『殺し愛』ウォン・ジノンの声優は村瀬歩さん

盲信と信頼。字にすると全く違いますし、その意味も全く違ってきます。

gooの国語辞書によりますと、

盲信―わけもわからず、ただひたすらに信じること。

信頼―信じて頼りにすること。頼りになると信じること。また、その気持ち。

と、あります。

引用 Fe/KADOKAWA

ドニ―の子飼いの部下、と言うのはちょっと違うと思うし、側近、というのも違いますし、名前を与えられた子ども達、とでも呼称しましょうか。

ドニーによって名前を与えられた子どもは、4巻の時点で生存しているのが、ニッカ、ジノン、ミファの三人。

一応、トムというシャトーちゃんを襲った人物もいますが、彼は名前を与えられた子どもなのか、あるいは単なる部下なのか不明なので、今回は除外しましょう。

この三人の中で、ニッカは多分、盲信はしていないでしょう。では、信頼しているのか、と問われるとちょいと首を傾げてしまいます。何せニッカは戦闘狂の成分があまりにも濃いので(汗)

男の子なのか女の子なのか、しばらくの間よくわかなかったミファは、スカートを履いているシーンがあるので、多分女の子でしょう。その辺の男女の議論は置いておくとして、彼女はドニーを信頼してはいるでしょうが、盲信はしていないと思うんですよね。

引用 Fe/KADOKAWA

と言うか、この三名の中で彼女だけが、ドニーの異変というか、いつもとは違うことを敏感に察知していた描写が何回かされていますので……

で、三人目のジノンなんですが、彼はドニーを盲信していたのではないかなぁ、と個人的には考えています。

と言うより、深く物事を考えないタイプであることは5巻のオマケで、Fe先生が記述している通りです。

『ジノンが他人に対してあまり興味なさそうなタイプで、ニッカは詮索好きな感じでしょうか』

他人で興味を持つ、と言うか配慮をしているのはドニーの周りの人物、ニッカとミファだけな気がしますし、ニッカがドニーから離れた後は、ニッカに対しても殺意MAXな訳でしたし(ガクガクブルブル)

引用 Fe/KADOKAWA

今日考察するのは、ウォン・ジノン。

恐らく、ニッカ、ミファ、ジノンの三人の中で、もっとも無邪気に人を殺せる男。

ウォン・ジノンという名前が本名であるのかどうかは、例の如くわかりませんが、ドニーの発言通り名前を与えられたのであれば、このウォン・ジノンという名も彼の本名ではないはず。

ニッカに関してはオマケで、身長とか趣味とか色々なことを一問一答形式で答えるコーナーに出演していますが、ジノンとミファはこういうコーナー、設けられていませんので、趣味とか細かいとこまではわからないんですよね。

ただ、ジノンとミファは登場回数が多いので、いくらかピックアップすべき事項があります。

まず、初登場は三巻。ホーのことを全然使えないと言っていることからして、個人的にこの時点で減点一(オイ)

さらにシャトーちゃんとリャンハ、どっちから殺すとめっさ笑顔で告げていてサイコパス感もMAX。ニッカとは違う意味で怖いやつ(ガクガクブルブル)

担当編集さんも、初棟当時からしばらくの間は『サイコパスくん』と呼ばれていた、と4巻のオマケで書かれていますし(汗)

船に乗ってからはエウリくんこと社長をあっさり船から退場させてしまいますし、これ最初に読んだ時は私、【あ、社長死んだ……】って思いましたもの。

引用 Fe/KADOKAWA

リャンハの見立てでは『即死を免れただけでも幸いという程度 厳しいな』という程ヤバい状況でしたので、これで回復したエウリくん、確かにお医者さんにもビックリされますわ。

そして、リャンハに気付かれたにもかかわらず、笑える胆力があるのが、頭のネジが何本か外れている印象を、見る者に与えてくれます。

リャンハが深追いしなかったことを差し引いても、彼から逃げ切っているのは身体能力に優れている証拠でしょう。結構な高さのある地点から軽々と飛び降りていますし。

さらには、『リッツランサポート商会』のホセ、セドランの両名をあっさり殺害し海中に遺棄。

下船したリャンハを合流したニッカと共に連行するものの、ニッカがリャンハを殴りつけた際には、車の運転をしながらナイフを取り出しています。ニッカに『もう何もしない それしまってくれよ』と言われ、無表情でナイフをしまうの、本当にサイコパスで怖い(泣)

