パリピ孔明アニメ第九話 たみくさのために 視聴後の感想 ネタバレあり

パリピ孔明

今回だけは、いつも恒例の故事ネタからではなく―I’m still alive today、こんな良い曲だったのか!

アカペラでも良かったし、シーンに合わせた情景も良かったけど―なんなのかな、96猫さん、あそこのI’m still alive today、これまでのI’m still alive todayと歌い方変えましたかね? 

なんか別物に聞こえたのは偽薬効果というか、私の思い込みなんでしょうかね?

これより、私は布教を行う(オイ)

聞くのだ、たみくさよ、この素晴らしい歌声を、I’m still alive todayを(オイオイ)

これをフルで聞きたいと思うなら、ボーカルフルアルバムを購入するのです(購入するのです、するのです、です)

私はもう予約した。

たみくさよ、月見英子と久遠七海の歌声を聞く準備は万端か?(オイオイオイ)

布教、終わり。

さて、布教は終わったのでパリピ孔明に話を戻します。

今回の故事は、関羽と張遼。

引用  小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社

呂布の部下であった、張遼という武将を惜しんで、その助命を関羽が曹操に嘆願する、と言うのは三国志『演義』になります。

時系列を整理すると、劉備と曹操の連合軍と敵対していたのが呂布になります。

三国志最強の一角と名高い呂布ですね。

その武将として奮戦する張遼を見て、関羽が好印象を抱くことから関羽と張遼の関係が始まる訳です。

最終的に呂布は劉備・曹操の連合軍に敗北、呂布とともに張遼も捕らわれの身となります。

その際、呂布は命乞いをするのですが、そんな呂布を見て「見苦しい!」と一喝するのが張遼。

主である呂布の処刑後、張遼は自らの首を差し出すのです。

ただ、敵でありながら張遼を高く評価していた関羽は、彼の助命を曹操に嘆願。

曹操も関羽の申し出を聞き入れ、二人の間に友情が生まれる、という流れになります。

しかし、三国志の史実では、張遼が曹操に降伏した、という事実はありますが、そのエピソードに関羽が絡んでいた、という事実はありません。

あ、あと先程私は呂布を三国志最強の『一角』と呼びましたが、三国志は最強の候補が三人もいるんよ(汗)

個人的に最強の一角と思うのは、呂布に、張飛に、張遼。

張遼が最強の一角であると私が思う理由は、合肥の戦いが主な理由ですね。

孫権軍十万に対し、曹操軍は僅か七千。

この時、曹操は不在で張遼、楽進、李典の三将軍が指揮を取る事になるのですが―張遼は自らに従う兵を選別し、800人を集め、孫権軍に突撃するのですが、この突撃が、張遼を三国志で『最強の一角』と言っても良い成果を叩き出してしまうのです。

十万の軍相手に、張遼は800の寡兵で自ら先鋒となって孫権の本陣に斬り込み、バッサバッサと相手をなぎ倒した結果、孫権の眼前にまで迫ってしまうのです。

孫権は慌てて逃走するのですが、張遼の率いる軍が寡兵である事を把握すると、張遼の軍を何重にも包囲。

そりゃそうです、自軍は10万、相手はたった800。勝てない訳がありません。

が、これを張遼は意表を突き、包囲の中央を急襲するという、島津の退口を思い起こさせる行動を取ります。

ただ、そんなことをやっても、大多数の者はついていけません。

張遼以外は数十人の兵しか、この包囲を脱出出来なかったんですね。

そしたら残された兵たちが「将軍は我らを見棄てられるのですか」と叫んでいるのを聞いた張遼は、なんと、再び包囲に突撃、残された兵を救出してしまうのです。

もうたった800人、いや、張遼と言う最強の武将にズタボロにされてしまった孫権軍は意気消沈し、脱出する張遼に攻撃しようとはしませんでした。

これほどの武勇を誇った張遼の名は、孫権が地盤とする江東にも広く轟いていたため、江東の子供が泣き止まない時も「遼来遼来(張遼が来るぞ)」と言えば必ず泣き止んだ、という逸話が紹介されていますが―こんな、創作めいたことを歴史に刻まれてしまっては、そりゃ泣き止むわな。

『泣く子も黙る』という言葉の由来とも言われる―というエピソードがある張遼です。

どうです、最強の一角の名に恥じないエピソードでしょう?(ドヤぁ)

……ゴメン、パリピ孔明の話をしていたんだよね、私(汗)

