『パリピ孔明』赤兎馬カンフーの声優は誰?

最近はスケジュール的に色々な作品の考察を入り乱れて行っているので、『パリピ孔明』はどのキャラまで終わっていただろうか、と確認するところから今日は始まってしまいました。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

アニメ『パリピ孔明』の公式サイトのビジュアルに出ている人物を列挙していくと、

主人公である諸葛亮(孔明)、ヒロインである月見英子、BBラウンジのオーナーである小林、月見英子と組むことになるラッパーのKABE太人が一列目、二段目の左から、JET JAKETのボーカルさんに、ミア西表(いりおもて)、月見英子のファンにして孔明の密偵と3巻で紹介されている眼鏡のジャージ男子(未だに名前が登場していないのが不憫、なお初登場は1巻第5話で諸葛亮(孔明)とオーナー小林の会話での回想にて)、赤兎馬カンフーが並び、最後尾の三列目左側にどでかくAZALEA(アザリエ)のプロデューサーである唐澤氏、そしてAZALEA(アザリエ)の三人が並ぶ配列から考えると、今回のアニメ化で描くのはAZALEA(アザリエ)との10万イイね企画での路上ライブイベント対決まで描かれるのではないかと思われます。

そこまで考え、書いて、私は一つのことに思い至ったのです。

そう言えば私、まだ赤兎馬カンフーの声優予想もしていなければ考察もしていなかったな、と(汗)

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

そういう訳で、今回は赤兎馬カンフーについての考察、情報収集を行います。

赤兎馬カンフーの初登場は第二巻の第11話 【孔明、機を待つ。】でして、月見英子さんが組むKABE太人とほぼ同じ。

それもそのはず、

MCバトル選手権三年連続制覇 無敵のフリースタイラーKABE太人 と言うのがKABE太人の肩書なんですが、そのライバルとも言うべきキャラクターが赤兎馬カンフー。

KABE太人が現れるまでは無敗を誇っていた、ストリート出身の本物のワル、HIP HOP界の若きカリスマ、という売り込み文なんですが、喉元にド派手などくろのタトゥーを刻んでいることといい、初登場時がKABE太人にケンカ売りそうになっていた不良に後ろから後頭部へ容赦なく蹴りを入れていることといい、確かにワルっぽそうに見えます。

しかも赤兎馬カンフーのことを丁寧に紹介してくれているこの不良くんを、解説してくれるたびに蹴りを入れ、KABE太人と会話をして次のコマでは蹴りを入れるし、とにかく蹴りが飛んでくる(笑)

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

服装は関羽の絵柄が背中にあしらわれた上着を羽織、その下はTシャツ、ジーパンと思しき出で立ちで、頭にはバンダナを巻いています。

バンダナと言えば、過去にWANDSというビーイング系のバンドがありましたが、その初代ボーカルを担当していた、上杉昇の服装に似ているような気がしますね。

もっとも上杉昇氏はラッパーではなくロックバンドのボーカル、という違いはありますが。

赤兎馬カンフーはKABE太人との再戦を熱望しているのですが、その肝心のKABE太人がラップバトルを行っていた際、急性胃潰瘍で倒れてからは人前でラップをしないと誓っており、赤兎馬カンフーとしても非常にストレスが溜まっている状況でした。

ちなみに初登場時の赤兎馬カンフーの台詞は

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

『KABE……てめぇまだ穴掘ってんのか?』

どうも彼は、ウジウジ悩んでいたり、立ち止まったりしている行為を『穴掘ってる』と表現しているらしく、KABE太人に再戦を申しこんだ際の台詞もこうです。

『KABE……いつまでも穴掘ってねえで……ココでオレと勝負しろ』

しかし、急性胃潰瘍でもうラップバトルはしないと決めているKABE太人に断られると、その場でフリースタイルのラップを始めます。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

『バカなKABEに今を教える タダでKABE自分の現状を知る

 ダセェパンピーが努力して勝ち取った栄光 誰も想像出来なかったお坊ちゃんの台頭

 鋭い剣を帯刀 俺の剣は大刀 抜いてねえ剣は錆びついて使えなくなんだよ

 わかってんのかそこんとこ?

 おまえの武器であるライムとリリックが見えねえんだよ 一体どこ?

 這いつくばるなら! 這いあがれ今! 今の状態はただの仮死だぜ

 いつまで自分の心の中に穴掘ってんだKABE!

