『パリピ孔明』BBラウンジのオーナー小林の声優は誰?

さて、本日は『パリピ孔明』BBラウンジのオーナー小林の声優は誰であるのかを、小林というキャラクターを考察しつつ予想していきたいと思います。

まず、『パリピ孔明』の出会いが諸葛亮(孔明)と月見英子との邂逅にあったとすれば、ドラマが始まったのは、諸葛亮(孔明)が月見英子に働き口の斡旋を求めたところからスタートしていたのではないか、と私は考えています。

第二話『孔明、主を見つけたり。』でBBラウンジのオーナー、小林と諸葛亮は、月見英子の紹介によって出会う訳ですね。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

こうして書くと、何を大仰な、これを読まれている貴方は思うかもしれませんが、話を通した月見英子の立場からすると物凄く不安になってくるんですよ、本当に。

だって、日本語話す突飛な出で立ちをした自称・孔明と自分が働いている店のオーナーが面談する訳ですから、不安にならない方がおかしい、と言うか、よくオーナーに話を通したな、と思う程。

下手をすれば、こんな変な奴を連れてきやがって、と月見英子の信用問題にもなってきます。

もう最初の登場シーンから、ヤバい空気が出ていますよオーナー小林さん(ガクガクブルブル)

この状態で『私……姓を諸葛 名を亮 字を孔明と申します!』と言うものですから、英子さんは慌ててしまうし、オーナー小林は碁盤に手を叩きつけてしまいますからね。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

しかし、ここでオーナー小林、碁を並べ直していくと『なぜ馬謖を街亭の守りに就かせた?』という、三国志を知らない人であればチンプンカンプンな問いを投げかけてきます。

そう、このやり取りで見当がつくかもしれませんが、このオーナー小林、大の三国志マニア!

なので、孔明の真似をしているとしか思えない諸葛亮(孔明)を試すために、本物の諸葛亮であるならば当然答えられるであろう、しかし長年疑問に思われたことを質問した訳ですね。

一応、三国志についてあまり詳しくない人のために手短に説明……いや、オーナー小林の言葉を引用した方がわかりやすいですね。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

まず、馬謖という人物は、諸葛亮に重用された部下―漫画では、可愛がっていた弟子、と言っていますが、その認識でも間違いではないと思います。

『孔明は要所の守りを周りの反対を押し切って馬謖に任せた しかしその結果 馬謖は敵を食い止められず戦に負けてしまった』

ついでに言うと、この戦いに負けたのは、蜀(諸葛亮が所属していた陣営、劉備が建国)にとっては致命的と言ってもいいミスだと私は考えていますが。

そもそも関羽、張飛、さらには劉備も死去した状態で、荊州も失陥していますので、諸葛亮(孔明)の唱える天下三分の計が、画餅になっている状態なんですよね。天下三分の計は、荊州と言う土地を蜀が保有していることを前提としている節があるので。

そういう状態だったので、諸葛亮は時間をかけて蜀の背後の反乱を平定し、後顧の憂いを断っています。加えて、魏(曹操の陣営。この頃は息子の曹丕が継いでいます。とりあえず、敵と考えて下さい)は、関羽、張飛、さらには劉備も死去したことで、これまで数年軍事的な行動を起こしていなかった蜀を警戒していなかったんですね。

こんな感じで、不意打ち気味に動けた、蜀にとっては絶好の機会だった訳ですが、諸葛亮(孔明)が抜擢した馬謖の指揮によって、街亭の戦いは敗北してしまうんですね。

うん、確かに諸葛亮(孔明)が現代に転生したならば、私も孔明に聞いてみたいことベスト3には入る話題。

これに対し、諸葛亮(孔明)は本物ですので、当時の情勢を語ることで馬謖を抜擢した理由、そして失敗した理由を語り、納得させています。

私としては、馬謖はかなり諸葛亮(孔明)に重用されていた人物でしたので、山頂に上るなんて、軍事的には考えられないミスをする理由がわからないんですよね。(水を断たれれば、どうしようもなくなりますので)

