えー、パリピ孔明もそうなんですが、数カ月もの間、購入した漫画の感想を書かなかったことをここにお詫び申しあげますm(_ _)m
可愛いだけじゃない式守さん14巻読後の感想です。
13巻の読後の感想の時は、まだ単行本の発売までグッと待って、それから一気に読む、というスタイルだったんですが……マガジンポケットや、マガポケが可愛いだけじゃない式守さんを使って用枠してくるのが悪いんや(責任転嫁)
今は、マガジンポケットで最新話も予習済みの状態なので、14巻は無論のこと、10月7日に発売予定の、可愛いだけじゃない式守さん15巻の内容も把握しております。
無論、オマケ漫画がどのようなものかはわかりませんので、大変楽しみにしておりますが!
さて、今日はまず14巻の感想についてですので、話を戻します。
隼瀬リサにめちゃくちゃ振り回されそうな式守さん、という感じで13巻は終わりましたが、14巻のスタートは、女神な狼谷さん。
引用 真木蛍五/講談社
なんで女神かと言うと、風紀委員となった式守さん、他の生徒に服装の規定を守ってもらうよう頑張ってはいるんですが、そんな簡単にいかないのは13巻で描かれた通り。
ところがどっこい、我等が狼谷さんが、式守さんの求めに応じて規定通りの制服の着こなしをしてみたところ、それがトレンドだと認識した周囲が、狼谷さんの真似をしだしたことで、皆が校則を守り始めたのです。
うわぁ、スゲェ……式守さんじゃないけど、本当に神だ(汗)
でも、リアルでそんな人ってどのくらいいるんですかね? あの人がそのように振舞っているのだから、そうすることがトレンドだ、という具合に認識されるような、カリスマと言うか、アイドルというか、そういうスゴイ人。
少なくとも、私の学生時代には、そういう人は見かけたことがなかったなぁ……
しかし、そんな中でも隼瀬リサさんは我が道を行く(笑)
『出ましたね……隼瀬さん!』とモンスター扱いしているし(笑)
引用 真木蛍五/講談社
ニットアレンジの提案をするものの、パーカーが好きな隼瀬さんは興味ナッシング(哀れ)
何がそんなに譲れないのか、と問う式守さん。それに対して隼瀬さんは、
『決められた服を着て 正しく座って 正しく学んで 大人に目をつけられないように言うことちゃんと聞いて イイコちゃんにふるまう―――ただそれだけのコトが なんで皆は当然みたいにできて アタシにはそんな簡単なコトができないんだろ?』
と心情を吐露しております。
引用 真木蛍五/講談社
コレはねぇ……中々難しいんですよねぇ。
大学時代に教育実習行ったことがありましたけど、椅子に座っていられない子、って本当にいるんですよ。
授業中に、やだーやだーと叫びながら走りだそうとする子でしてね。
ADHDだとは担任の先生から聞いていましたが、どんな風に授業すれば聞いてくれるかなと、めっちゃ悩みましたね。
それに近い感覚なのかなぁ……
閑話休題、話を式守さんに戻します。
この14巻、メインのお話は隼瀬さんなんですよね。
メインは隼瀬さんなんだけど、そんな彼女を通して過去の式守さんの話が展開される、というお話なんですが、式守さんと会ったのなら、和泉くんとも会わない訳がないよね隼瀬さん(笑)
それにしても、式守さんの眼光には全く怯まないのに、どうしてこんな人見知りなの隼瀬さんは?
人畜無害……いや、不幸が降り注いで周りにも被害が出たら無害ではないけど、不幸を除けば人畜無害な和泉くん相手でも、こんな感じになってしまうとは……
そうか、隼瀬さん……ぼっちちゃんのようにコミュ症なのか(違う!)
