『パリピ孔明』祝アニメ化 アニメ化は4月のいつからで放送局はどこ?

パリピ孔明

最初に『パリピ孔明』というタイトルを見た時には、一体何の孔明なのだろう、と言うのが最初に感じた疑問でした。

だって、『パリピ孔明』ですよ? パリピの意味がわからなかった当時の私は、一体どういう孔明なの? と首を傾げてしまいました。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

それでも、『孔明』と言うからには三国志の諸葛亮、字は孔明、なんだろうな、という予想はつくんですが、そもそも『パリピ』の意味がわかりませんでしたから、どうやってもその場ではそれ以上の推測が出来なかったんですよね(ジェネレーションギャップ……)

一応、私のように『パリピ』の意味をわからない方のために、ここでまとめておきましょう。

多く人が集まる場所に行って皆で盛り上がることを好む人、といった意味の若者言葉。

クラブ、フェス、ハロウィンやクリスマスのイベントといったノリのよい集まりに参加したり、あるいは仲間内でパーティをよく開いたりする人を意味する語。(『実用日本語表現辞典』)

なるほど、『パリピ孔明』を読むと、なるほど。確かに『パリピ』な孔明だと納得。

何せ、同じ職場で働いているシンガーソングライター・月見英子が、注文されたカクテルの作成、会計等にあたふたしているくらいには忙しい状況下で、有り得ないくらいの速度で各種カクテルを並行して作成しており、さらには『あんた本当に初めて?』と問われた際には、『茶を点てるよりは簡単です』とまで言っているので……少なくともパーティーに必須と言えるカクテルの作成具合は、パーティーピーポー、パリピですな。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

さて、パリピ孔明。今売れてきている作品なので、まだ知らない、という方もいるので、ストーリーの触りをまずは紹介させて下さい。

西暦234年の中国、五丈原で諸葛亮は歴史通り、天寿を全うしますが、亡くなる直前に、彼はこう願います。

『願わくは 次の人生は命のやり取りなどない…… 平和な世界に生まれ変わりたいものだ……』

まぁそうですよね。ちなみに諸葛亮、孔明を知っている方は多いと思いますし、その知力が図抜けていることは知られていると思います。

ですが、どのくらいの激務を担っていたかは、知られていないのではないでしょうか。

三国志 蜀書 諸葛亮伝の記述にによれば『諸葛亮は早朝から深夜まで働いている、とあるんですよね。それも、本来であれば部下がこなすような仕事まで自ら行っている』と。

諸葛亮が属していた国は、蜀。三国志は、魏、呉、蜀の三つの国に分かれて争う、という内容になりますが、実情は魏の一強。

野球で例えるなら、育成選手まで有望な選手が揃っているソフトバンクホークス=魏、と考えて貰えれば。

大体、中華全土で10の力があるとすれば、魏が大体7の力、呉が2、蜀が1、という感じです。

そんな感じで国力が低い≒人材の層も薄い蜀では、優秀な諸葛亮があらゆる仕事を担っていた、とイメージして下さい、それこそ、内政から軍事まで。

結果、彼は54才という年齢で、五丈原で死去します。

で、そういう事情も重なって、天寿を開始数ページで迎えると、いきなりコレになるんですよね。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

まぁ、『パリピ孔明』というタイトルを知らせずにこの本読んでみて下さい、となったら度肝抜かれるかあと(汗)

だって、死んですぐこのゾンビとも怪物とも思える群れですよ(笑)

そりゃコーエーから三国志のゲームが発売されるたびに、『知力100』とされる天才軍師であっても、この状況を正確に把握出来るはずがありません。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

『ここが地獄なのですね』と推測するのは、無理もないことかと思います。

ここまでで何と開始7P!

