さて、昨日の『パリピ孔明』では月見英子と共に同じ道を歩む同士の一人、KABE太人についての考察及び、その声優を誰が担当するのかを予想させて頂きました。
今回予想させて頂く人物は、ミア西表(いりおもて)
諸葛亮(孔明)が初見で『存在感のあるシンガーですね』と語っている人物です。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
しかし、彼女の声優の予想を行うのなら、通常の手順と違う手順で行った方が効率が良いのでは、と思いました。
理由は、KABE太人。
昨日考察を行ったKABE太人の場合、その人となりや特徴をあげていくことで起用されるであろう声優の予想をする、というのがあまり通用しないんですよね。
何故ならば、KABE太人はMCバトル最高峰DBR3連覇しているラッパー。どう考えても、ラップが得意である、という前提が無ければKABE太人の演技は出来ないでしょう。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
昨日、私はいつも通り、KABR太人の人となりや特徴をあげていきましたが、最後に『ラップ』という項目が出てきて、困ってしまったんですよね。
あ、これ、最初に色々考察したの、全部無駄だったんじゃね、と(汗)
ラッパーなのに、ラップ出来ない声優さんをあてても、意味がありませんから……何故わからなかった、昨日の私。
ですので、ミア西表というキャラクターで外せない項目をまずはあげておきます。
ミア西表はシンガー。月見英子が最初にライブイベントでバトルする相手になります。
ミア西表。以下、1巻のミア西表の紹介と言うか、ライブバトルを行う際の、諸葛亮(孔明)の分析になります。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
『彼女はクラブ界隈で長く活動を続けている歌手で 根強いファンが多く一定数の動員力がある 英子さんのフロアは閑古鳥が鳴き ミアのフロアは大盛況 そんな事態が容易に想像できます』
ですので、当然のことながら歌えなければダメです(当たり前やん)
声優さんの中でも、歌の上手い方は多くいらっしゃいますので、そこは問題ないかと思われます……そういう意味では、KABE太人の声優さんを、誰で起用するか、という問題よりは良いでしょうか。何せKABE太人、MCバトル最高峰DBR3連覇しているラッパーという設定ですからね……モブキャラ、陰キャ、急性胃潰瘍とか他のキーワードがどうでもよくなるくらいの設定ですからね(汗)
歌の上手い声優さん、プラス、ミア西表にはもう一つの特徴があります。
月見英子さん、ミア西表の歌を聞いた際、このように言っています。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
『ミア歌うめー ハスキーボイスにあこがれる~』
そう、月見英子さんによると、ミア西表の歌声は、ハスキーらしいんですよね。
これは重要なキーになります。歌の上手い声優さんであっても、ハスキーではないボイス(はっきりとした声、シルキーボイスというそうですが、調べて初めて知ったよ私)であると、設定上の矛盾が出てしまうんですよね。
ついでに言うと、個人的には、この設定、無視してしまっても良いと思います。理由は、ハスキーなボイスの歌上手い声優さんを探した結果、あまり歌のうまくない声優さんしか残っていなかった、なんてことになる可能性も皆無ではないので、その辺は柔軟な対応でよろしいかと。
さらには、テンポの速い曲も遅い曲も歌いこなせること。最初に登場した時にはミア西表、とある理由からテンポの遅いと思われる曲を歌っていますが、その後はアップテンポと思しき、ダンスミュージックを歌っているんですね。
つまり、ジャンル問わず歌える、というのは重要な項目になります。
ただ、月見英子の声優を担当している本渡楓さんの歌を聞いていますと、中々に上手いんですよね。キャラクターのイメージソングなのか、劇中歌なのかまでは調べていませんが、しっとりとしたバラード。
なので、ミア西表は、バラードの対極にあるアップテンポの歌が特に上手い声優さんを選んだ方が、対立関係をうまく提示できるのではないかと思います。
