今日は山本崇一郎先生著の『それでも歩は寄せてくる』に登場するヒロイン、八乙女うるしの友達であるマキにスポットをあてて考察していきたいと思います。
引用 山本崇一郎/講談社
まず、マキ、という名前は登場していますが、彼女、なんとこれまで名字が未だに作中に登場していないんですよね(汗)
後から登場してきた凜ちゃんは、ちゃんと香川、という名字が作中に出ているのに(泣)
ちなみに初登場は2巻の第19局。歩君が運動会で活躍し、障害物競走は得意だとドヤ顔していたうるしセンパイが、マスコットとして置いておきたくなるような困り顔、泣き顔を連発してくれた回ですね(オイ)
背は女子にしては高い模様で、身長149センチのうるしセンパイの肩に顎を乗せ、『田名君かっこいいねー』と言いつつ歩を見つめるその姿は、うるしセンパイからすると何を考えているのだろうと不安になるかもしれませんね。
個人的には、『なるほどねー、あれがうるしが夢中になってる後輩君かー』みたいな感想を持っているかと思うのですが、この辺りのページはうるしセンパイの視点で語られているコマが多いので、彼女が何を考えて歩の話題を出してきたのかは想像するしかありません。
また、高身長なだけではなく、『それでも歩は寄せてくる』に出てくる女性キャラの中では、見ただけでわかるほどに胸が大きい(オイ)!
具体的にどのくらい大きいのかと言うと、八巻でその大きさが推察できるシーンがあります。第95局で修学旅行の際に奈良の大仏(正式名称は東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)を見学に行った際、マキさん、御利益を得るために柱の穴くぐりにチャレンジしています。
ちなみにこの柱、直径で1メートル20センチほどあり、柱の穴は横幅およそ30センチ、縦幅37センチほどあるので、ナイスバディなマキさんでは苦しいでしょう。
引用 山本崇一郎/講談社
身長149センチの我等がうるしセンパイは小学生と間違えられてもおかしくはないので、容易に潜り抜けることが出来ましたが(涙)
いや、うるしセンパイのように慎ましやかな方が好みの方もいるでしょうが、マキのようにボンッキュッボンが好みの男子も―ゲフンゲフン、話をスタイルから、マキさん自身に戻しましょか。
うるしセンパイ自身が、歩がマキと仲良く話しているのを見て、しょんぼりした様子で『マキは美人だもんなー』と拗ねたように呟いていますので、同性の視点から見てもマキの顔立ちは整っているのでしょう。
笑顔だと、何か企んでいるようなシーンでも中々に魅力的であり、しかし普通に会話している時の表情は、垂れ目なせいなのか、彼女がもつ雰囲気からなのか、小悪魔っぽく見えてしまう気がします(全て個人的な感想です)
なお、うるしセンパイを励ますために、歩が
『ここから先 オレはセンパイのためだけにがんばります』
と言った時に、それを聞いたマキの『なんだー そうなんじゃん』という回答から考えるに、歩がうるしセンパイラブであること、そして、うるしの反応を見る限り、彼女も歩のことを憎からず想っていることを察したのではないでしょうか。
そうでなければ、
引用 山本崇一郎/講談社
こんな具合に、うるしとの二人三脚を代わろうとは思わないでしょう(笑)
うるしセンパイを借り物構想で『物』扱いするためにお姫様抱っこした時には『わあ』なんて言ってます(笑)
それと、うるしセンパイとマキは大体セットで登場していますが、その登場の仕方にも特徴があり、先程言った、うるしの肩に顎を乗せる形で後ろから、というパターンが多いです。
引用 山本崇一郎/講談社
ただこれ、本当にうるしセンパイの肩に顎を乗せているのかわからないんですよね。私はうるしセンパイの肩に顎を乗せて『ずしっ』という効果音が出ていると想っていたのですが、私の友人が、
いや、これはマキの大きな胸がうるしセンパイの背中に当たっている音だ
