可愛いだけじゃない式守さん アニメ第十話 勝ちたい気持ち 視聴後の感想 ネタバレあり

可愛いだけじゃない式守さん

リレーには良い思い出がありません。

可愛いだけじゃない式守さんという作品を私が好ましく思うのは、和泉くんと式守さんのキャッキャッウフフなラブラブぶりを見るだけではなく、懐かしき青春、麗しい友情などがあげられるのではないかと個人的には考えています。

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

しかし、現実というものはアニメのように美しくはなく、リレーで負けた、と事実が残った時、わかりやすく生贄を求める人達も出てきます。

人身御供と言う名の敗因探しですね。

つまり、お前が遅かったからリレー負けた、という糾弾ですね。

こちとら足はそんなに速くない、と何度も訴えていたのに、無理矢理出場させた挙句に『お前が遅かったせいでリレー負けた』としつこくグチグチ言う、という現実も存在するんですよね……

まぁ、私がリレーに無理矢理参加させられたのは、一言で言うならいじめの一環だったんでしょうねえ。

教師も見て見ぬふりだったのに、ある問題が起こってから、教師の態度が掌を返したかのように私に接してきたのはよく覚えていますから。

多分、私と同じ、とまではいかなくても、可愛いだけじゃない式守さん、のような友人と共に学園生活を送りたい、送れていたらなぁと思う方々は。この作品を見ているのではないか、と思ってしまうんですよね。

逆に『こんなの現実じゃ有り得ねえよ』とか『和泉みたいな奴はいじめの対象だろ、過保護過ぎ』とか思う人は見ないんじゃないかな、と。

という訳で、今回は非常に複雑な気分で昔を思い出しながら見ていた、可愛いだけじゃない式守さんの第十話『勝ちたい気持ち』でしたね。

さて、アニメ本編の方に話を戻しましょう。

体育祭でリレーを決める、のに、クジ。

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

もうこれは和泉くんが当たるの確定でしょ、というか和泉くんも察していたという(汗)

そして、『リレーは嫌だ』と呪詛のように繰り返す八満(笑)

なんだかんだといつもの面子、式守、和泉、犬束、八満、猫崎の五人でリレーをすることになるんですが、『お前らとリレーって楽しそうじゃん』という犬束くんと、『じゃああたしもやるー』と挙手する猫崎さん。

本当、仲良いなぁ(微笑ましい)

でも『私は足を引っ張るぞ』と宣言する八満さんに誰も文句を言わないのが素晴らしいね。

ついでにいうと、そんな内情を包み隠さず全て晒す所が良いぞ八満さん(笑)

もう一つ言うなら日高里菜さんの常にローテンションの声が、原作の漫画ではリレーのくじを引いた証拠隠滅を図るまでにやりたくない気持ちをこれでもかというくらいに表して……いないな(オイ)

だって八満、常にこんな声だし(汗)

そして不安を吐露するインドアコンビに対し、式守さんが、私達ががついている、と言いたかったのでしょうが、犬束くんが『俺等がついてるからな!』と実に男らしく決めてしまったせいで、式守さんやや錯乱気味(汗)

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

やっぱり猫崎さんの指摘通り、カッコつけたかったんじゃん、みっちょん(笑)

それにしても、走るのが苦手なのに、友達が喜ぶのを見たい、とかって何て良い奴なんだ(号泣) あんなに無表情なのに(笑)

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

運動会当日では……和泉くんを騎馬戦に出すとかって、死人を出したいのかよ(汗)

アニメでは何がどうなって犬束くんがあんな白目の状態になったのか知りたかった(笑)

漫画では真っ黒になっていたんだけどな、結局謎のままか、残念。

そして今回の八満の見せ場その一、女子球入れ競争。

投げる球、全弾入れるとかいう離れ業をやってのける八満結。

しかし、回収が遅く、バテてしまったがために一位をGETできなかったようなんですが……

これ、他の女子が何人か回収役をやって、八満に球の投擲のみに専念して貰えれば勝っていたのでは、と思うんですがどうなんやろ?

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

まぁ八満、人見知りだからクラス内の女子相手でも、猫崎さんと式守さん以外ではまともに話せない可能性あるしなぁ。

メインのリレーの前には、和泉くんの靴ひもに祈祷を施す猫崎さんと犬束くんには笑った。

漫画原作でもお祈り―には見えないけど、何か呪いっぽいことしているコマはあるんだよね(笑)

あと緊張からか、吐きそうと言っている八満さん、口から何か出ている、誰だあのシーンでボクシングの試合終了時のゴングを鳴らした奴は、スゴイセンスだナイス(爆笑)

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

今回の運動会は基本的に八満メインの話だと個人的には思っているんですが、走っている最中にも顔が溶けだしています(汗)

そして転倒時の『は』の声も、日高さんGJ! 本当に切羽詰まった時って、あんな感じの声、出るよなぁ。

転倒時の『ぐはぁ』も実にわかりやすくダメージを表現されている。

今回メインは八満さんかなと思っていますが、猫崎さんを演じている松岡美里の声が特徴的なシーンが多いんだよなあ、運動会。

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

八満が和泉くんにバトン渡した際の『ハヂミジュゥゥゥゥ!』というシャウトが、今回の松岡さんの声では一番耳に残ったかなぁ(汗)

和泉くんの不幸ネタはいつものことなんですが、今回は頑張った!

靴が脱げても転倒せずに走り続けるとか、中々に根性あるな。

いや、実際靴無しでグラウンド走った経験、私にはあるんですけど、かなり痛いですよアレ(汗)

両方靴が脱げても、差を広げられずに走り続けるとかって、和泉くんは襲い来る不幸に耐えられるよう、足の裏まで耐久力が高くなっているのか、とか思いましたが(汗) 

式守さんが活躍するのは、いつも通りだから割愛しても良いでしょう(オイ)

犬束くんに対して邪念というか、暗黒闘気じみたものを送るのもいつものことですしね(オイ)

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

今回良いトコ持って行ったのは犬束くんでしょうなぁ。

リレーで走り始める前までの独白で犬束くん、全員の健闘を評価しているんですが、そういうとこに人の良さが滲み出ているんだよね、いぬー!

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

これで犬束くんに惚れてしまう女子が作中で一度も出てきていないの、本当に個人的には謎なんだけど、どうして?(汗)

しかし、人見知りで無表情のデフォルトな八満さんがあんな満開の笑顔を見せてくれるのでは非常にレアなんですけど、原作作中でもそんなにないのでは?

今回はドヤ顔も見せてくれてますし、レアな八満さんの表情が選び放題の回(オイ)

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

可愛くてカッコいい 私の自慢の友だちだ

いやぁ、本当、類は友を呼ぶを地で行っている関係で良きかな、良きかな。

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