 目ぇそらすんじゃねえ ふざけんじゃねえ

 消えかけたバイブスが燃えカスみたいになってんじゃねえかよ

 聞こえてんのかKABE太人!』

途中のコマで不良くんが言ってますが、フリースタイルでのラップになるらしいんですが……いやぁ、コレ……コレをラップやるって、相当難しくないですか? これを声優さんにヤレと? 一朝一夕で出来る代物ではないと思うんですが、KABE太人の声優欄には千葉翔也さんの名前がありますが、『ラップ担当』という項目はないので、おそらく、千葉翔也さんがKABE太人のラップも担当すると思われます。

つまり、赤兎馬カンフーも同じく、赤兎馬カンフーを演じる声優さんがラップを担当するのではないか、と思われる訳ですが……

上のアレ、ラップ出来る声優さん、どのくらいいるんでしょう?(汗)

これは監督さん、ラップの出来不出来はあまり考えずに、形になればそれで良い、考えているのかもしれません。

これをプロ並みにやれ、と言うのがそもそも無理がある……

その辺りも声優さんの予想に取り入れて考える必要がありますね。

いや、よくよく考えたらKABE太人と諸葛亮(孔明)もラップバトルしているから、置鮎龍太郎さんにも、あの謎の孔明ラップを頑張ってもらうとして……いや、お経だとKABE太人が言っているので、お経っぽく置鮎さんの声を加工して、木魚を鳴らしてそれっぽく聞けるようにする、というのもありますが……

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

KABE太人と赤兎馬カンフーは、ラップを加工、するのか、しないのか? ウーム……

この辺りは監督さんの判断なので何とも言えませんが、赤兎馬カンフーさんの考察に話を戻しましょう。

諸葛亮(孔明)とKABE太人との、3巻でのラップバトルで解説をしていますが、この最中に諸葛亮(孔明)が漢詩を日本語にしてラップで言う言葉を、次々と訳していくんですよね。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

『郭門を出でて直視すれば 但だ丘と墳とを見るのみ 古墓は犂かれて田と為り 松柏は摧かれて薪と為る』

なんて言われて、すぐに訳し始めるんですよ赤兎馬カンフーさん。

ワルだと言ってますが、相当勉強しているはずよ、この人。

ちなみに、『10万イイね企画での路上ライブイベント対決まで描かれるのではないかと思われます』と先述していますが、その予測通りだとすると、4巻の第28話『勝者の物語』でいったん区切ると思うのですが、5巻の第37話『旅立ち』で赤兎馬カンフーさん、再登場しているんですよ。

母親との確執があり、曲作りに悩んでいる英子さんと出会ったのは、赤兎馬カンフーでした。

悩む彼女に赤兎馬カンフーがしたことは、ゴミ拾いを手伝わせたこと。

ゴミ拾いを、ボランティアかと問う月見英子に対し、本人曰く

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

『そんなんじゃねえ 昔のツケを払ってるだけだ』という辺り、札付きのワルとして振舞っていた過去を、迷惑をかけていた誰かに対し申し訳なかったと思っているのでしょう。

月見英子さんが家族に関する悩みを色々と打ち明けた際、赤兎馬カンフーは、その話には何も言わずに、缶コーヒーを差し出してゴミ拾いの労をねぎらいつつ、こう述べました。

『ウダウダ考えてねーで 直で確かめりゃいいだろ? いつまでも穴掘ってんじゃねぇぞ?』

『おかげで早く片付いた ひとりじゃこうはいかねえ』

自分がわからないことについては余計な情報を入れず、自分であればこうする、ということだけを的確に伝えるのは、中々出来ることではないと思うんですが、それをあっさりやってのける赤兎馬カンフーという男、どういう過去があるのか特別編とかあったら見てみたいなと思うキャラの一人です。

多分、月見英子さんが実家に帰る際、諸葛亮(孔明)を連れていったのは、彼に心を許していることもあるでしょうが、赤兎馬カンフーの言葉もあったと思うんですよね。

さて、そんな赤兎馬カンフーを誰が演じるのか。

本来であればラップが出来ること、という要素が第一にくるのでしょうが、千葉翔也さんがKABE太人役をやることを考慮するなら、それは第二以下の要素になりそうですので、

札付きの元ワル、しかし今は落ち着いて公園でゴミ拾いをする好漢で、漢詩を即座に訳せるほど言葉の知識がある、HIP HOP界のカリスマ、という肩書。

重要視するのは、元ワル、今は好漢という部分でしょうか。ラップは頑張ってもらうしかない。

という訳で、迫力のある、しかし落ち着いた声の持ち主がよろしいかと思い……谷山紀章さんかなぁ。

いや、元ワルっぽい声が出せて、なおかつ落ち着いた声音、それでいて音楽的な素養がある声優さん……谷山紀章さんしか私には思いつかなかったんですよね。

やっぱり、ラップというのが、第二以下の要素と考えても、どうしてもウェイトが大きくせざるを得ないので。

とりあえず、ここで『パリピ孔明』の登場キャラの考察は終わる……いや、四巻までで出るキャラクターでもう一人いたな。

もう一人考察したら、一度『パリピ孔明』のキャラクター考察は終わる予定です。

追伸

あぁぁぁあぁぁ、赤兎馬カンフーの方に木村昴さんが起用されていたぁぁぁ、逆だったかぁぁぁぁort

ちなみにブルーレイの第二計には、以下のラップCDが特典としてついてきます。

1.Street Talkin’

2.Melancholy Blues

3.Laundry Rhythm

4.Dis-PLAY

5.Versus Battle

6.The New Classic

赤兎馬カンフー、第10話でKABE太人とラップ対決をするのであれば、こちらのラップCDも注目したいところ。

でも、特典、ブルーレイの特典かぁぁort

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