と言い出しまして……いえ、そういう解釈もあったのかと当初は思いましたが、そちらの方がシチュエーション的には、男子が喜びそうな気もしますし、そっちの方が正しいのが、男子的には正義であるような気がしなくもないですし(オイ)
ついでに言うとこのマキさん、将棋部に所属しています。幽霊部員で普段は活動していないのですが、6巻で香川凜が入部してからは何故か将棋部の幽霊部員として話に絡むようになります。
まぁ、凜ちゃんに絡むためでしょうね。絶対、彼女の肉食とか、動物的習性とかを面白がって接触し始めた、と私は思います(汗)
ちなみに、得意な戦法はマキスペシャル(爆)
引用 山本崇一郎/講談社
ただ、凜ちゃんは相手が自分より強いか弱いかで露骨に対応を変えると言う、とても面白いキャラクターでありまして。
6巻の第74局では、マキさんは凜ちゃんと初対面であるにもかかわらず、凜ちゃんの『相手が自分より強いか弱いかで露骨に対応を変える』習性を見抜いたのか、歩が感心していたシーンがあります。
個人的には、ただ単純に面白がって首を突っ込んだだけのようにも思うのですが(汗)
6巻の第74局ではうるしセンパイに『駒の動かし方も知らんクセに……』と言われていますが、8巻では将棋の駒の動かし方が本当にわからなかったようで、歩と会えない寂しさを、将棋成分が足りないからだと無理矢理自身を納得させようとしているうるしセンパイ相手に、スマホ片手に将棋をするという斬新なスタイルで対局しております。
引用 山本崇一郎/講談社
ちなみに歩とうるしの仲が進展することを待ち望んでいるのが摸写され―いえ、違いますねコレは。描写じゃなくてコレでもかというくらいにアピールしてますね(笑)
何しろ修学旅行のエピソードで、うるしセンパイが歩と離れている状況下である第107局、その前のエピソードで歩とスマホで通話しながら将棋をした翌日になるのですが、
マキさん『それよりさ うるしー 昨日どうだったのさ』
うるしセンパイ『……む 歩 強くなってて嬉しかったぞ』
というやり取りがありました。
他のクラスメイトは、穏やかな面持ちで『なんかスッキリしてんね』と嬉しそうなのに、マキさんのみ『何もなかったってコトじゃーん』とため息をつく始末。他のクラスメイトからも『つまんなそう……』と思われるくらいには、他人のコイバナが好きなのでしょう。
ただ、うるしセンパイが歩がくれたお守りを落とした際には、他の友達と一緒にお守りを探しているのが作中のスマホでわかりますし、うるしセンパイが申し訳なさそうに、
『マキも……ごめんな……最高の修学旅行にしようって言ったのに……』
と謝罪したのに対し、
『何言ってんの こういうのも含めて最高の修学旅行だったと思うよ』
と言うのは友達だなーと思える対応でしたし、うるしセンパイのある告白を聞いた際には、
『やっぱ最高の修学旅行だったじゃん』と満面の笑みを浮かべてうるしセンパイにハグ。
引用 山本崇一郎/講談社
麗しい友情です。
そんな、恋愛大好き、うるしセンパイ大好きなマキさんの声優は誰が担当すべきか。
斎藤千和さんはいかがでしょうか。最近の千和さんは、2015年に女児を出産し、現在も子育て真っ最中であることも手伝って、放課後ていぼう日誌で陽渚の母役を担当したこともあるのでしょう、最近は母親役を演じている印象がかなり強く、落ち着いた声を出しているんですねよね。
なので、Fate/Grand Orderに出てくる玉藻の前のようなハッチャケぶりを、マキさんがうるしセンパイのコイバナで炸裂させるシーンを聞きたいなー、見たいなーと思う次第です。
貴方はマキさんが『やっぱ最高の修学旅行だったじゃん』と語る声優さんは、誰が良いと思われますか?
追伸
いや、まさかこんな人気声優さんを脇役に添えてくるとは。
花澤香菜さんだなんて、予想できんよ……クッ、テレビ取り外してなければ見ていたものをort