この、歌、という要素以外でミア西表という人物を評するのに、諸葛亮(孔明)の分析が役に立ちます。
『おそらくミアは無名の英子さんを自身の裏で歌わせ 自分のフロアが盛り上がっている演出をしたいのでしょう』
うん、ここだけ聞くとミア西表、あんまり性格が良くなさそうな気がします。
そう、彼女、中々に強かと言うか、ズル賢いと言うか、いい性格しているんです。良い性格、ではないですよ(笑)
私は先程、最初に登場した時にはミア西表、とある理由からテンポの遅いと思われる曲を歌っていますが、その後はアップテンポと思しき、ダンスミュージックを歌っているんですね。
この、『とある理由』……これも彼女の性格が出ていまして。
そもそも、ミア西表が歌う前は、前のシンガーによって盛り上がっていた状況だったんですね。
そういう状況で、あえてテンポを下げた訳です。
理由は、『めんどくせー』イベントだから。いや、これ私が適当書いている訳じゃなくて、ミア西表が作中で言っている内心ですから。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
このイベントで、自分の曲を使ってはいけない、有名曲のカバーでやってくれ、とイベント側から依頼されていたようなんですね。
で、これに対してミア西表は反感抱きまくりな状態……
『私のやりたいようにやらせるって言ったのはおまえだからな』という内心の台詞からもわかるように、中々のじゃじゃ馬ぶり(笑)
まぁ、しかし、月見英子を当て馬にしようとするとものの、彼女には立派な軍師がついているのは誤算でしたでしょう。
まさか、諸葛亮(孔明)という、歴史上でも有数の偉人がバックについているなんて、そりゃ誰も想像出来ない(笑)
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
児戯の如き下策と言われていますが……相手が悪過ぎるよなぁ……
ちなみに一巻ではヒロイン兼もう一人の主人公とも言うべき月見英子の踏み台にされてしまっている感があるミア西表ですが、6巻、7巻で再登場して、プロのミュージシャンとして月見英子と諸葛亮(孔明)の前に再び立ちはだかるのですが……この辺りは王道的な展開で、逆に良きかなと思いますね。
さて、最初はかませ犬みたいな登場の仕方をしたミア西表ですが、、再登場後は、この記事ではかなりはしょって書いていますが、プロのミュージシャンとして立ち塞がっているので、その辺りの違いも表現して頂けると個人的には嬉しいですね。宿敵と書いて友と読むのが個人的には大好きなので。
さて、ではそんな宿敵と書いて友と読むミア西表にふさわしい声優さんですが、歌が上手い必要があるのはこれまで書いた通りです。
そして、狡賢いと言うか、強かと言うか、いい性格しているキャラクターな訳ですね、少なくとも初登場時は。
ただ、認めるべきは認める度量はあるようですが……まぁ、ミュージシャンとか、野球の投手とか、こういう『俺、私がナンバーワン』みたいな自負がないと出来ないでしょうおからね。
その辺のところも含めて、誰がいいか、と予想しようとして、はたと気付きました。
歌の上手い声優さんって、基本的に大物が多いことに(汗)
田村ゆかりさんとか水樹奈々さん、水瀬いのりさん……うん、本渡楓さんがヒロイン役であることを考えると、その辺、どうなんだろうとも思いましたが、そんなこと言っていたらもう予想なんて出来ませんからズバッといきます、坂本真綾さんで!
理由。坂本さんの演技力であればあの強かさも演じてくれるであろうことは、無論理由の一つなのですが、やっぱり歌唱力。
水樹奈々さんも考えたんですが、水樹奈々さんだと、ミア西表じゃなくて水樹奈々の歌になってしまうので、その辺どうかなと考えた結果、『パリピ孔明』の世界観等を考慮すると坂本真綾さんかなぁ、と思った次第です
追伸
7日にABEMA TVにて先行で放送されたミア西表のキャストのクレジットを確認したところ、小林ゆうさんがミア西表を演じておられました。
姉御肌的なキャラを演じることが多い声優さんですし、歌唱面でもCDを出しておられるので、なるほど納得の人選。
自分で予想しておいて何ですが、ミア西表の声優が、坂本真綾さんは、さすがにないよなぁ(汗)