タイトルからして物騒な第二話【TARGET】の視聴後の感想ですね。
復讐鬼、ホーさんの登場によってようやく、ちょろっと物語のエンジンがかかり始めるわけなんですが……
引用 Fe/KADOKAWA
あぁ、この執念のシーンはどう描いてくれるのだろうか……
とりあえず、第一話の感想でも書いてはあるんですが、一応、書いておきましょう。
この先は『殺し愛』のファンの方にとっては見聞きしたくない意見が多分に出てくる可能性があることをご承知おき下さい。
それでは……先週の第一話視聴後の感想でも書いていますが……
『3巻の半ばあたりから、ストーリーが私好みに展開してくれたのは嬉しかったですが、正直に言うと、ストーリーが走り始める前までは…『え? これってアニメ化しても売れないんじゃね?』とさえ思いましたし、『まとめ買いして失敗したぁ! 面白くねえぞこの漫画ぁ!』とすら思いましたからね(汗々)
と、抜粋していますが、そうなんです……ホーさんが出てきたおかげでストーリーが動いてはいるんですが、初見の私はそれでもツマランと感じていたんですよね。
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
このシャトーちゃんに嫌がられるリャンハの図は見ていて面白かったけど(笑)
結果、ホーさんの登場に多大な期待を抱きつつ視聴しましたが……やはりと言うか、予想通りと言うか、第二話もあまり面白いとは思えませんでした(泣)
まぁ、原作の『殺し愛』でも面白く読めたのが3巻以降だったですよね……あのホーの執念を見させて貰ってから物語にのめり込みましたからね、私は。
リャンハの妖しげな魅力ではなく、シャトーちゃんのツンデレな可愛さでも無く、リャンハに始末されてしまうやられ役のホーさんから『殺し愛』に入った私は異端中の異端なんでしょうねえ(泣)
ホーさんがやられてしまうことはわかっているのに視聴するというのも、なんか複雑な気分ですし(苦悩)
今回、見所、というほどのモノがあったかと言うと……
バトルシーンはどこかこう、もっさりしているイメージがあります。
第一話の時もそうだったんですが、手足や拳銃などをズームアップすることを繰り返しているせいか、見ている視聴者に速度が出ているシーンであることを訴えられていないように思えるんですよね。
期待していたホーさんとのカーチェイス(ホーさんはバイクだけど)のシーンも、疾走感があまり感じられなくて(汗)
これも銃を取り出した時にスローモーション&銃へのズームアップがされているせいなんでしょうか、こう、戦闘シーンであるとは思えないんですよね……うむぅ。
静止画である漫画に疾走感を求めてはいない、というのはあるんですけど、原作の漫画の方が、カーチェイスのシーンは臨場感があったかなぁ。
多分、これはホーさんがシャトーちゃんの車による体当たりでフッ飛ばされる際、スローモーションでフッ飛ばされた挙句、『やるじゃん』とかって言っているせいだろうか。
引用 Fe/KADOKAWA
もちろん、原作でもホーさんは『やるじゃん』と言っているんですが、漫画版ではフッ飛ばされる際にもしっかり表情が描かれており、余裕綽々という感じの表情で言っているので、強者感がマシマシになっているんですよね、漫画版のホーさんは。
しかしアニメ版のホーさんは意表を突かれたかのような表情になっており、それまでのシーンのことを考えると(自分から先制攻撃を仕掛けている、さらには不意打ち気味に奇襲を成功させている)、余裕ぶっこいてフッ飛ばされて、驚いたような様子で『やるじゃん』はギャグシーンのように見えなくもないと言う(汗)
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
音楽は私の好みなんだけどなぁ。
第二話の最初に流れた音楽なんか、ミステリアス、かつシリアスな感じで、『殺し愛』の世界観をうまく描いているように思えるんだけどなぁ……
声優さんの演技には文句はないんです、大西沙織さんの、現実の大西さんとはおよそかけ離れているクールで落ち着いた感じの声音に、全く得体の知れないリャンハの不気味で底の知れない感じの語りを行う下野紘さん、シャトーちゃんに振り回されっぱなしな様子が目に浮かぶほどに気の毒な調子であるエウリ君こと堀内賢雄さん、この『殺し愛』における数少ない癒しである、インド君ことジム、天崎滉平さん。
そしてどこか狂気的な空気を撒き散らしつつチンピラチックな声で演じてくれる前野智昭さん。
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
あと、割と良い演技をしてくたと思うのが、ホーさんに撃たれた不運なトラックドライバーさんと、リャンハと寝た女性。
特にトラックドライバーさんの声は、すごくマッチしていたと思います。私、職業柄トラックドライバーの人と毎日のように会っていますので……もちろん、トラックドライバーの方も千差万別なんですが、気の良い強面のオッサン、という感じの声を出してくれています。
クレジットは何も書いていないから、誰が演じてくれているのかわからないんですけど……堀内賢雄さんかなぁ?
