わかりますわかります、インスタはやっていないのでフォロワーが増える喜びはわかりませんが、ブログをやっていると読んでくれる方がジワジワ増えていくあの感覚と似たようなものでしょう。
そりゃこんなニマニマした顔になってしまいますよね、月見英子さん(笑)
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
ではパリピ孔明の第三話『孔明、進むべき道を知る』をたった今視聴したばかりのテンションで文章を書いていくとしましょう。
気分は上々だぜイェェェェェェェッェェイっ!(絶叫)
アニメ第三話は最初は一巻の第五話『孔明、フェスに初参加する』から二巻の第八話『孔明、敵軍に塩を送る』。
それにしても本渡楓さん、月見英子が孔明に突っ込む時の声とか、自身に突っ込む時の声が特徴的なものになっているんですよね、あ、コレ突っ込み入れている声だ、とわかるほどに。
例えば、この第三話では、代々木アートフェスライブに参加することになりますが、その決め手となったのは前回のライブ映像だったのですが、そのライブ映像を編集していたのが、月見英子さんのファン一号。
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
ファン一号、と書いていますがこの一号さん、名前も出ていなければ、声もコミック9巻まで発していない人物なのですが、要所要所で重要な働きをしてくれる人物なのです。
三国志で、なおかつ蜀で言うと誰になるんでしょうね……蒋琬、ではちと重要視過ぎるかなぁ?
で、この人物を雇った際の報酬が、
孔明『人を雇いました、英子さんのファンで優秀な人物です』
オーナー小林『よくそんな金あったな』
孔明『報酬は英子さんの笑顔です』
オーナー小林『ファンからの搾取ぅっ!』
月見英子『いつ撮ったのぉ?!』
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
この本渡楓さんの『いつ撮ったのぉ?!』スゴイ特徴的な声になってます(笑) 突っ込みいれているのが、一発でわかるレベルの特徴的な声です(笑)
さて、この本渡楓さんの突っ込みがあるシーンが他にもあるんですが、第三話 孔明、進むべき道を知る、では漫画には無いアニメオリジナルのシーンがありましたが、それが序盤にあるんですよね。
代々木アートフェスに向かう際に、竹下通りを通るシーンがありますが、ここ、アニメオリジナルなんですよね。
ちなみに私、青森出身の田舎者のせいか、竹下通り、というものがどこにある通りなのか全然知りませんでした(汗) このアニメを見て初めて存在を知り、東京・原宿にある通りであることを知りました(汗)
話が脱線しかけているので、軌道修正しましょう。
竹下通りを孔明、オーナー小林、月見英子の三人で歩くのですが、ここでアクシデントが発生します。
孔明が突然、とある女性に声をかけ、追いかけ始めるのです。
何事かと思いきや―その女性は、チャイナドレスを着ていました(汗)
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
そう、孔明は自分と同じく、タイムトラベルというか死者蘇生というか、その合わせ技のような現象が自分以外の者にも起こり、現代の日本に同郷の者がやってきた、と思ってしまうんですよね。
いやー、何ともコメディチックな展開で最初は笑ったんですけど……記事を書くためにもう一度このシーンを見返してみると、私はある疑問が浮かびました。
諸葛亮(孔明)が生きていた時代は西暦で181年から234年。
その時代に、チャイナドレスは、存在したのか否か。
なので、ウィキペディアでサクッと調べてみました。
チャイナドレス(旗袍・チーパオとも呼ぶらしいです)は、一般的に立領で横に深いスリットが入った衣服でして、女性が着るボディコンシャスなワンピースなんですが、これ、近代の中華民国の時代で発明されたものとのことなんですね。
つまり、諸葛亮がこれを見ても、同郷の者だと感じる可能性は低いのではないでしょうか(オイ)
……というしょーもない突っ込みを、二度目に見た時は思ったんですよね。
二度見た、と書きましたが、このシーンを、正確には後々出てくるJET JAKETのことを書くためにもう一度、つまり三度、四度と続けて見たんですが……私は、見ている内に、悲しくなりました。
