『SPY×FAMILY』スパイファミリーのダミアン・デズモンドの声優は誰？

　今日は『SPY×FAMILY』スパイファミリーのダミアン・デズモンドの声優を誰が担当するのかについてまとめていきます。

　……と、その前に。

念のため、念のために確認させて頂きますが、ダミアン・デズモンドって誰？　というリアクションはされませんよね？

なんでこんな確認をしているのかと言うと、理由がありまして。

それは、主人公である『黄昏』ロイド・フォージャーはちゃんと彼のことを『ダミアン君』と呼んでいますが、ロイド家の中で彼と最も接点が多いアーニャ・フォージャーは『じなん』と呼んでいるからです。

引用　遠藤達哉/集英社

　いや、あのねアーニャちゃん？　ロイドとヨルを『ちち』『はは』とそのまま呼ぶのはともかく、『じなん』と呼ぶのはどうなのだろうか？

　しかも、子どもが浮かべる表情じゃないよね、ソレ？（汗）

　死神坊ちゃんと黒メイドに出てくるウォルターのように、極度の次男コンプレックスを持っていたらどうするんだ……

　次男コンプレックスとは何ぞや、と思う方は死神坊ちゃんと黒メイドを読んで頂ければ。

　何せ、『２』という数字を見るだけで気分が落ち込むほどだからな、ウォルター。

　閑話休題。

　アーニャに名前で呼ばれず、『じなん』と呼ばれても訂正しないダミアン君は、意外と度量が大きいのかもしれない、とこの考察記事を書いていて思いましたが―

　まぁ、まだ六歳ですからね、ダミアン・デズモンド君。

引用　遠藤達哉/集英社

　しかも父親は東国（オスタニア）の国家統一党総裁。

　日本で例えれば、自民党総裁兼総理大臣の息子って感じでしょうか。

　ただ、東国にはユーリ・ブライアの紹介の時にも書きましたが、当然のことながら防諜機関もスパイも存在しますので、日本ではなくロシアや中国で例えた方が、よりリアルかもしれませんが、そこに話を転がしてしまうとドンドン脱線してしまうので話を戻します。

　このダミアン君、初登場は二巻。イーデン校の入学式の際、『ダミアン・デズモンド』と名前を呼ばれて前へ出た時には心の中で、

『さまをつけろ、さまを』

　と思っているようなガキ大将タイプ。

　権力者の息子なだけあって、入学時点で取り巻きが二名もいますし、親の仕事や資産の多寡で相手のレベルを測ろうとする辺りは―子ども、というよりイケすかないガキなんですが―

『アーニャぜんぜん気にしてない』

　と、嘲笑を笑みを浮かべられると顔を真っ赤にする辺りは直情的。

『チョーシ乗んなよドブスが！　ブスブスブぅース！』

　と、二人の取り巻きに軽く呆れられるような発言もし、このお話の中ではアーニャがブチ切れてしまい、鉄拳をモロに受けてしまうのですが、盛大に吹っ飛んでいる辺りから、喧嘩は弱い可能性があります。

『兄貴にさえぶたれたことなかったのに……』と屈辱を感じたにもかかわらず、アーニャに真正面から見つめられ、号泣されて顔を真っ赤にしてしまい―

引用　遠藤達哉/集英社

　まぁ、惚れているのを認めたくない気持ち、わからなくもないよ、ダミアン様（笑）

　さらには、ドッジボールの試合では

『他の奴らがいくらやられようが知ったこっちゃないが

　オレだけは勝ち残って目立たなくては……』

と、まるでナメック星でフリーザと悟飯が戦っていた際に、ベジータが言ったセリフを彷彿させることを考えています。

　なお、アーニャはこれをテレパスで知り、

『…じなん　くそやろう』

　と思っています（笑）

　しかし、ダミアン君、単なるクソ野郎ではありません。このドッジボールの試合でダミアン君は漢を見せてもいます―が詳細は伏せさせてもらいます、あのシーンは中々に漢らしいので、詳しくはスパイ・ファミリーの第三巻で。