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
リャンハを殺すよう依頼した依頼主は露崎亘さん、リャンハと寝た女性【美人局の女】とクレジットされていますが、こちらは劉セイラさんが好演してくれています。
うーん、やはり第一話の滑り出しがよくないと、第二話の印象もよくないのか。こうやって書き出していくと、良い所が声優さんの演技にかなり偏っていることが炙り出されてしまうので(汗)
『錆喰いビスコ』くらいに戦闘シーンに迫力があれば見所も増えると思うんだけど……
現に、こうやって三度くらい『殺し愛』の第二話を見返しているんですが、一回見ただけでスパスパと二時間かからずに感想を書けた『錆喰いビスコ』と異なり、執筆を開始して二時間近く経っているのにも関わらず、『錆喰いビスコ』の半分くらいしか感想が書けていないことが、第二話までの『殺し愛』の出来具合いに喜んでいない、という証明になるのでしょうか。
ちなみにですが、ABEMA TVでは、第一話の【WHAT`S YOUR NAME?】は一週間で7.1万回ほど視聴されています。
もう少し時間が経たないと何とも言えませんが、1月27日20時時点での『殺し愛』第二話【ターゲット】の視聴回数は1万回未満……正確には、私が見た時点で9709回でした。
どこまでこの数字が伸びてくれるのか、あるいは……あまり考えたくはありませんが、私が危惧した通り、第一話のエンジンのかかり具合に不満を覚えた視聴者が離れてしまい、ガクッと落ちてしまうんでしょうか……
個人的には、リャンハとシャトーちゃんのラストが、ハッピーエンドになるのか、『最期』になるのか、漫画だけでなくアニメでも見たいと思っていますので、人気出てくれないと個人的に困るんですよね(汗)
多分、ドニーを倒してそこでお話し終わり、という感じで第一期は終わると思うので……そうなってくると、ラストまでアニメ化して貰うには人気が出て、第二期製作決定、というふうになって貰わないと見れないから……頼むから端役エンジンかかって『殺し愛』、視聴者が離れてしまうその前にぃぃぃぃっ(悲鳴)
次回の第三話はABEMATVでは2月2日、Dアニメストアであればもう第三話が放送されており、翌週には第四話が放送されるんですが、Dアニメストアとは契約していないのだからしょうがない(泣)
第三話は【ROOM】というタイトルから判断すると、リャンハをアパートに上げるFILE9、第9話まで放送すると思われるのですが……殺し愛製作委員会さん、もう少しペースアップしてくれてもいいのよ? もう一気にホーさんとのバトルまで踏み込んでしまいなよ、ユー(誰に言っている、誰に)?
あと、個人的に第一話の最期の方で下野紘さんがナレーションしていた、『この愛の終着駅が君の涙でできているのなら 僕らの進む道には死の花が咲き誇っているだろう』という、あのインド君主催の、【シャトーサァンが顔面蒼白ニナル アオリランキング』で第一位に輝いたアレをナレーションしてくれたのは嬉しかったので、第二話も何かアオリがあるのかと思って期待していたんですが…無かったのは個人的に残念ですけど、第二話に合うアオリ、FILE9まではないしなぁ。
引用 Fe/KADOKAWA
個人的には13話のトビラのアオリである【過去も未来も。罪も罰も。死も愛も。全てを抱いて眠ろう】が場面的に合っているのではないかなぁと思いますが(笑)