リコリス・リコイル 楠木の声優は誰? DAにおける立場は?

リコリス・リコイル

本日のリコリス・リコイルはDAの司令官である楠木さんの情報をまとめていこうかと思います。

パッと見た感じでは、白いスーツを着ていて、しかも赤髪のマッシュルームカットの中年ですので、男性に見えなくもありません。

引用 A-1 Pictures/アニプレックス

しかも声も中性的ですので、なおさらわかりにくいですが、楠木司令は女性です。

いや、それにしてもリコリス・リコイルの登場人物って、リコリス以外は大半が名字か名前のどちらかしか記されていないんですよね。

ミカ然り、くるみことウォールナット然り、ロボ太もそうだし真島もですし、姫蒲も。

例外は吉松シンジと中原ミズキの二名のみなんですが、この二名はどうしてフルネームなんでしょうね? ミズキは元DAだから、という線も有り得そうですが、それならミカもフルネームのはずですし。

まぁ、その辺りは本編に全然絡まない話ですし、楠木さんとも関りがない話なので、この辺で。

初登場は第一話。めっちゃ物騒なナレーションを千束が行うんですよね。

『平和で安全、綺麗な東京。日本人は規範意識が高くて、優しくて温厚。法治国家、首都・東京には危険等無い。社会を乱す者の存在を許してはならない。存在したことも許さない。消して消して消して、綺麗にする。危険は元々無かった。平和は私達日本人の気質によって、成り立ってるんだ。そう思えることが一番の幸せ、それを作るのが私達リコリスの役目、なんだってさ』

という台詞のあとに、楠木のリコリス・リコイルの作品内における第一声が発せられるんですよね。

『あの目障りな電波塔が今や平和の守り神だそうだ』

助手の女性に、実に皮肉そうな台詞を吐いているんですが、コレ、よくよく聞くと、この後に出てくるヒールめいた役割を果たす楠木さんのキャラクターにそぐわない発言なんですよね。

そもそも、千束の先程のナレーションで、リコリス・リコイルにおける東京は安全な場所、とされているのに、こんな皮肉気な発言をいきなりするのも意外であれば、銃取引の情報を欲するがために、ミカにリコリスである蛇ノ目エリカが危ない旨を知らされても、犯人への狙撃はストップをかけており、リコリスの命より大局的な視点に立って物事の解決を志向していることが第一話からわかります。

銃取引は三時間前に終わっているので、情報を優先しても実際には何も解決しないんですが―仮に、仮に銃取引が終わっていなければですが、その場合は、蛇ノ目エリカの命と引き換えに情報を得て、真島の計画はこの段階で失敗していることになります(銃が千丁得られなくなりますので)

そういう意味では、小を捨てて大に就く考え方なんですが……この考え方がどういう結果を得るのか、第十一話以降に明らかになっていくでしょう。

リコリス・リコイルの一話では、たきなの機銃掃射によって現場にいたテロリストは殲滅できましたが、そもそもウォールナットことくるみにDAのラジアータ―をハッキングされた上、銃取引の誤情報(三時間前に取引そのものが終わっている)をつかまされたことを、作戦失敗の報告をする際には、たきなに全部ミスを被せる形で喫茶リコリコに彼女を異動させ、決着をつけています。

いやぁ、この辺は大人汚い、楠木汚い、と見事にヘイトを集めています。

が、この報告書を楠木司令の助手に見せた際、楠木はこう言っています。

引用 A-1 Pictures/アニプレックス

『組織を守るためだそうだ』

どう考えても、楠木司令より上から指示されたことを匂わせる発言でしたが、第十話でようやく楠木司令より上の立場と思しき人間が登場しましたので、多分この方から井ノ上たきなの喫茶リコリコへの左遷の件も命じられたのでしょうね。

この時の楠木司令の、窓の外を眺める顔が出ていますが、どういう心境だったんでしょうかね?

『司令を無視して作戦を台無しにした責任は重い。現場指揮官からも、越権行為の報告がきている、扱い切れないとな』

口ではこう言っているんですが、楠木司令、内心ではたきなのことをどう思っていたんでしょうかね?

第三話では、銃取引の現場の写真を提出して、DAへの復帰を訴えるたきなを冷たくあしらっていますが……これもめちゃくちゃ視聴者のヘイトを集めていましたけど……中間管理職の苦しいとこでしょうね。

引用 A-1 Pictures/アニプレックス

たきなが皆の前から走り去っていく時、無言ではありましたがたきなの走り去った後を見つめていますし、射撃練習している時も一瞬ではあるんですがたきなを見ているんですよね、楠木司令。

本当に冷たくあしらっているのであれば、戦力が必要であるという理由があるにしても、第十話でDAにたきなを復帰させていないと思うんですけど、どうでしょう?

少なくとも、現場で上官の命令を無視する、というのは、春川フキが言っているように、使い物にならない……とまでは言いませんが、非常に扱いにくい。

社会人になれば、部下が手順通りに行わないで大きなミスされると、それをリカバリーするのは上司の役目ですからね……フキがこう言う気持ちもわかるわぁ。

しかも、リコリスの場合はミスが生死に直結するから、なおさら。

にもかかわらず復帰させたのは、多分、たきなの独断で蛇ノ目エリカを救えたことを、楠木司令がよくわかっていたからではないでしょうか?

一方、錦木千束に対しては、実に辛辣な態度を取り続けています(笑)

『リコリスの義務は果たさないクセに、ライセンスの特権は欲しいんだな』

とかって、これ千束じゃなけりゃめっちゃ心理的なプレッシャーになるでしょ(笑)

『他人の処遇を気にする前にもっと働いて欲しいもんだがな。遊びでお前にライセンス出している訳じゃないんだぞ』

そして千束に色々と言われた際に、通信障害があったこと知られた時には『何を言ってるかサッパリだな』とその場を去っていくのは、これは完全に千束に口論で勝てなかったからですよね(笑)

軽く俯いたのは、口論における自らの敗北を悟ったからでしょうね(笑)

引用 A-1 Pictures/アニプレックス

千束&たきなとフキ&サクラの実践訓練を見た際には、助手にこう言っています。

『この距離からでも千束を撃つのは難しい。しかし、それ以外は、フフフ、生意気なクソガキだ』

この『生意気なクソガキ』発言の時、楠木司令、嬉しそうに言っているんですよね。

多分、リコリスとしてではく、真っ当な感性を持っている千束を、扱いづらいと思いつつ、人としても評価しているのではないでしょうか。

ミカに対してはその実力込みで信頼しているようで、第一話から敬語でやり取りを行っているので、先輩・後輩の関係なのかもしれません。

第十話においては楠木司令自らリコリスを率い、真島達テロリストを抑えるべく、現場に出てきているんですが……司令が出てくる、というのはリアルに考えれば有り得ないことなんですが(罠でも仕掛けられていたらどうする、という話です)その辺りは置いておくとしましょう。

引用 A-1 Pictures/アニプレックス

ここで楠木司令、PCの画面越しに真島に対して受け答えをしていくんですが、最後にたきなが、フキの制止を振り切って、独断で質問をするんですよね。

この時も楠木司令、無言で見守っているんですよね。

何を考えて、たきなを見守っていたんでしょうね、楠木司令。

その後に、たきなが叱責された様子も無さそうですし……

さて、楠木司令の声優さんは沢海陽子さんが担当しています。

声優業では海外ドラマ・洋画の吹き替えが多く、色々と作品に出られている方なので、代表作と言われてもパッとは出てこないんですよねぇ……

アニメでは、シャーマンキングでリゼルグを担当しています。

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