　他にもダミアン君は、中々に漢らしい発言をすることもあります。

　イーデン校では、優秀な成績をおさめたり、社会貢献を行った時、生徒に星（ステラ）を授与します。

　これを八つ集めると特待生になれるのですが、スパイであるロイド・フォージャーがダミアン君の親であるドノバン・デズモンドに接近する方策の一つに、ドノバン・デズモンドの所属する懇親会に出席する方法がありますが、これにはアーニャが特待生になる必要があります。

　で、色々な事情が重なって、アーニャがこの星を授与されたのですが、出る杭は打たれるという諺があるように、周りに陰口を叩かれてしまいます。

　その際の漢・ダミアン君の反応がこちら。

引用　遠藤達哉/集英社

流石ダミアン様、俺達に出来ないことを平然とやってのける、そこにシビレル憧れるゥッ！

アーニャの陰口を言っていた相手をタジタジにさせ、ダミアン君の取り巻きの二人にも、こういうトコ男らしいよなこの人、カッコいいっす、と内心で賞賛されています。

この次男、ダミアン・デズモンド。

単なるガキ大将ではなく、通すべき筋は通すガキ大将（ただし喧嘩は弱い可能性が高い）

あとは、マックスと言う犬を飼っているのですが、アーニャがダミアン君に、ロイドのためにダミアン君と仲良くなるべく、犬を飼っていることを話した際、犬の名前を聞いたのですが、あろうことかアーニャが『いぬ』とまんまな回答をした際には、

『貴様に犬を飼う資格はない』

　とかなり常識的な返答をしています（いぬはないよ、アーニャ）

これまでのアーニャとのやり取りでは、まぁアーニャに惹かれているのかいないのか、ダミアン君は自分自身でもそんな訳がない、と顔を赤くしながら頑なに否定していますが、アーニャがお揃いのキーホルダーをしていることを、友達と笑い合っているシーンを見て、ダミアン君、かなり見惚れているような感じで摸写されていますし、これからアーニャとの関係が、これまでのような悪友のような関係になるのか、甘酸っぱい展開もありえるのか中々に興味不快ところではあります。

また、父親からの愛情に飢えているシーンが所々に散りばめられており、父親を振りめかせるべくイーデン校の星をどうにかゲットしようと奮闘している様は、微笑ましいようにも見えるのですが、ダミアン君が表紙を飾る七巻のエピソードではそんなダミアン君にクローズアップされている話が二つあるので、是非！

　さて、そんなダミアン・デズモンドの個性やエピソードを踏まえた上で、誰が彼の声優を担当するのか予想したいと思います。

候補一　朴璐美

　朴さん女性じゃない、と言われそうですが―鋼の錬金術師のエドワード・エルリックを担当した声優である、と言われればどうでしょう？　高山みなみさんが江戸川コナンを演じたように、エドワードを演じた朴さんであれば、ダミアン君の

『チョーシ乗んなよドブスが！　ブスブスブぅース！』というノットエレガントな声も、

『他の奴らがいくらやられようが知ったこっちゃないが

　オレだけは勝ち残って目立たなくては……』という、実に情けないちょい悪台詞も、

『お前はウチの学校が手違いや不正で星くれるような三流校だと、そう思ってんのか？』

　という漢らしい台詞もまるっとお任せ出来ると思うのですがどうでしょう？

　候補二　神谷浩史

　え？　神谷さんと言えば進撃の巨人のリヴァイ、ワンピースのトラファルガー・ローの役でもお馴染み、クールな役でその実力を発揮されている声優さんでありますが―そんな彼を、コメディー作品であるスパイファミリーで起用して、大丈夫なのだろうか、という声もあるかもしれません。

　しかもその役が主人公であるロイド・フォージャーではなく、ダミアン・デズモンド。