先日はAZALEA(アザリエ)の久遠七海の情報をまとめ、その声優さんが誰になるかを予想しました。
あぁ、本当にプロの歌手さん起用して、歌唱シーンつか作ってくれないものですかね……予算的に厳しいと言うのはわかりますが、期待したいなぁ。
さて、本日はAZALEA(アザリエ)のプロデューサーである唐澤さんについての情報をまとめ、考察し、その声優を誰が担当するのか予想していきたいと思います。
唐澤さんは『パリピ孔明』の第三巻に収録されている第二十一話 たみくさのために が初登場です。
直前の第二十話で、久遠七海がAZALEA(アザリエ)のベースボーカルであることを告げ、その続きのお話しで彼は、久遠七海の回想によって登場します。
いやー、中々に傲岸と言うか、悪役っぽい登場の仕方です唐澤さん。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
大手音楽事務所KEY TIMEプロデューサー 唐澤
『やめてしまえ! そんな売れないバンド!』
『俺の曲を歌えば……2年以内にドームツアーをやらせてやる!』
この辺りなんて、悪のカリスマっぽいムードまで漂う発言ですよ、奥様(オイ)
当時のAZALEA(アザリエ)がどういう演奏をするバンドなのかは、もちろん私は曲を聞いている訳でもありませんし、作中でどういう曲調の歌を歌っているかも明言されていませんので、イメージで書くしかないんですが……推測する材料はあります。
まず、AZALEA(アザリエ)のメンバーは三人。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
ギター、ベース兼ボーカル、ドラム。
ロック的な曲調の構成であるスリーピースバンドなのかな、とまずは思いましたね。
そして、久遠七海が路上で歌っていたのは、マリア・ディーゼルという架空の世界的な女性歌手の歌。
この歌を聞いた月見英子さんはまず、『うまいっ!』と思っているのですが、これに続けて『邦楽ロックっぽいって言うか……マリアと歌い方全然違うんだけど……』と内心で思っています。
そう、月見英子さんからすると、ロックっぽい歌い方だったけです。
そして、ロックバンドで見られる、スリーピースの編成から考察するには、唐澤さんがプロデュースする前までのAZALEA(アザリエ)は、ロックバンドだったのではないかと予測出来ます。
そして、AZALEA(アザリエ)の久遠七海さんは、月見英子さんに自身の正体を打ち明けた際には、このように語っております。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
『ジャジャーン アイドルバンドAZALEAのベースボーカル……久遠七海でーす……』
アイドルバンド。
このコマの飛行船に描かれた、AZALEA(アザリエ)の三人の出で立ちを見る限り、確かにコスプレと言っても良い装い。
人によっって見解が異なる意見なのは重々承知ですが、ゴリゴリのロックの曲を演奏していたのに、全然異なるアイドルのような音楽をやれ、と言われてもまぁ戸惑いますわなぁ……それともああいう出で立ちでも、演奏していたのはゴリゴリのロックだった? いやそれならAZALEA(アザリエ)の久遠七海さんはあんなに葛藤しないでしょうし、路上で歌ったりもしないでしょう。
全然今とはかけ離れている曲を演奏させようとしているからこそ、AZALEA(アザリエ)の久遠七海さんは苦悩していたんでしょうし、プロデューサーの唐澤さんも、このように言っているのでしょう。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
『俺も昔は勘違いしていた やりたいことをやって生きていけると しかし人を喜ばせてこそ対価が得られる そんな当たり前のことがわかってなかった』
続けて、唐澤さんはこうも言うのです。
『心配するな お前たちは俺が必ず売ってやる』
あのアイドルコスチュームを着る事を、AZALEA(アザリエ)のメンバーに求めた際にも、『売れたければ 着ろ!』
この辺りは諸葛亮(孔明)の対極的なキャラクターのように思えますね。
『イイネは金で買えばいい 目的はサマーソニアに出ること お前たちが売れること 違うか?』
いや、ここまで徹底して売る、ということに焦点を当てて行動しているのであれば……これが『パリピ孔明』という漫画ではなく、現実であれば、多分勝っていたのは唐澤さんであり、AZALEA(アザリエ)だったんじゃないかな、正直思ってしまいます。
だって、売るためなら何でもやるって覚悟がヒシヒシ伝わってきますもの、唐澤さん。
現に、唐澤さんはこう述べています。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
