さて、アーニャの奮闘が未来に関わるSPY×FAMILY スパイファミリーのアニメ第十四話、時限爆弾を解除せよ。
今回アニメ化されたのは、MISSION20、MISSION21の漫画原作2話分。この辺りは前回と一緒ですな。
まずは開始早々ヨルとキースの対峙から始まるのですが……
SPY×FAMILYスパイファミリーに登場する女性キャラは、三名の、決して怒らせてはいけない存在が三名存在します。
ええ、どこかのブラック・ラグーンではありませんが、地球で一番おっかない女の上位三名、とかそんな感じですが……こんな顔されたらヨルさんは単体能力では地球最強の女性とか呼ばれそうな気がします(汗)
引用 遠藤達哉 SPY×FAMILY製作委員会/集英社
ほら、アーニャもははが怖くて泣いていますし(泣)
ヨルが駆け付けてくれたことでアーニャの危機は去りましたが、予知を行うボンド(この時はまだ命名されていないので、いぬさん)の心を覗いてみると、なんと、ちち、ロイド・フォージャーの死を見てしまいます。
ヨルに協力を求めようにも、超能力のことを説明する訳にはいかなかったアーニャは、トイレに行ったロイドのためにトイレットペーパーを届けに行く、とウソの言い訳を述べ、ボンドの背に跨り駆け出します。
一方のWISEの面々は、元テロリストから吐かせた情報を元に、爆薬やらテロリスト、犬を確保。
ただ、主犯のキース・ケプラーを確保するには至らず。
引用 遠藤達哉 SPY×FAMILY製作委員会/集英社
『やるしかなぃ……! たとえ一人きりでも……!』
キースの声、高橋広樹さんが担当されていますが、このシーンにおける彼の声だけ聞いていると、追い詰められた正義のヒーローみたいな感じにも受け取れます……
いやぁ、悪役ですし小悪党の役なんですが、普通に敵の大物役とか主人公側のキャラ担当させても通用しそうな気がしますね。
そして、地球で一番おっかない女の上位三名のうち、もう一人。
バラライカ、ではありません。シルヴィア・シャーウッド女史。
〈鋼鉄の淑女〉(フルメタル・レディ)の二つ名を持つ女性。
WISEの管理官にして、西国一のスパイである黄昏を指導した人。
テロリストの顔をヒールで蹴り付けつつ、
『おまえら、人を殺したことはあるか? 誰かに殺されたことは?』
あるわけねーだろ、ボケが、と叫ぶテロリストを無視し、
『砲撃で手足がちぎれたことは? 骨が砕かれる音を聞いたことは? 爛れる肉の臭いを嗅いだことは?』
拳銃の弾丸をマガジンに補充し、淡々と装填するシルヴィア。
『目の前で親兄弟が崩れた家に潰されていくのを見たことは? 恋人の肉片が壁にへばりついているのを見たことは? 飢えに飢えて木の皮にまでかじりついたことは? 人間(ヒト)の肉を鍋で煮たことは?』
『敵の人間性を否定し 殺し続け それでもしかし 復員後に心を病み 後悔と恥辱に涙し ゲロを吐き 自ら命を絶った者が身近にいたことは?』
声を喪ったテロリストに淡々と、しかし殺意と言うのも生温い冷たさをまとわせ、拳銃を彼等の眉間につきつけます。
『大学では「戦争」を習わなかったようだな ボウヤたち?』
引用 遠藤達哉 SPY×FAMILY製作委員会/集英社
SPY×FAMILY スパイファミリーの作品内でブッチギリでシリアスかつ殺意の濃いシーン。
シルヴィアさんの過去が全て明らかになった訳ではありませんが、まず間違いなく、彼女は戦争で家族を喪っているでしょうから、戦争を止めるためなら、シルヴィア・シャーウッドは非道なことだろうが法に反することでもやるでしょうね。
一方のアーニャはボンドに跨って、予知で感じ取った時計塔の元までやってきます。
引用 遠藤達哉 SPY×FAMILY製作委員会/集英社
が、アーニャ、時計よめない(笑)
近くにいたおじさんに30分くらい、と教わるものの、30分ってあと何分、という発言もあるので……うん、インペリアル・スカラーの座は遠いな、アーニャ(汗)
これは黄昏が星【ステラ】を8つGETすることを諦める気持ちもわからんではない(一つGETしてますが、あれは人命救助だからなぁ)
爆弾が仕掛けられている建物は、たまたまそこにいたキースの心を遠くから読むことでわかったので、アーニャはそちらに向かうことに。
それにしてもボンドの貢献度が半端無い。
まずボンドがいなければ、黄昏こと、ロイド・フォージャー及び東西戦争の危機をWISEが察知することは出来ても、回避することは出来ませんでした。
心を読めるアーニャがいても、アーニャを乗せて走れるくらいの大型犬でなければ、危機は回避出来ませんでした。
さらには、ボンドの鋭敏な嗅覚が無ければ、キースの接近に気付くこともなく、アーニャは再び捕まって亡き者にされた可能性があり、加えてキースがトラップを仕掛けた建物にアーニャが忍び込んだ際には、トラップが仕掛けられたドアノブを触ろうとした瞬間に制止の鳴き声をあげています。
本当、漫画の話だから都合よく出来ているのはわかっているんですけど、ボンドがいない世界線、なんてものがあったらここでSPY×FAMILY スパイファミリーは終わっているんですよね、東西で戦争に陥るので……
それにしても、種﨑敦美さんのアーニャの声が変幻自在過ぎて恐れ入る。
『ガガーン、ぜんぶくろいせん……!』
どこから声出しているのさ、種﨑敦美さん(苦笑)
でもアーニャ、知識はないけど機転は利く娘さんなのよね。
ケチャップでメッセージ書くとか、中々できる発想じゃないと思うよ。
普通の状況下ならともかく、いつ爆弾が爆発するかわからない、って状況ならパニックになってもおかしくないのに、自分ができることを考えて行動に移しているのは大物だと思うの、私。
服を黄昏に剥がれたブランツ大臣はご愁傷様(苦笑)
そして、激昂する大臣をあっさりいなせるシルヴィア女史の胆力もやはり据わってらっしゃる。
あとは、キースの数少ない、と言うか唯一のギャグシーンと言ってもよろしい、黄昏が扮したブランツ大臣の、機敏なアクションを見て仰天するリアクション。
『なにィー?! 西の大臣スゲェー!! あのオッサン、60だぞ!』
引用 遠藤達哉 SPY×FAMILY製作委員会/集英社
いやぁ、高橋広樹さんの演技がよろしいですよ。
仰天具合いがわかりやすい(笑)
そしてSPY×FAMILY スパイファミリー製作委員会の、ブランつ大臣のアクロバティックな動き、漫画内ではたった一コマで簡略的に描かれたシーンなんですが、よくあれだけ描けたなぁと。
軍用犬の接近に対し、ロイドもブランツ大臣の変装を解き、
『すまなかったな。お前等だって人間のバカな争いに巻き込まれるのは不本意だったろう』
『終わりにしよう』
引用 遠藤達哉 SPY×FAMILY製作委員会/集英社
クールに決めてくれる江口さんの声が、こんなに頼もしく聞こえる日がくるとは。
しかし、いいシーンで終わってくれるなぁ、来週が待ち遠しいじゃないですか。
ただ、SPY×FAMILY スパイファミリーの後がぼっち・ざ・ろっくなんですよね……あまりにも話の展開に落差が有り過ぎて、私、ちゃんと記事かけるかしら?(汗)