カッコウの許嫁祝アニメ化

今日は吉河美希さん著の、カッコウの許嫁のアニメ化を祝いたいと思い、記事をアップしています。

引用 吉川美希/講談社

いや、前々からマガジンで連載されていて、注目していた作品ではあったんですけど、アニメ化が決定したのが4月6日、声優さんが石川界人氏に決まったのも4月6日。

半年以上前じゃん、私ort

声優に関しては、私、以前も書いていますが守備範囲がそれほど広くなく、漫画や小説程はあまり詳しくないのが実情ですので、すでに出ている海野凪役の声優を担当する石川界人氏の情報や、天野エリカ役の声優を担当する鬼頭明里さんの情報等については、他のサイトにお任せ致します。

 一応、個人的に勉強はしておきますが……今回は掲載しません、次回以降です。

とりあえず、カッコウの許嫁を詳しく知らず、当方のブログを巡っているうちにこのページに辿り着いた方もいるかもしれませんで、内容を手短に……いや、短くまとめようと思えば出来るかもしれませんが、それではこの作品の魅力をキッチリ伝えきれないと思いますので、いつもの文字数ぐらいで、具体的には3000字くらいでまとめてみましょう。

 吉川美希著 カッコウの許嫁は、2019年の週刊マガジンの43号に読み切り作品として掲載されたのが初登場。

 そう、最初は読み切り作品だったのです、カッコウの許嫁。

引用 吉川美希/講談社

 読み返してみると、しっかり連載を見据えた上での読み切り作品だったと思います。ボーイ・ミーツ・ガールで始まる典型的なラブコメでありながら、その出会い方が半端では無いんですね。

 何しろ主人公の海野凪(高校二年生 学年成績2位)が、『取り違え子』だと判明してから、実の両親と出会う、というシチュエーションから始まるんですが、その両親に出会いに行く最中で、凪の視点からすると飛び降り自殺しようとしている女の子にボーイ・ミーツ。ガールしちゃうわけですよズキューン(意味不明)

 実際は『フリ』だった訳で、本気で身投げしようとしていた訳ではなく、動画を撮影して炎上狙いでアップさせようとしていた模様。

 そんなアグレッシブな女の子が天野エリカですが、何で炎上騒ぎになるような真似をしようとしていたのかと言うと、親の意向で許嫁と結婚させられそうになっていたのですが、それをどうにかしてひっくり返そうとして、身投げのフリをして動画にアップし、炎上騒ぎになれば、とエリカは思っていた模様。

 ラブコメ読者を引き付ける材料としては極上ですね、ククク。

引用 吉川美希/講談社

 まぁ、この四人の両親が、『二人が結婚すれば二人とも自分の子供になるって発見しちゃったんだよねぇ!』とかって、有り得んだろうぉぉぉ?! となりますが、漫画の世界ですしねー……吉河氏、いいぞもっとやりなさい、と最初に第一話を読んだ時は思ったものです(爆)

引用 吉川美希/講談社

 そして海野凪君、両親や周囲によって勝手に許嫁が設定されたことに危機感を抱いたからか、学年成績一位の瀬川ひろに対して、全校生徒が登校中であるグラウンドで、『今度の実力テストッ 必ずオマエに勝つからなッ』と宣戦布告。

『えっと、誰でしたっけ?』というひろの残酷な質問に対しても、

『海野凪ッ、学年2位の男だッッッ!』と決闘めいたやり取りで切り返しております。

引用 吉川美希/講談社

 青春ですよねー、『俺はずっと心に決めていた 一位を取ったらこの女に告白すると―』

 ヒューヒューヒュー、頑張れー凪ー、と声援を送ると共に、最終ページでは妹(血は繋がっていない)の幸も『そっか お兄ちゃんってお兄ちゃんじゃなかったんだ』と異性として意識する発言をしており、三角関係どころか四角関係になりそうな雰囲気を漂わせて……今では五角―げふんへふん、クッ、これでは読み切り作品が週刊連載され、さらにはアニメ化されるのも道理というものっ!

 第一話としてはこんな感じなんですが―ラブコメ好きな方であれば、食指が伸びそうな展開でしょう?