『お前たちは音楽を裏切らない たとえ俺の事を死ぬほど憎んでいてもな』
嫌われ役を買ってでもAZALEA(アザリエ)の三人を売りたい、と思ったんでしょうね、唐澤さんは。
その証拠に、AZALEA(アザリエ)の三人が、ライブで使わない楽器(口パクではないから、エアギター?)をチューニングするコマがありますが、それを嘲るスタッフがいた際、唐澤さんは
『プレイヤーにはプレイヤーの誇りがある 敬意を忘れるな』
と注意しているのです。
ところどころ、某天空の城に出てくる大佐のような顔付きで、中々下種な発言もしている人とは同一人物は思えない振舞い(笑)
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
こういうふうに言うから誤解される、と唐澤さんは自覚をもった方が良いぞ(笑) 『経緯を忘れるな』の時は、AZALEA(アザリエ)の三人は唐澤さんのことをキチンと見ていたんだから。
しかし、ムスカ大佐……あ、言っちゃった(笑) まあいいや、ムスカ大佐のように、唐澤さんは無能という訳ではありません。
月見英子さんのDREAMERのイントロが流れた瞬間、唐澤さんは危機感を露にし、即座に新曲を流せと指示を部下に出しています。そうしないと、マズイことになるのが彼にはわかっていたからでしょう。
ですが、徹底して売れることに唐澤さんがこだわるのには理由があります。
イイネ企画が終わった後、諸葛亮(孔明)と唐澤さんが一対一で話し合う機会がありましたが、ここで諸葛亮(孔明)は唐澤さんにこう告げています。
『あなたは若い頃 大手に与する事もなく仲間と共に音楽をやっていた……しかしある日 メンバーの一人に裏切られ……』
とここで唐澤さんは、諸葛亮(孔明)を物理的に黙らせせています。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
『語られるべきは 勝者の物語だけで十分だ』
だからこそ唐澤さんはどんな手を使ってもAZALEA(アザリエ)の三人を売りたかったのでしょう、勝者にするために。
三人の才を、誰よりも唐澤さんが買っていたがために。
こういう現実的に物事を考えるキャラクター、というのは得てして漫画や小説の世界では敵役とか敗北側に回るのが何とも悲しいですが、こうした方が大衆受けするもんなぁ……悲しい(ピエン)
だから、AZALEA(アザリエ)の三人がもう一度唐澤さんに、プロデュースをお願いしたシーンは、よかったぁ、よかったぁ、と思いましたねマジで。
それに対する唐澤さんの返答もイカしている。
『言っておくが音楽はビジネス……その考えは変わらない それでもいいのか?』
はい、というAZALEA(アザリエ)の三人の返事を受けた唐澤さんは、
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
『そうか わかった お前たちは……俺が必ず売ってやる!』
ただただエモい、このやり取り。
ちなみに唐澤さん、八巻でも再登場しているので、今後も諸葛亮(孔明)との絡みがありそうです。
BBラウンジのオーナー小林さんが、『孔明と司馬懿が対峙しているみたい』と形容した唐澤さんの声優さんは、誰がふさわしいのか。
まず、ある意味硬骨漢なんですよね、唐澤さん。徹頭徹尾、AZALEA(アザリエ)の三人を売る事に注力し、そのためには手段もいとわない。
で、作中では諸葛亮(孔明)の対比性のあるキャラクターのようにも思えるので、置鮎龍太郎さんの落ち着きのある、温かみのある声とは別べクトルの力をもった声をお持ちの方が良いですね。
遊佐浩二さんはどうですかね?
あの独特な影のある声と言うか、イケメンボイスなのに、何故か腹黒そうに聞こえてしまう声と言うか……いや、BLEACHの市丸ギンのイメージとか、絶対可憐チルドレンの兵部京介とか……
菌糸類(奈須きのこ)好きなので、私はカルナと叫びたいんですが……でもあの悪役としても適性がある遊佐さんの声は、唐澤さんの声にフィットすると思うんですよね。
さて、唐澤さんの声優は、誰になるのか……アニメ化を楽しみに待っています。
追伸
あ、あの唐澤さんのブログ記事、やたらアクセスきているんですけど(汗)
もちろん声優予想は通常運転通り、外れておりましたort
声優は真殿光昭さん。
Fate/stay nightで柳洞一成の声優を担当されている方、と言ってもどのくらいの方がパッと思い浮かぶか……
Fate繋がりのところまでは合っていたんだけどなぁ(オイ)
それから唐澤さんの下の名前が寿彦であることが判明しました。
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社