver.
- 13. Coming Soon…!!
こういう状況だったのですが、第十一話で、七海が歌うAZALEA(アザリエ)のUNDERWORLDと、月見英子が歌唱するUNDERWORLDが出たので、残りは二曲。
強いて言うなら、六本木うどん屋(仮)の扱いがよくわからないんですよね。
あのデモテープっぽい音源の方を、六本木うどん屋(仮)として扱って、正式なタイトルであるDREAMERは、それとは別に入ってくる可能性もあるんですよね。
そうなると、残り一曲……うーん、AZALEA(アザリエ)にもう一曲歌わせるのか。
漫画原作では『ChocoPate』演るよー、という七海の声と共に生演奏をしているシーンがあるので、AZALEA(アザリエ)の曲がもう一曲あってもおかしくないんだが、さてどんな曲が収録されるのか。
パリピ孔明の最終話と共に、期待してお待ちしていますm(_ _)m