マジで悲しくなりました。
その理由は、孔明の心情を慮ってしまったからです。
ちょっと考えてみて欲しいのですが、右も左もわからない状態で孔明は現代に転生しており、かつての友も、主君も、好敵手も全て遠い過去の存在であり、それどころか今いる土地が故国である蜀どころか、魏や呉ですらない場所、日本です。
今でこそ月見英子さんやオーナー小林のために知恵を絞っていますが、そういう状況下で故国の出身と思えるような服装をした人物が通りかかれば、いかに三国で最も有名な軍師(政治能力含めてではなく、純粋な軍師としての能力なら、寿命のことも考えて、荀攸か賈詡に指揮させたいな、と個人的には考えていますが)として名を馳せた諸葛亮であったとしても『もしや、貴女……お待ち下さい、貴方も私と同じ身の上では?!』と喜びを露に尋ねたくもなるのではないかな、と……そういう感じに考えてしまうと、底抜けに明るいはずの物語が、途端に物悲しく思えてしまいました……
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
あの孔明のめちゃくちゃ明るい笑顔が、悲しく感じられてしょうがなかったのです。
でもこんな悲しい気分でパリピ孔明の感想書くのは、作者さん的にもそんなこと望んでいないだろうなと思いますので、この話はここまでに、気分を入れ替えて頑張って残り書きます。
ちなみにこのチャイナドレスを着た女性の声、本渡楓さんが演じているんでしょうかね?
月見英子の声と同じように聞こえたんですが―エンディングのクレジットを見たら『コスプレイヤー』という名称があったので、このチャイナドレスを着た人だとすると、鈴代紗弓さんでした……すげぇ声似ている気がする(汗)
ここのやり取り、
オーナー小林『心配するな、怪しいものではない』
月見英子『十分怪しいわっ!』
というこのやり取りが、先程書いた本渡楓さんの声が突っ込みバージョンになっているシーンです(笑)
話題を本編に関して戻すんですが、先程話題に出てきたJET JAKET……
いや、声優さんも歌い手も全然想像つかなかったんですが、
【ボーカルの彼は神経質で計画的、という性格面しか出てきていない上に、三人の名前は登場無し、このエピソードでしか登場シーンが七巻まででは存在しないということも考慮すると、売り出し中の、あまり名の知られていない声優さんが起用されるのではないかと思います】
と推測していたんですよ。
JET JAKETボーカルの声優、赤羽根健治さんだったよ、めっちゃ有名な声優さん使ってきたよ、カドック・ゼムルプスを出してくるとは中々やるなっ、パリピ孔明製作委員会っ……!(オイ)
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
神経質で計画的、って赤羽根さんの性格はわかりませんが、まんまカドックやんか(笑) と思ってちょっと笑ってしまいました。
ちなみにJET JAKETの音楽は……無かったよ(泣) 9巻までで出てくる唯一の男性ボーカルだったから、期待していたんだけどなぁ、ちょっとだけ残念です。
さて、このJET JAKETとのライブ対決、という訳ではないんですが、対決と書いてしまっても間違いではないでしょう。
どういう経緯を経てこのライブ対決がなされるのかは、実際に第三話をまだ見ていない人もいるかもしれませんので、ここは控えさせてもらいましょう(ABEMA TVで先行して私は視聴しているので、地上波でまだ見ていない人もいると思いますので)
タイトルが『パリピ孔明』なので、孔明の策をもってライブ対決を迎えることになるんですが、今回の策は兵法三十六計第七の計『無中生有』。
前回の石兵八陣ほど荒唐無稽なものではありませんが……今回も素晴らしい策になっていますよ、フフフ。
世が世なら、このような光景が展開され、全然笑えないお話しになっていましたが(笑)
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
私のように、チャイナドレスを着た女性を見かけた孔明の心情を考えるような、変な見方をしなければすごく楽しめる第三話です。
私は、ちょっと見方を間違えてしまいましたので、今回はこの辺で失礼させて貰いますm(_ _)m