可愛いだけじゃない式守さん アニメ第九話 無邪気さと不器用さ 視聴後の感想 ネタバレあり

可愛いだけじゃない式守さん

いや、以前から式守兄と犬束くんが似ているネタはいつ投下されるのだろうと思っていましたが、最終回直前での投下ですか。

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

いやぁ、頭髪の色とか比較すると容姿的にあまり似ていないじゃん、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、髪の色同じにすると、造形的には何となく共通点が出てきます。

アニメではなく、漫画だとそれがより顕著に出るかと。

引用 真木蛍五/講談社

六巻のオマケでも『やっぱ全然わかんねえ』と式守藤が式守さんに言っているシーンがありますが、犬束くんが『わかんねー』と言っているのと似ている、と式守さんが感じているコマがありますから、容姿よりも、性格と言うか態度が似ているんだろうなぁ。

漫画版ではこの式守さんの兄さん呼び事件、和泉くんがお母さんに前髪を深く切られたことで前髪が短くなるのですが、それを気にした和泉さんとお揃いにしようと、式守さんも前髪を短く切っていた時期だったんですよね。

なので、漫画版ではオマケの45.5話から式守さんも和泉くんも前髪が短いバージョンになっており、50話まで前髪が短くなっているんですよね。

今回の第九話は漫画原作の46、47、48話に、五巻の単行本オマケの話がブレンドされた構成。

しかし、猫崎さん演じる松岡美里さんはまだ若手なのに、元気一杯な猫崎享にしっかりフィットしています。

もう『いーぬーっ!』という声は松岡さんじゃないとしっくりこない。

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

あ、ちなみに『いぬ』だと八満結演じる日高里菜さんの声でないとしっくりこない(汗)

話をアニメ第九話の無邪気さと不器用さに戻しますが、最初は犬束&式守さんという、漫画ではそれほど珍しくないものの、アニメではまだコンビでの活動はそうない、珍しい組み合わせ。

犬束くんが言っているように、式守さんは和泉くんを取り合っているため(笑)犬束くんを大変ライバル視しております(笑)

犬束くんは和泉くんの不幸体質があっても、彼をその不幸から身を挺して守ってくれますし、猫崎さんや八満さんが勉強ヤバいとならないように勉強会もやりますし、基本的に面倒見が良いのです。

もっとも、マイペースと言うか、自分の欲望に忠実と言うか、自分がやりたいことをやる、口に出す、というタイプでもあるので、時々空気を読まないこともありますが(笑)

でも基本的に犬束くんは良い人です。

それを式守さんも理解してはいるのです。

『犬束くんって優しいよね。いつも和泉さんと一緒にいて助けてくれるし』

『よく肩組んでるし、お昼ご飯も毎日一緒だし』

『ノートだって頼むの犬束くんだし……私だって自分のノートよりキレイに取ってあげるのに』

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

もう対抗心、これでもかというくらいに剥き出しだね、みっちょん(汗)

でも犬束くんからすると、対抗心どころか、嫌われているんじゃないだろうか、とモヤモヤしてしまうのは仕方ないだろうなぁ……

リアルだったら、式守さんの態度は嫌われてると思ってもしょうがないレベルだと思うの、みっちょん(汗)

まぁ、リアルだったら男の人に、彼氏を取られてしまう、正確には構ってもらえないことへの嫉妬にかられる、というのは中々ないのではないか……どうなのかな、他の女性に対して嫉妬、というのは結構話には聞くんだけどね。

熱を出した和泉くんの見舞いに犬束くんと式守さんの二人で向かうのですが、ここで私が前々から愉しみにしていた―いえ、失礼、とても期待していた(ほとんど言い直せていないじゃねえか)犬束くん『兄さん』呼び事件が発生します。

ここで猫崎さんに頼まれて二人を尾行してきた八満さん登場。

と言うか、相変わらずこの娘さん、フリーダムだな、パンダの子ども用玩具に乗って登場とかって(笑) 

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

そりゃ犬束くんからも『何してんだお前』言われるわ(笑)

しかも探偵めいた格好までして、無意識の内に犬束くんを兄である式守藤と重ね、甘えているだけ、とバッサリ。

このエピソードの締めは、式守さんが犬束くんにあげたブドウ味の飴を、八満がねだった際に『やらねえ。かわいい甘えん坊のプレゼントだからなぁー』と煽るよう岡本信彦さんが言うのです。

八満さんは『ほほう、それはしかたないねえ』と実に無気力そうに呟く日高里菜さん。

これに式守さんの堪忍袋の緒……が切れるというより、堪忍袋そのものが破裂したかのような、地獄の底から響く声を大西沙織さんが披露してくれます。

『だぁれが、なぁんだってぇ?』

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

可愛いだけじゃない恐ろしい大西さん(ガクガクブルブル)

バレー部に所属している猫崎さんが部活オフの話しは、47話からあんですが、ほぼほぼ原作の通りの流れになっているのは、アニメの製作がコロナの影響で滞ったことも関係しているのでしょうか?

なので、式守さんの髪形が通常のものになっている事以外は、ほぼ原作通りの展開。

CDジャケットの件しかり、式守さんと狼谷さんの男前な発言『だって、狼谷さんに渡したくて取ったから』『されっぱなしは性に合わないんだ』しかり、すぐに挑発に乗ってバスケットしちゃうし(笑)

オリジナルというか、式守&狼谷でバスケットしているシーンそのものは漫画原作ではないから、これがオリジナルと言えばオリジナルか。

と言うか、中学の県大会出ている二人相手に勝つんだから、この娘さん二人共運動能力が半端無いんだよなぁ……

式守さんは中学時代空手で全国レベルだし(14巻で明かされるはず)、狼谷さんも全国出場経験のあるバレーボールの強豪校相手に、あわや、というところまで追い込んでいますからね。

ちなみに、バレーボールやり始めたのは狼谷さん高校からのようなんですが―この作品、運動神経良い人が多過ぎません?(汗)

あと、『猫崎は優しいな』からの流れは、第五巻の単行本のオマケの会話を繋げた構成になっていますね。

引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社

漫画原作では『狼谷を変えた人って、誰?』という問いに、『すまない、言えない』と答えたところはアニメも同じなんですが、漫画はその対象が明確にわかるようには描かれていなかったのですが、アニメでは、これまでのやりとりで式守さんのことだと暗示されているのがオリジナルの要素と言えるでしょうか。

猫崎さんも狼谷さんも幸せに、高校生活を過ごして貰いたいもんですなぁ。

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