殺し愛 アニメ第八話CONFUSION視聴後の感想 ネタバレ有り

『ソン・リャンハさんを、僕に売ってください(❤)』という、サイコパス・ジノンもとい、村瀬歩さんの前回の台詞がめちゃくちゃ印象的である第八話【CONFUSION】の開幕……いやぁ、本当誰だよ村瀬歩さんをジノンにしようと言った人は、スゲェぞ、ここまでサイコパスちっくに演じてくれるとは……

個人的に殺し愛の中で私が好きなキャラは、復讐鬼ホーさんなんですが、アニメ版のウォン・ジノンは村瀬歩さんがドはまり過ぎて私の中での株価が二話連続で急騰し、ストップ高です……恐るべし、村瀬歩。今後、注目してみようと思うくらいにはスゴイ。

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

そして、リッツランサポートで、シャトーちゃんとエウリ君、インド君ことジム以外で、この時点で判明しているただ二人の社員、セドランさんとホセさんが、サイコパスの手によって海中に投機されてしまうシーンであっさり退場……漫画版だと無残に首を切り裂かれた死体をジノンが引きずっているんですが、さすがにアニメでそのシーンを描くのはあまりよくなかったのか、移ったのは一秒前後。

まぁ、一秒前後とはいえ、作中のシーンを忠実に表現したことを褒めるべきか、え、そこまで描いていいの、と思うべきか……まぁもっと過激な表現しているアニメなんていくらでもあるし、大丈夫でしょう。

それから、皆のオアシスであるインド君、もといジム君ですが、漫画版では周囲に人がいる状況下で銃撃されているんですよね。車もある衆人環視の状況下で銃撃される、という描写にすることで、シャトーちゃん達が敵対している勢力がヤベェ奴等だと、読者に間接的に訴える効果がある、と私は個人的に思っていたのですが、アニメ版では、インド君が銃撃された当時、周囲に車や人がいる描写が無いんですよね。

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

銃撃された後で車や人が集まってくる描写になっており、こちらはこちらで、でっかい道路にいる人物を銃撃するという、敵対勢力の暗殺力とでも言うべきか、隠密力とでも言うべきか、そういうのを表現しようと改変したのかなぁ、と考えてみましたが……どういう意図があったのでしょうね?

まぁ、その辺りはぺらぺらと書き連ねてみたものの、重要な事柄ではありませんので、これ以上の考察はパス(オイオイ)。

それよりも、ある意味ジノン以上に注目したのが、初登場したニッカ・フーベニー。

こちらで書いている通り、実にチンピラちっくな演技なんですが……時折、バトルジャンキーを通り越した、血に飢えた狼っぽい感じの表現を森田成一さんがされています。

『ウチの大将が ど~しても直にアンタに会いたいんだと 「生かして連れてこい」っつー条件つきでな

こんな面倒臭ぇご要望は初めてでよ おたく心当たりあんの?』

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

うーん、実にチンピラ臭いのに、舐めまわすかのような探りをいれてくるこの声音。

これは拙僧、サイコパス・ジノンに勝るとも劣らない予感がしてきましたぞ、ンンンンンンンンッ!(どこぞの陰陽師ではありません)

で、今日のベスト・オブ・サイコパスは、やっぱりサイコパス性では他の追随を許さない村瀬歩さんの演技でしたね。

『ニッカさん 離してあげてください そのひとを連れてきたのはボクなんですから 人の手柄に手を出さないでください』

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

なんか、あそこまで陽気に話していた少年が、いきなり落ち着いたトーンで、周囲の空気が冷える声音で話したらどう聞いたって怖ぇよ(恐怖)

そしてそこからの、ニッカの、

『あ~あ~……ジノォン、悪かったなぁ もう何もしない それしまってくれよぉ』

……いや、もうね。以前、どこかの役者さんが、悪役演じる方が幅が広くて面白い、というような発言をしていたんですが、ジノンもニッカも、その役者さんの言葉通り、村瀬歩さん、森田成一さんがかっ飛んで、というよりもう第二の人格でも起動させているのではないかと疑ってしまうレベル……声優、恐るべし。

特に、ニッカについては第九話でのリャンハと戦闘シーンが存在するはずなので、このチンピラちっくかつ、一部狂犬のような演技がどう変化するのか個人的には楽しみです。

で、今回の数少ない戦闘シーンでは、我等が心のオアシス、インド君ことジムと、シャトーちゃんのコンビネーションが際立ったシーンですね。

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

いや、このインド君の雄姿を撮るために何度プリントスクリーンを繰り返したか(汗)

それにしても、シャトーちゃんがトム(ドニーの手下、ライダースーツを着た、インド君を狙撃した奴)を蹴り上げるシーンは、作中で最も滑らかな攻撃シーンだったように思えます。

うん、どうにも殺し愛の戦闘シーンは、こう、もっさり、というか機敏さに欠ける印象がありまして……今回のシャトーちゃんキックはそれをしっかり裏切ってくれましたね。

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

が、ここまで第八話である殺し愛【CONFUSION】を見ていて、ようやく私はあるシーンがカットされていることに気付きました。

ミファ、そう、ミファが門の天辺で、例のデスノートのL座り(命名は私)してドニーを迎えるシーンがバッサリとカットされています……むぅ、ミファはあのL座りがないとキャラクター性が半減されてしまうのに(オイ)

さらには、ドニーがトムにシャトーちゃんを捜してもらいたいと電話した後に、ミファから『なにをそんなに焦ってる? ドニー』と車中で呼びかけるシーンもバッサリカット。

なんだ、製作陣はミファが嫌いなんですかい(オイ)

そりゃシャトーちゃんのように美人さんではありませんが、ミファにはミファの魅力があるんですよ? 

L座り(オイ)

あのサイコパス・ジノンに言う事を利かせられる数少ない人物(ここは重要)

ドニーの子ども達の中で、多分、最も察しが良い(あ、コレか?)

最も察しが良いミファの台詞をそのままアニメ化してしまうと、殺し愛の展開が読めてしまうから意図的にカットしたのかなぁ?

でもそれならそれで、無言でドニーを見つめるとか、表現方法は他にもあると思うんだけどなぁ……まるっと全部カット、と言うのは、うーん、と悪い意味で唸ってしまいましたね。

次話が原作ではFILE28のA WAR TRIGERなので、やっぱり前回書いた通り、2クールを想定して作られているみたいですね。

となると、第十話で原作FILE30のREUNIONを、第十一話でFILE32のALLYまでやって、第十二話までやるとしたらFILE35のSUITCASEまで放送するんだろうか?

いや、そこまでやったとしてもやっぱり中途半端と言うか最後までは描けないんだから、やっおあり2クール想定……

2期目があるといいんだけど、殺し愛の円盤(DVD)がどのくらい売れるかによるんだろうなぁ。

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