チキチキバンバンが流れると、ななみんのスマホにはプロデューサーである唐澤からの着信が。

引用  小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社

漫画にはない、アニメオリジナルの描写でしたが、唐澤さん、ななみんがストリートで歌っていることを把握しており、今すぐストリートライブは止めろ、と言います。

久遠七海側にも立って情報を開示していますが、私個人はこういう展開の方がより感情の移入がしやすくなるのでいいですね。

プリンジジィのくだりは……原作通りだから感想はカットしてもいいかな(笑)

あ、あとKABE太人とその友達によるサイファー(私はサイファーなるものがどういうものなのかよくわかってないですが)で、KABE太人も『これが俺、か』と何かをつかみかけている模様。

KABE太人と赤兎馬カンフーの戦いはアニメ化されるのか、否か……ブルーレイの情報では第三計が9話から12話まで収録とあるので、全12話であることを考えると、残り三話なのだから、可能性は十分にあると思うんですよね。

なんか孔明が葉っぱ持ってコソコソ動き回っているのが笑えますな(笑)

引用  小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社

プリンジジィによって気落ちしてしまった英子の気分転換をかねて、月見英子と久遠七海の二人はスカイスクエアの展望デッキへ。

ここで久遠七海から自身がAZALEA(アザリエ)のベース兼ボーカルの久遠七海であることをカミングアウト。

『じゃじゃーん、アイドルバンドAZALEA(アザリエ)のベースボーカル、久遠七海でーす……なんてね』

引用  小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社

何とも虚脱感が漂うななみんの自己紹介。

そこから入るAZALEA(アザリエ)メンバーの過去。

練習に夢中でバンド名を考えていなかった、とは中々オモロイエピソードや(笑)

バンドバンドバンドに、七一葉(『七』海に『一』夏、双『葉』から一文字ずつとって)、という候補もありましたが、AZALEA(アザリエ)になってよかった。

TYPE―MOONが斬撃皇帝騎士団にならなくてよかった、と思うのと同じぐらい、AZALEA(アザリエ)という名前になって良かったと思う(笑)。

AZALEA(アザリエ)の花言葉は『青春の喜び』。

文化祭のステージでの発表後、上京したもののチャンスは得られなかったようですが、七海個人としては大好きな音楽が出来ていたので、まだ楽しかった、『アイツが現れるまでは』と言うんですよね。

そして登場、唐澤プロデューサー。唐澤寿彦、という名前だったのか。

引用  小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社

『結成して三年……キャパ50人のライブハウスを半分も埋められないなら……やめてしまえ! そんな売れないバンド!』

唐澤に反発して自分たちのロックを貫こうとするAZALEA(アザリエ)でしたが―現実は、厳しい。

『ギリギリだった』久遠七海は、唐澤に頭を下げ、AZALEA(アザリエ)を売って下さいと申し出ます。

かなりキワドイ衣装ですよね、コレ。

引用  小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社

コレを着て演奏しろという唐澤からの要求にも、

『着るものくらいで私たちは変わらない! 今は我慢して着よう』と七海が二人に答えたのも、苦渋の決断だったのでしょう。

さらには原作には無かった、演奏はいらない、エアーで構わない、パフォーマンスに集中しろ、という要求ものみます。

原作では、四巻で周りにスタッフの一部が『チューニングしてどうすんですかね? 演奏しないのに』と嘲るようなことを唐澤に言うシーンがあるので、アニメオリジナル、という訳では無く、漫画の話を元にしたオリジナルになりますね。まぁ、エアーであることに違いはないんですが。

ちなみに、『チューニングしてどうすんですかね? 演奏しないのに』とスタッフから告げられた唐澤さんの対応は―ああ、これはアニメ化されるまで言うのは、ここでは控えましょう(知りたい人は唐澤について書いた記事で言及していますのでどうぞ)

ヒールめいた言動のように見える唐澤さんの、意外な対応が見られるでしょうから。

苦しみを抱えていた七海のために、月見英子はI’m still alive todayを歌うのですが―これはもう冒頭部で書いたので、さらに書き連ねる必要もないでしょう。

引用  小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社

あんな曲を聞かされたら、早くボーカルフルアルバムをリリースしてくれ、としか私からは言えません。

はよ、はよ、アルバムをリリース、プリーズ(笑)

コメント

  1. マル より:

    パリピ孔明の感想記事を探してて辿り着きました!感想面白く読ませてもらってます。

    • n-hata より:

      マルさん感想ありがとうございますm(_ _)m
      パリピ孔明面白いんですよねー、王道的展開を楽しく見させてもらっています。

      またお暇な時にでも感想の記事でも読んで貰えればうれしい限りです(^o^)

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