 そして吉河美希さんは『グローリーディズ』に2003年マガジンSPECIALでデビューし、2005年に増刊マガジンワンダーで当初は読み切り作品として掲載された『ヤンキー君とメガネちゃん』は集中連載を経て、本連載を獲得。『週刊少年マガジン』において2006年から連載が開始され、2006年の46号 から 2011年の25号まで連載され、完結済み。全23巻が刊行されています。2010年の4月にはテレビドラマ化もされている作品です。

 どういう内容化と言うと、主人公のヤンキー男子が、同じクラスの学級委員で、パッと見は真面目なメガネ女子に、これでもかというくらいに振り回されながらも、学校生活の素晴らしさや大事な仲間を得手、自分の居場所を見つけていく青春ドラマ。

 興味がある方は原作の『ヤンキー君とメガネちゃん』を読むも良し、発売されているブルーレイを購入してドラマで見るもよし。

 さらには、2012年からは連載された『山田くんと7人の魔女』という作品も面白いんですねこれが。『週刊少年マガジン』で2012年の12号から連載が開始された作品で – 2017年12号で連載が完結しており、全28巻が刊行されている作品。累計で385万部売れたヒット作であり、フジテレビで2013年の8月からテレビドラマ化されています。

話の内容は、学園の問題児で友達もいない一匹狼的な不良少年の主人公がある日、階段から落ちことで、学園の優等生であるヒロインとキスしてしまうんですね。

 で、このキスが原因で、何と二人の身体がチェンジしてしまう現象が発生。色々な実験と検証を行った結果、ヒロインは『キスした相手と、精神を入れ替える能力』があることが判明。

 一方の不良である主人公は、『キスをすることで、魔女の能力をコピーする』ことが出来るとわかるですんですね。

 しかし、この入れ替わりを生徒会の副会長に見破られたことで、超常現象研究部に入部することになり、能力について色々と調べているうちに、主人公が通う高校には「魔女」と呼ばれる力を持った女子生徒が常に7人おり、魔女探しが行われる―

 私、『ヤンキー君とメガネちゃん』も、『山田くんと7人の魔女』も読んだことが無いので、時間を作って見たいとは思うのですが、こういう過去の実績もも踏まえると、カッコウの許嫁も実写ドラマ化の可能性もあったと思うんですよね。

 アニメ化。うん、ドラマ化される可能性の方が、アニメ化されるよりも高いのではと正直思っていました。

 そんなカッコウの許嫁の見所は多数ありますが、簡潔にまとめてみたいと思います。

 主人公が面白い(トコロもある)

 海野凪君、高校二年生、学年二位のガリ勉君。遠足に行くくらいなら勉強していたいとか言う、マジもののガリ勉君。陰キャで友達がいないと言われており、これまで読んできた八巻まででは、女性の友達以上恋人未満の関係は複数あるものの、普通の友情がまだ一度も見受けられないという、男子高校生としてはどうなの、これって現実にあるラブコメディと見せかけた現実そっくりな異世界ファンタジーだったの?! とツッコミたい人間関係をしております。

 そんなガリ勉君ではありますが、勉強しか出来ないガリベンではなく、両親が元ヤンキーであるからか、あるいは海野家の無数にある家訓のためか、腕っぷしは中々のもの。ヒロイン候補の一人である天野エリカを何度かストーカーめいた人物達から救ってもいます。

引用 吉川美希/講談社

 ヒロインの女の子がカワイイ

 カワイイは正義ですので、これ以上語る事はないでしょう―まぁ、天野エリカに海野幸の実の姉妹コンビに、作中屈指の負けず嫌いキャラである瀬川ひろ、八巻で本格的に登場した幼馴染のあいちゃんで形勢される五角関係も面白いですし、ラブコメディ全開なので読んでいて楽しいし、リアルには有り得ないけど漫画で読む分には『凪よ羨ましいぞ全非モテ男子の恨みを存分に味わうと良い』という感じで受難が降り注ぐのもまあまあ愉しいですよ?(オイ)

 他にも色々とあるんですが、それは声優さんを紹介しながら、各キャラの魅力をまとめ、ストーリについても考察していきたいと思います。

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