実を言うと、アラン機関と電波塔事件の考察記事書くの、リコリス・リコイルを知って視聴し始めてからウッキウッキで待っていたんですよね。
ええ、どういう順番で記事を書いていこうかな、内容はどうしようかな、と眠る前に考えるくらいには(わくわく)
で、最初はアラン機関について書こうかと思っていたんですが、チョロッと出だしを書き始めてみたら、これは先に電波塔事件についての考察記事を書いた方がいいかなと思ったので、先に電波塔事件についての記事とあいなりました。
電波塔事件
リコリス・リコイルにおいて、10年前に東京を象徴とする巨大タワー、電波塔を占拠された事件。
オープニングのアニメで、一瞬だけ表示さる個人ファイリングのシーンがあります。
現在の錦木千束(にしきぎちさと)の評価はDランク。
引用 A-1 Pictures/アニプレックス
だが、幼少期のファイルではA+ランクの評価(筆記体で書かれているけど、多分、合っているよなぁ?)
この評価の違いも、電波塔事件以前、以後によってなんでしょうねえ。
引用 A-1 Pictures/アニプレックス
錦木千束(にしきぎちさと)がたった一人で解決したことで、リコリスの中でも有名な事件。
動画の中でも中原ミズキが語ってい、どうしてこんな『電波塔事件』で傾いてしまったタワーを【平和の象徴】なんてしているのか。
しかも『完全解決』とは言えない、とも中原ミズキは言っているんですよね。
錦木千束(にしきぎちさと)がたった一人で解決した、と言われていますが、情報収集などの段階から全て一人でやった訳がありませんし、そもそもテロリストがいなければ事件が成立しません。
電波塔事件を紐解くには、錦木千束(にしきぎちさと)はもちろんですが、それ以外の人からも情報を集めることが重要でしょう。
10年前は錦木千束(にしきぎちさと)が7歳。
7歳児が一人で電波塔を占拠したテロリストを無効化した、という字面に衝撃を受けますが……はい、中原ミズキは、現在27歳ですので、当時は17歳。
引用 A-1 Pictures/アニプレックス
中原ミズキは情報部に所属していた元DAであることがわかっており、千束との付き合いも長いようですので、先程の動画でぼかすように発言しているのも、他のリコリスより濃い情報を持っている可能性が高そうです。
ひょっとしたら、電波塔の事件を解決したのが錦木千束(にしきぎちさと)なのであれば、その情報を分析なり取得するなりして錦木千束(にしきぎちさと)を当時フォローしていたのが中原ミズキ、という線は有り得そうです。
が、先程の動画以外、リコリス・リコイルの本編で電波塔事件にかかわりのある重要な発言は無いように思われます(見落としてたらゴメン)
8話以降にあるのかな?
他には、第五話で、喫茶リコリコに出入りしている刑事さんが新人さんを連れて再登場しています。
四話で真島一派のテロリストに爆破された地下鉄内で銃撃戦の証拠である弾丸を発見した際、新人の刑事さんに一言。
『違う、これは事故ってことになってるんだよ。旧電波塔テロ以降から、事件がたくさん事故にされていったんだ。誰かが解決してるのか、隠蔽しているだけなのかも、わからない』
つまり、DAがリコリスを使って、悪人を事前に排除することで、事件そのものがそもそもいない、というようになったのは電波塔事件以後、ということになりますね。
第七話では、それまで千束&たたきなと遭遇、戦闘になっているテロリスト真島の過去が明かされていますが、ロボ太に電波塔事件は知っているだろう、と聞かれた際、
『ああ。折ったの俺だからな』
引用 A-1 Pictures/アニプレックス
と発言しており、さらにはロボ太の【テロリストは、コイツ一人に倒された】という発言に、
『一人は本当だが、あん時やぁまだちっちゃい』と言いかけ、千束の姿が、過去のリコリスの姿が重なり、同一人物だと確信しています。
真島の年齢まではわかりませんが、10年前、電波塔事件でテロリスト側で彼がかかわっていたことは確定です。
あとは先生こと、ミカと吉松シンジも関係者なのは間違いなさそうなんですが……ミカは千束が使うゴム弾(非殺傷性の弾丸)を手ずから製造しており、四話の水族館での千束とたきなの会話で、電波塔事件の時に造ってもらった、と千束が答えていることから、ミカもガッツリかかわっている模様。
吉松シンジも関わっている可能性はありますが、アラン・チルドレンにふさわしい才能の持ち主として、千束を『電波塔事件』によって見つけた可能性もあるので、電波塔事件に関係しているか、こちらはちょいとわかりませんなぁ。
そういった前提条件を踏まえた上で、以前に私が書いたこの記事です。
この記事で、電波塔事件に関係するようなことって何かあったけ? と思われるかもしれませんが、私、このように書いています。
防御面は『ほぼ』完璧なのではないかと。
『ほぼ』と書きましたが、その理由については電波塔事件と絡めて書いてみたいなー
ええ、防御は『ほぼ』完璧。何しろ弾丸だって避けられる。
では、何故『ほぼ』なのか?
避けた先に、誰か守る対象がいた場合はどうでしょう?
避けてしまったら、当然ですけど、弾丸、当たりますよね。
2話の最後で、ウォールナットこと、くるみを救出した後で、喫茶リコリコに彼女を連れ帰った後、千束はくるみに抱き着いていたのですが、その後ろからたきなが輪ゴムで狙撃、いたずらするんですよね。
引用 A-1 Pictures/アニプレックス
コレを、千束は例の能力で咄嗟に回避してしまうんですが、結果、後ろにいたくるみに輪ゴムが当たります。
コレ、何かを暗示している気がするんですよねぇ。
電波塔事件で、テロリストを壊滅させた千束ですが、この輪ゴム狙撃シーンから妄想を膨らませると、いくつかのパターンが考えられます。
その一
千束は、単独でテロリストは壊滅させたが、この事件で護衛すべき人物(大事な人物)を、この回避能力によって咄嗟にテロリストの攻撃を回避してしまい、死亡させてしまった
んー、ありそうだとは思うんですけど、護衛すべき人物という描写というか暗示が、輪ゴム狙撃以外出てきていないのが弱いかなぁ。
その二
千束は、単独ではなく『コンビ』でテロリストを壊滅させたが、この回避能力によって咄嗟にテロリストの攻撃を回避してしまい、コンビを組んでいた相棒を死亡させてしまった
んー、DAは隠蔽集団なので、ヒーローを作り上げるためにコンビで電波塔事件に挑んだものの、死亡したなんてことにするとマズイので、千束の相棒なんて最初から存在しなかったことにされてしまった……というのは有り得そうなんですが、でもそうすると、真島の『一人は本当だが、あん時やぁまだちっちゃい』が矛盾しちゃうんだよねえ。
実は、千束、双子だった、なんていう設定が出てきたら矛盾なく通りそうな気はしますけどね。
もしくは、テロリスト側が、相手(千束)は一人だと誤認する原因が存在していたか、ですね。
他にも何かありますかねえ? 私としては、この輪ゴム狙撃シーン、ダブル、ひょっとするとトリプルで意味を持たせている気がするんですよね……
『失うことで得られるものもあるって』とは、第三話で千束が、DA本部から実質的に追放されたのだと、井ノ上たきなが理解した際にかけた言葉ですが……
17歳の娘さんが言うには、何かしら失って、でも何か得たものがあった経験者でなければ言えないと思うんですよね。