ぼっちちゃん、という存在が気になる方はこちらを。
10月8日からアニメも始まるので、中々面白いですよ、ぼっち・ざ・ろっく。
で、和泉くんと出会った隼瀬さん、打ち解けてくると、式守さんの話を聞きたいと言うではないですか。
アタシの知らない式守センパイの話を、と。
代わりに、中学の時の式守センパイの話を、と交渉を持ちかけてくる隼瀬さん。
しかし、ここで我等が和泉くん、我々凡人とが器が違うところを見せてくれます。
『あまり昔のコト話さないし ぼくも聞かないから もしかしたら知られるのが嫌なのかもしれないし……だからまだ知らなくていいや』
引用 真木蛍五/講談社
和泉、これは彼氏だ、紛う事無き彼氏の発言だ(漢)
しかし、隼瀬さんの様子を見ていると、式守さんと仲良くしたがっているように見えてしかたない和泉くん、式守さんに何も言わないのもよろしくないと、彼女に、中学の頃を話を聞きたいと、ど真ん中の剛速球を投げ込みます(笑)
すると、
式守さん『その……お恥ずかしながら……』
和泉くん『ウン』
式守さん『空手を……少々……』
和泉くん『あっ へぇ~~』
式守さん『全国大会に……少々……』
和泉くん『全国大会に少々?!』
うん、これは和泉くん、しょうがない(笑)
引用 真木蛍五/講談社
全国大会に少々、なんて言い方は普通想定出来ない(汗)
しかし、人に誇りこそすれ隠すような事柄ではないと思うのですが、和泉くんも『恥ずかしがらなくてもよかったのに スゴイじゃん』と言っております。
それに対する式守さんの返答は。
『可愛いって 思われたいんだもん……』
引用 真木蛍五/講談社
ハイ、真木蛍五先生!
この可愛いとしか形容できない式守さんを見ていると、タイトルに異議アリと発言したくなるんですがどうでしょうか!(オイ)
とにもかくにも、これで式守さんが中学時代に空手をしていたことが判明するんですが、当の本人は、写真が苦手だったのでほとんど残ってない、と発言。
これにカッコいいもの大好きな和泉くんは大変ショックを受けますが、心当たりがありました。
隼瀬さんに再度当たってみると、中学時代の、ショートカットの髪形で空手をしている式守さんの写真を見せられます。
引用 真木蛍五/講談社
ここで、どうやって隼瀬さんが式守さんと知り合ったのか、回想される前に、隼瀬さんがどういう感じで育ってきたのかが描き出されます。
隼瀬さんは自分大好き人間で、オシャレなことがとにかく大好き、自分を着飾りたい娘さんなんです。
ただ、協調性が皆無かと言われると、そういう訳でもありません。
オシャレ大好きな隼瀬さんは、小学生の頃から学校に化粧をしてきていました。
ルールを守る大切さを隼瀬さんに説く先生ですが、中々納得できない隼瀬さん。
それでも、当時の先生の『お洋服と一緒で好きなもの苦手なもの 皆違うからね』という発言が隼瀬さんの琴線に触れたのか、周りの皆が楽しい方がいいから、おけしょうはガマンする、と納得してくれました。
『皆が少しずつ譲ってルールを守れば――皆が楽しく好きに過ごせるの そのためにルールはあるのよ』
いやぁ、こんなこと丁寧に教えてくれる先生は中々いないね。
そして、ちゃんと理解してくれれば、協調してくれる娘さんなんですよ、隼瀬さんは。
が、世の中にはこういう有難い先生ばかりではありません。
中学に進むと、型に嵌められた隼瀬さんは名状し難い違和感に襲われ、集会中に倒れてしまいます。
『ねえ先生 ルール守ってるのに アタシ 全然幸せじゃない』
自分らしさを喪ってしまった、と憤りから傘を叩き壊してしまう隼瀬さんでしたが、そんな状況下で傘を差しだしてきたのは式守さんでした。
君は中学時からそんな男前で女たらしな娘さんだったのか、式守さん(オイ)
それにしても、私、この漫画読んでいるといつも思うんだけど、登場人物の精神年齢、皆、やけに高くない?(汗)
隼瀬さんの悩みを聞いて、
『キミの苦しさを忘れさせてくれるのは 結局キミの好きなことだけなんじゃない? そして……好きなことを守るためには 自分が頑張るしかないんだと私は思う ルールにも周りの人にも のみ込まれないように』
……こ、こんな回答、大人だって出来ねえよ! 少なくとも私には出来るとは思えない(涙)
これほど気の利いた発言は出来んよ……
14巻はここでお話が終わり、15巻では隼瀬さんが……
うん、どうせ数日後にはまた感想書くんだから、本編のお話はここまでに。
オマケ漫画は式守さんの過去話。
と言っても、中学時代ではなく、受験時のお話。
入学前から高校デビューに失敗した式守さんのお話です。