がみやぁ~~、と猫崎さんなら号泣しながら見てそうな、可愛いだけじゃない式守さんの第八話、文化祭Ⅱ。
アニメ見ている私も、狼谷さぁぁぁん、と実に、実に切なくなったよぉぉぉ!
漫画版よりも切ないぃぃぃぃぃ(号泣)
引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社
最初はシンデレラを彷彿とさせる作画と、聞いているだけでじんわりとくるメロディー、そして時計の針の音をバックに第八話がスタート。
ドレスを着て、シンデレラさながらガラスの靴を履いた狼谷さんが式場に入場すると、歩きながら目当ての人物である和泉くんを探し始めますが、そこは人気者の宿命、瞬く間に他の女性に取り囲まれてしまいます。
困ったなぁ、という感じで微笑む狼谷さん。
引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社
そんな中、意中の人物である和泉くんがやってくるんですが、他の女性に囲まれている狼谷さん遠くから彼を見ていることしか出来ません。
和泉くんも人気者なのか、男性諸君と歓談しており―それを見ることしか出来ない狼谷さん、自らのドレスをギュッとつかみます。
たまらず一歩、和泉くんに歩き出そうとした時、後ろから式守さんが和泉さんに、声をかけたかのようなシーンが出てきます(時計の音とBGM以外、台詞は一切無いので、声はナッシング)
式守さんと和泉くんはにこやかに話し始め―和泉くんは、王子様のようにその場に膝をつき、式守さんに向かって手を差し伸べてダンスへお誘い。
その手を取って踊りだす二人を、狼谷さんは一人寂しく見つめている……
時計の針が進み、時間がきてしまうと、シンデレラの魔法は解けてしまう、という暗示のように12時を示した時計を、独りぼっちになった狼谷さんが見上げ、式場の扉はしまってしまう……
と言うか、この切ないBGMのタイトルは何だ! 私はこのサントラが欲しいぞ! でも出来ればこれ一曲だけ購入したい(オイ)
そもそも式守さんはサントラの販売予定がどこにも無いぞ、どういうことだ!
何とかしてくれ式守さん製作委員会!
あ、でもDVDの特典とかにサントラをつけるのは止めて欲しい(汗)
DVDの三巻の特典に
「可愛いだけじゃない式守さん~ソング・コレクション」 MIX CD」
なるものが付属していますが、ソング・コレクションなんだからサントラじゃないだろうしなぁ、うむぅ……まぁ、特典につけるのは先述した通り好かないので、購入予定はありません。
ちなみに三巻のDVDは第五話、六話が収録で8月31日に販売予定とのこと。
ちょっとこの第八話の構成でモノ申したいことがあるとすれば、実に切ないこの最初のシーンの後に、いつもと同じなすお☆さんの『なんか僕よりもカレシみーたいっ!』と実に元気よくOP曲が始まってしまうこと。
うーん、いや、ちょっと待ってよ、と(汗)
せっかくあんなに切ないシーンを、台詞無しで作り上げておいて、それを正反対の明るいOP曲で切ない空気を壊してしまうのは、あれだけ良いシーンを作っておきながら何てもったいない(グギギギギギギッ)
第八話だけ特別な挿入歌とか、あるいは思い切ってOPは全部カットとか出来なかったのだろうかと思ってしまう。
尺とか予算の都合があったんだろうなぁ、残念無念っ(泣)
という感じで、たった一分間のシーンだけで三分の一くらいの字数を消費してしまいましたが、いや、そのくらいに熱量をもって語るべき良いシーンだと思うんだ、私は(涙)
だから式守さん製作委員会のみなさんは、是非是非これを機会にサントラの販売を、曲ごとにデジタル配信でもいいので、是非是非ご検討して頂ければ(媚びる媚びる)
さて、話を最初に戻しますが、このシンデレラをモチーフにしたかのようなシーンですが、どうも狼谷さんが見てきたという実写映画をもとにしたシーンの模様。
和泉くんと話しているシーンも、ちょくちょく時計が移り込むんですが、12時まであと何分、みたいにドンドン時計の針が進んでいくのが哀しい(哀)
『大事なことは、他人には言わずに心に秘めておくもの』
映画の中で、恋が叶わなかった少女の発言だそうですが―うわーん、狼谷さぁぁぁん(号泣)
カップルナンバーの交換をしにきた式守さんのお願いを、快諾する狼谷さんでしたが―どういう心境で、笑いながらカップルナンバーの紙を差し出したんだろう……
引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社
式守さんにカップルナンバーの紙を手渡す際、式守さんがそれを受け取る時、カップルナンバーの紙を名残惜しむかのように、一瞬、手放したくないとでも言いたげに指に力が入るんですよね……
こういう描写は、静止画である漫画では難しいから良い表現だと思いました。
そして、和泉くんとの会話の狼谷さんの反応で、狼谷さんの恋心を察してしまう式守さん。
いや、式守さん、心の機微が聡すぎる―いや、大好きな和泉くんを好いている人だから察することが出来たのか……
図書室の中で、図書委員の交代の時間まで、式守さんと猫崎さんも待っているんですが、時計の針が無情に進んでいく……誰か、お願いだから狼谷さんのためにちょっとだけでいいから時計の針を止めてあげて、と思ったのは私だけではないと思いたい(涙)
時間がきてクラスに戻った、『彼の静かな優しさが他の誰といるより心地いい』と述べた狼谷さんに待ち受けていたのは、人気者であるが故の注目。
いや、でも類は友を呼ぶで、和泉くんが好きになった異性が、式守さんであったのはせめてもの救いだったのかなぁ、と。
引用 真木蛍五 式守さん製作委員会/講談社
普通、こんな麗しい友情が発生するような案件じゃなくて、略奪愛とか、復讐とか発生しそうな案件ですからね……
と言うか、この和泉くんの周りにいる人達、犬束くんや式守さんを始めとした皆、精神年齢が、時々、高校生と思えない発言が行動が出る時がありますからね。
まぁ、時々幼稚園児かと突っ込みたくなる時もありますが(汗)
でも、誕生日プレゼントを文化祭後に贈られた式守さんも、狼谷さんのように、和泉くんの良い所を周囲がわかり始めた不安を吐露しています。
『和泉さんが遠くに行っちゃったらどうしようって……』
そうだよなぁ、不安だよなぁ……でもここで漢を見せてくれる和泉くん。
『今の僕が不安なら強くなるよ』
『僕が君を信じてるくらい、僕が君を安心させるくらい』
『君が隣で安心して笑っていられるように』
こんなこと言われたら式守さんじゃなくったって号泣しちゃうよなぁ(汗)
でも、世の中には嬉し泣きというものもあるから(汗々)
ただし、泣き顔を初めて見たとかそういう感想を言う所はやはり原点一です(オイ)
それにしても、和泉くんのことを絶対離さないとか、熱烈やなぁ(ニヤニヤ)
まぁこの二人は黙っていても幸せになるだろうから、狼谷さんに幸あれ、と思った第八回でしたm(_ _)m