ニッカと二人でリャンハを連行した後は、ドニーにリャンハが尋問されている最中に、敬愛するドニーが侮辱された瞬間にナイフ取り出して無表情で激昂、もう本当にサイコパス過ぎるよジノン(苦笑)

この攻撃はニッカが止めてくれたので事無きを得ましたが、それに対してもこの表情。ドニーが侮辱されたにもかかわらず、どうしてニッカに殴られたのか理解出来ないと言わんばかりの、不満顔。めっちゃ腹立てているのがわかります。

しかし、ミファに嗜められると、拗ねながら矛を収めた辺り、ジノンにとってミファは間違いなく特別な存在なんでしょうね。

引用 Fe/KADOKAWA

そもそも、彼の使用する武器はナイフなんですが、銃は一度も使用していません。ニッカがジノンとやり合う事になった際『こいつが銃持ったらやべぇだろうな』と内心で考えており、その近くで【ミファが銃キライっていうんですよぉ~』と小さく描かれています。ジノンにとって、ミファは特別な存在だと思わせるコマですね。

ちなみに、リャンハに切りかかろうとした後で、ドニーに説教、という訳ではないんですが『私が仕掛けをするまではお前たちは種火でなければいけない わかるか』と諭された際のリアクションがこちら……

引用 Fe/KADOKAWA

うーん、この子、アホの子の成分もあるのだろうか(苦笑)

それから、他人に興味がないからか、戦闘能力は優れていても、持ち物検査と言うか、身体チェックは緩いらしく、リャンハは拘束されることを見越して針金を隠し持っていたんですが―ニッカ曰く『良かったなぁ ジノンのチェックがザルで』

うーん、こんなとこにもアホの子成分が(違う)

ノーブル家の拠点にドニーとミファと共にヘリでやってきた際には、ミファを肩車しており、どうにもミファとジノンの関係性がよくわからないんですよね。

ただ、ミファもジノンも、良い意味でお互いを思いやっているのはわかります。

そして、ドニーのもとを去ったニッカに再会したジノン君の笑顔。

引用 Fe/KADOKAWA

もうサイコパス改名しちまえよ、君(震震震震)

10巻のオマケ漫画では、ニッカと闘い敗北し、気絶した後に覚醒しても『僕 ニッカさんを殺さないと』と言っており、ドニーを裏切った者=悪、という観念があるのではないか、と思わせる描写です。

まぁ本編でも『死ぬ前に悔いて下さいよ ドニーを裏切ったこと』と言っており、この辺りはドニーを信頼、というより、もう盲信の域にまで行っているんじゃないかと思うんですよね。

ドニーの教育の成果なのか、あるいはジノンが元々こういう性質を備えた人物だったのか、もしくはその双方か。

この辺りは、戦闘狂と言われているニッカの方が、自分で物事の判断基準がある分、マシな気がします。まぁ、その判断基準が一対一で殺せるかどうか、というようなぶっ飛んだ基準ではあるんですが、自分の物差しが無いよりは、マシ……書いてて本当にマシなのかちょっと頭痛くなってきた(苦笑)

さて、そんなサイコパス、ウォン・ジノンの声優は村瀬歩さんが担当します。

女性役までこなせるくらいに声域の広い声優さんなんですが、『殺し愛』の中で村瀬さんを配役するなら、ミファ役かなと思っていたんですよね、第二弾のキャストの発表あるまでは。

『シャトー・ダンクワースとソン・リャンハ この二名 どっちから殺します?』とめちゃくちゃ朗らかに告げている村瀬さんの声、すごくサイコパスっぽく聞こえる。

ニコニコ笑いながら切り付けてくる瀬田宗次郎を幻視してしまいそうだよ、私は(汗)

本編でもこんな感じで朗らかに人を殺めていくんだろうなぁ、この子は(ガクガクブルブル)

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