『パリピ孔明』スティーブ・キドの声優は誰が担当する?

物語には、主役と言うべき人物がいるならば、その脇を固める脇役がいて、時々、もしくは数度しか登場しないような、ほんのちょっとだけ物語に登場するチョイ役も存在します。

で、大抵チョイ役と言うのは大別して二分類されるのではないかと、私は考えています。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

一つ目は、通常通りのチョイ役。言い方は悪いですが、物語の歯車。代替えの利く存在。まぁ、現代であれば、私を含めてほぼ皆が代替えの利く存在ではあるんですがね。むしろ代替えの利かない存在で、その人が倒れたら終わり、というような組織や種は短命でしょうから、私個人としては、代替えが利く、誰でも出来るという事柄一つをとって、そういう役割を受け持っている人の評価を低くするのはいかがなものかと考えています。

で、二つ目。大物過ぎる。

設定上大物過ぎて、ひょいひょいと登場されては物語上リアリティが出ない、もしくはソイツが出てくれば全ての物事が解決してしまって、文字通りお話しにならない、物語として進行しない、というキャラクター。

チョイ役、と言うとかなり語弊がありますが、るろうに剣心に登場する、主人公緋村剣心の師匠である比古清十郎。彼の登場シーンが少ないのは、まあ違いなく設定上大物過ぎるから。

彼を出してしまえば、志々雄真実だろうが雪代縁だろうが、ごく普通に勝利してしまいそう……逆に彼、比古清十郎が倒されでもしたら、誰が倒せるんだ、という話になってしまうくらいの大物。

そういう意味で、今回考察するスティーブ・キドは、確実に後者のチョイ役。大物です。

音楽の分野はあまり私、詳しくありませんが、日本人なのに海外で通用しているDJ、というだけで相当な力量であることは推察できます。

普通に依頼すると、拘束2週間で1千万ほどの報酬が発生するそう(今回は急な依頼、という条件も加わっている)

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

BBラウンジオーナーの小林さんの見解では、海外チャートに上っても遜色ないゴージャスな音作りをしています。

そんな、音楽関係では大物なスティーブ・キド。椅子に不良座りと言うか、デスノートのLのようにしゃがみ込んでいるかのようなスタイルで仕事していますが、殺し愛のミファといい、なんか最近こういうスタイルで登場するキャラが増えている気がする……気のせいだろうか?

容姿的には浅黒い肌に切れ長の細め、髭をたくわえており、髪はお団子ヘアー。靴下もはかずに素足と、あまり自らの出で立ちに頓着しないタイプなのかもしれません。

お茶目というか、やり取りにお笑いの要素を混ぜたがるのか、突っ込みを要求したりと、月見英子さん曰く『めんどくせぇ!』

好奇心が旺盛なのか、諸葛亮(孔明)が月見英子さんの曲のアレンジをお願いした際には、ちょっとした賭けをしております。

スティーブ・キドが納得できる曲を仕上げることが出来れば無料。

出来なければ、諸葛亮(孔明)がスティーブ・キドの軍師になること。

中々に愉快な性格をしていることが、このやりとりだけで想像することが出来ます(笑)

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

ちなみに彼、諸葛亮(孔明)について、『もしかして本物の孔明なんじゃないの?』と発言しており、偉人は偉人を知る、という感じなのかもしれません。

多分、諸葛亮(孔明)が仕事をもってきたから、急な依頼にもかかわらず、このような賭けを引き受けたのだと思われます。そういう意味では、月見英子さんの天命、マジパネェ(驚)

結構な気分屋のようで、月見英子さんが最初に会った時は、気分が乗らなかったらしく、『今日は帰っていいよ』と言い出す始末。

にもかかわらず、彼女が孔明の罠(違います)として持たされていた極大お得プリプリンによって、買収(違う。違くないけど違う)することに成功。

ちなみに、味覚がおかしいのか、独特なのか、このプリンの中にメンマ突っ込んで彼は食べています……食感といい、味といい、どこにもマッチする要素が見受けられないのに、何故これが最高なんやスティーブ・キド……メンマ好きの友達がこれ見たら怒りそうなシーンです……