多分パリピ孔明の担当さんからは、10P以内で読者を引き寄せろ、掴め、という構成が指示されていたのでは、と思いましたね。10P目辺りまでで、『ププっ』とついつい笑ってしまうコマがいくつか見受けられますから。

『ここが地獄なのですね』と引き込み、『地獄の獄卒』『これが地獄の刑……!』でたたみかけ、『地獄の歌姫』と言う名の、ヒロインの登場と言う、スムーズな構成で展開されています。

テンポがとても良い作品なので、スイスイ読めます。

なので、アニメ化になったとしても、すんなり物語に入れるかと。

そもそも物語の入口が諸葛亮なんですから、日本人の大半が知っている人物……このアドバンテージは非常に大きい。

原作者の四葉夕人先生、よく考えたなと思う配役です。

多分、ギャップを好まれるギャグマンガが好きな方、ディスコサウンドとかの音楽が好きな方は魅力的な要素が詰まった漫画だと思います。

孔明が出てくるからと言って、本格的な三国志の話を望んではいけません、ネタは随所に散りばめられていますから楽しめるかとは思いますが、本格的な歴史群像物語とかではありませんので……

ここまでは第一話の流れをざっと書きましたが、二話以降は孔明が登場する作品なのですから『泣いて馬謖を切る』とか『石兵八陣』のネタなどは出てきます。だから、三国志のネタが出てくるコメディだと思えば実に面白い作品です。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

一応、ウィキにもあらすじが掲載されていて、わかりやすく要約されていますので、引用させて頂きます。

五丈原の戦いで病死した諸葛亮孔明が若き日の姿でハロウィン真っ只中の現代日本・東京都渋谷に転移し、そこで出会った駆け出しのシンガーソングライター・月見英子の夢を叶える軍師として活躍する姿を描く物語(ウィキペディア引用)

ええ、孔明が客寄せパンダ、と言うと語弊がありますが、日本人なら大体の人が知っているであろう諸葛亮を入口にして、シンガーソングライター・月見英子やその周囲の人々の成長物語でもあります。

序盤の頃は、おそらく読者の方にストレスなく、テンポよく読んでもらうために、わかりやすくかつ引き込みやすいネタを駆使し、画力の高い絵で物語を読ませる、というスタイルですが、5巻の第34話から月見英子の母親が登場してから、物語を進行させつつヒロインの掘り下げが行われておりますので、孔明以外のキャラの魅力を売り出してきている状態でしょうか。

まぁ、その辺りの考察とかはこれから諸葛亮やヒロインであるシンガーソングライターの月見英子、BBラウンジのオーナーである小林、舞台に立った際の極度のストレスから胃潰瘍になってしまったKABE太人……ピックアップすべき人物が結構多いので、キャラの考察を行う回に、ということで。

この『パリピ孔明』、当初は講談社の漫画アプリ『コミックDAYS』で配信されており、2019年12月31日から2021年11月16日までこのアプリで『パリピ孔明』は掲載され、その後は講談社のヤングマガジンに移籍し、連載されています。

さて、こちらのパリピ孔明、キャストやおおまかな放送日についてはすでに決定しています。

放送日は2022年4月。4月のいつになるかはまだ不明ですが、1月から放送される新作のアニメが、大体1月10日から放送開始されることを考えると、3月末まで放送されると、週に一回の放送で、計12回の放送回数があります。

このことを考えると、4月4日からが最速なのかなと思います。

1月の新作アニメで視聴率が全く取れなくて、放送回数を一回カットされれば、繰りあがる可能性も無きにしもあらずですが、その場合は何かしらの特番とかで穴埋めをすることも、不可能ではありませんので、普通に考えれば4月4日以降だと思います。

さて、放送局はどこなのか、という疑問ですが、これを書いている2022年1月2日現在では、放送局は配信動画はどこなのか、という情報はまだありません。

まぁ、1月12日から放送予定の『殺し愛』とかのように、一月前まで放送局や配信動画はどこなのかがわからない、ということもあるので、これは気長に待つしかないでしょう……推測しようにも、私では推測する材料がありませんし。

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