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

なので、諸葛亮(孔明)も『今思えば 敵を通過させたのは私に長安強襲を催促していたのではないかと』と言っています……

つまり、何かしらの理由が馬謖にはあったのでは、と思うんですよね。個人的には、そうせざるを得ないアクシデントが、発生したのではないか、とは思います。

まぁどのような事情があるにせよ、副将の王平という人物が、山頂への布陣を思いとどまるよう何度も諫めているにもかかわらず、馬謖は山頂に布陣して大敗した訳ですから、副将の王平の方が大将にふさわしかった、というのは中々に皮肉ですが……

話をBBラウンジオーナー、小林に戻しましょう。

黒のスーツで身をかため、色付きの眼鏡をかけた、パッと見た感じ強面のヤ〇ザさん、という出で立ちですが、中身は優しい人なんです。

月見英子さん、家がちょいと複雑で、過去に自殺を試みたことがありますが、それを止めてくれたのが、BBラウンジオーナー、小林氏。

そういう縁もあってか、諸葛亮(孔明)のことは、小林氏が三国志オタクであることも手伝って、好感を抱いているようですが、月見英子さんを大事に想っているようです。その才能を評価し、『大手の事務所に入った方が伸びると思うんだよな』とまで口にしていますから、才能を見込んでいるのは間違いないのでしょうが、第19話の断琴の交わりで、小林氏は、諸葛亮(孔明)に『ついててやらなくていいのか』と親のような心配をしているんで、自分の子どものような感情も持っているのかもしれません。

まぁ、大手の事務所とは、と諸葛亮(孔明)に問われて、口ごもった末に『魏軍!』と答えたのは笑えましたね。よりにもよって孔明に、大手=魏、と(笑)

その流れで、月見英子さんを大事に想っているが故に、こんな感じで釘も刺しております。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

実に静かな迫力があるコマであり、これには諸葛亮(孔明)も無言で応えています。

……オーナー、その筋の人に見えちゃうよ、マジで(ガクガクブルブル)

この小林氏、三国志のオタクであるために、最初の登場シーンからして『泣いて馬謖を切る』の故事から入り、第三回、四回では『石兵八陣』の話題に触れて、と『パリピ孔明』の世界を語る上に、非常に重要なキャラクターにもなっています。

なにせ、月見英子さん、馬謖の件を馬刺しだと言っていましたから、三国志には間違いなく疎いですし(そもそも興味も持っていなかったのが、後の巻の話でよくわかる)

優しさを見せつつ怖さも見せる、ヤクザっぽい三国志オタク……演じる幅が随分と広い。

優しさと怖さを声で感じさせるのであれば、プロの声優さんなんでたくさんいらっしゃるでしょうが、ここでコメディちっくに三国志オタクな成分を混ぜるんですよね、ある時はひょうきんに、ある時はシリアスに……

完全に私の主観なんですが、津田健次郎さんしか浮かんでこないんですよね。

これは演技力とかそういうのではなくて、極主夫道のインパクトが強過ぎて……あれだけの演技力があれば、優しさと怖さにお笑いまで一人で全部担当してお釣りがくるだろう、と……

多分、この作品で怖さを出す常連キャラは、BBラウンジオーナーの小林さんしかいない、よね?(赤兎馬カンフーはストリート出身のワルだけど、ヤ〇ザさんではないし)

七巻まではそういう、強面系のキャラとか出てきていないんで、静かな迫力が求められるキャラって、小林さんだけだと思うんですよね。

なのに、シリアスだけじゃなくて三国志オタクとしてのコメディ面も求められる訳だから、私は津田健次郎さんが良いと思うんですよ、と言うか前述の理由より津田さん以外思い浮かばないんですよ(泣)

追伸

BBラウンジのオーナー小林の声優に、福島潤氏に決定しました。

FGOをプレイしている私からすると、朕のイメージが強いんですが、どういう感じで演技されるのか今から楽しみです。

まさかルルーシュっぽくやる訳はないと思いますしね(汗)

4月11日訂正

福島潤氏ですが、FGOの始皇帝を演じているのは福『山』潤氏です、間違えましたスイマセン(T-T)

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