こういう要素だけをあげつらっていくと、コイツ、本当に凄腕のDJなのかよ、という疑問が出てきます。

ですがそこはご安心下さい、月見英子さんの歌を聞いてレンジ感について評価したり、彼女が歌ったマリア・ディーゼルの曲についての見解を述べていたり、とミュージシャンとしての実力を垣間見せています。

さらには、『君は自分がないね』と断言し、『君が自分を見つけられるまで……来なくていいから』と追い返す様を見るに、トップの歌手が持つであろう、情感を揺さぶるような歌手の訴えが、この時点の月見英子さんからは聞こえなかったことを、聞き取ったのだと思われます。

引用 小川亮 四葉夕卜/講談社

紆余曲折を経て『自分』を見つけてきた月見英子さんの歌を聞いて、諸葛亮(孔明)に『賭けは僕の負けだね』と告げているシーンを見る限り、欲求には非常に素直なようで、

『良い仕事が出来れば気分はいいさ でも負けるのは大っ嫌い!』

と断言していますので、負けず嫌いな面も見せています。

まぁ、どのような分野であれトップに躍り出るような人は、誰であろうと負けず嫌いな面を持ち合わせていると思うので、この諸葛亮(孔明)とスティーブ・キドとのやり取りは納得感がありましたね。

しかしプリンにメンマ突っ込むのをBBラウンジのオーナーである小林さんにも勧めているコマも存在しますので、出会う人出会う人にこのメンマプリンを食べさせようとしているのか……

ただ、この人、控えめに言うと味覚が独特、ハッキリ言うと味覚がおかしい、という内容を先に書いていますが、小林さんが作った美味しそうな食事を食べたら、いたく気に入っているコマも存在しているので……二週間で一千万以上稼ぐようなDJなのに、まともなものを食えていないだけ疑惑が出てきました(汗)


スティーブ・キドの作った曲『DREAMER』は相当な名曲のようで、対バン形式で演奏し合ったAZALEAとの戦いでは、イントロが入った瞬間、AZALEAのプロデューサーである唐澤氏が、一聴しただけで『これは……しまった……!』と危機感を持っており、月見英子さんが歌い始めると『ここで新曲を発表する!』と周りのスタッフに指示を出し『そうしないと……全部ヤツに喰われるぞ!』と言い出すほどのレベルなんですから、これは早くアニメ化して欲しい。

『DREAMER』、どんな曲なのか今から楽しみなんですよね。

さて、そんなスティーブ・キドの声優は、誰が担当するのか……考察材料は七巻まで出ている内容で考察していますが、彼、凄腕のDJ、ミュージシャンという設定ですが、彼本人が自ら歌う、ラップする、というシーンはもちろん無いので、月見英子さんやKABE太人のように『歌える』『ラップが出来る』という条件はありません。

つまり、純粋にスティーブ・キドという人物に合致する声優さんを予想すればいいわけですので……

岡本信彦さんはどうかな、と思っているんですよね。過去に岡本信彦さんはバクマンで、天才漫画家の新妻エイジの役を好演してくれていますが、この天才性と言うか、個性の塊であるスティーブ・キドを演じる上で、天才性、というものを声で表現するのに適しているのでは、と思うんですよね。

私の声優に関する知識が狭い、少ない、という要素は多分にあるんですが、私の知る限りでは岡本信彦さんがふさわしのではないかと。

違う側面から考慮するなら、いかにも気分屋なので気だるげな声を発することに重きを置いて、声優さんを選ぶ、という考え方もありますね。

追伸

パリピ孔明の第七話が放送され、スティーブ・キドも登場いたしました。

声優は遠藤大智さん……すんません、正直知らない声優さんです(汗)

ウィキペディア見てみたら2008年から活動されておりますが、ウィキには【太字はメインキャラ】と書かれているのですが、太字で書かれているキャラがいないんですよね、一人も。

黒子に徹した声優さん、というところでしょうか。でも声のイメージはスティーブ・キドに合っていると思います。

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