さて、先日の『パリピ孔明』では月見英子のライバルの一人とも言うべき、ミア西表(いりおもて)という人物の考察と声優の予想をさせて頂きました。
それで、まぁKABE太人の時と同様、まず歌えないとダメなんじゃね、という理由で声優さんの考察を行い、坂本真綾さん辺りなのかぁと予想させて頂きましたが……正直、全然自信ない(オイ)
で、本日考察させて頂くJET JAKETというのは、2巻の代々木アートフェスライブにおいて、向かいの場所で演奏していたインディーズバンド。
彼等は中々人気のインディーズのスリーピースバンドで、この代々木アートフェスライブの翌日にある単独ライブを成功すれば、メジャーデビューも視野に入ると有望株。
そういう状況下ですので、JET・JAKETのボーカルさんは、のんびりやろうか、と考えている訳です。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
まぁ、翌日にメジャーデビューが視野に入る、単独ライブを控えた状況下で、他のバンドとの合同みたいな形でのライブってやるものなのかな、と音楽にあまり詳しくない私はその辺り疑問に思ったのですがどうでしょう? 有り得る話なんですかね?
そういう重箱の隅を突くような話題の展開はやめて、JET・JAKETの考察を進めていきましょう。
このJET・JAKETというバンドは、6年前は月見英子さんと同じような状況下で、この代々木アートフェスライブからスタートしたらしく、ボーカルのイケメンに見える男性が『6年前は俺たちもあそこからスタートした』と呟いているシーンがあります。
客が集まらなくて苦労したらしく、去年から打ち込み音源を使用し始めてから集客が出来るようになったそうです。
これはJET・JAKETのボーカルが言っていることであり、他のメンバーも否定していませんから事実なのでしょう。
そして、諸葛亮(孔明)の分析も、『軽快な演奏と打ち込みを利用したサウンドが彼らの強み……』とBBラウンジオーナーの小林さんに語っています。
と、同時にこうも言っているのです。
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
『しかしそこにこそ重大な弱点が隠されている……』と。
このJET・JAKETのボーカルくん、諸葛亮(孔明)の分析によると、神経質で計画的……
この辺りまでは、長所にも短所にもなりえる点です。
神経質だからこそ、事前にあらゆる対応が出来るよう予測しておく、という具合に長所にもなれば、神経質だからこそ些細な事柄が気になって歌に集中できない、等々……計画的も同様です。
が、喉が弱い、というのはボーカルとしては章かなウィークポイント。
JET・JAKETの人気曲にMID DAYという曲があるんですが、この曲、ボーカルの喉が温まらないと歌えないらしいのです。
歌いたくても、喉が温まる後半でないと歌えない。これは弱点と言って良いでしょう。
月見英子さんの向かいに陣取ったこのJET・JAKETは、諸葛亮(孔明)の策略もありましたが、彼女の歌声によってかなりのお客さんをごっそりと持っていかれたのですが……この辺りは実際に2巻を読んで頂いた方が面白いと思うので、大々的に広告させて頂きつつ、どういう策だったのかは言わない方向で(オイ)
しかし、JET・JAKETからすると、面白くない訳です。
理由は、諸葛亮(孔明)の策略にも関連してくることなんですが、それにちょいとばかしJET・JAKETのボーカルくんが勘付いていたために、因縁をつける……というのは正確ではありませんが『やり方が汚ねぇ』とクレームをつけてくるんですよね。
これに対する諸葛亮(孔明)の応対が、凄いシラの切り方だったんで、なおさら怒ってしまいますし(笑)
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
ましてやこんな顔されたら、ツーブロックヘアのドラム担当の人ではありませんが、嫌いだとも言いたくもなりますし、殴っていいかと言いたくなるのもわからなくはない。
でもキーボード担当の髭さんが、良い人でよかった……でないと、諸葛亮(孔明)に絡んで大変なことになっていたかもしれないし。
ですがそこは三国志でも有数の軍師、何も持たずに戦場(違う)に来るはずがない。
彼が持ってきていた物は、何と、喉薬っ!(えー)
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
そう、諸葛亮(孔明)は、JET・JAKETのボーカルが喉に問題を抱えていることを知っていたので、それを解決するための方策を持参することで、JET・JAKETのクレームに対処するんですね。
ここでも、キーボードの人の好さそうな髭さんが、真っ先にこの諸葛亮(孔明)の、怪しげな喉薬を飲んでみてくれるんですね。
だって、どう考えたって怪しいでしょ? 現代日本で、ハロウィンでもないのに、どこからどう見ても孔明のコスプレした男が、色々な策略を施した末、クレームをつけられて出したのがこの怪しげな薬ですよ?! 私なら飲めない(汗)
しかしこの薬、効果は抜群で、キーボードの髭さん曰く、
『ヤバイってコレ! 味は最悪だけどめっちゃ喉ひらく! 試してみなよ!』
そうか、味は最悪なんですね……
しかし、これを聞いたドラム担当のツーブロックヘアさんも、ひとくち、と言って諸葛亮(孔明)の怪しげな喉薬を飲むんですね。
こちらも盛大に不味そうな叫びを出すものの、『でも嫌いじゃない』と言う始末。大丈夫かJET・JAKET(苦笑)
さらにはドラム担当のツーブロックヘアさん、ボーカルの彼に『飲め』『だってお前……喉ひらいたら最強じゃん』と殺し文句で追撃。
結果、ボーカルの彼も喉がスッキリ(笑)
引用 小川亮 四葉夕卜/講談社
ちなみに諸葛亮(孔明)の好みでは、MID DAY以降の打ち込み楽曲も素晴らしいが、フェス一年目の荒々しい演奏の方が好み、だとのこと。
さらには、あの頃の勢いがあれば、誰もステージからは離れなかっただろう、とも。
これに対し、ボーカルの彼は『あんた本当に嫌な奴だな』と言いつつ、薬のことで礼を言っていたりと、根は悪くない青年なんですよね。
ミア西表のように個人の名前が出てきていないので再登場がないキャラクターかもしれませんが、アニメ化されたらどういう音楽やるのか興味があるのでピックアップさせて頂きました。
なお、諸葛亮(孔明)はこの邂逅に、平和な世で助かった、と後からかけつけてきたBBラウンジオーナーの小林さんに呟きつつ、こんなとんでもないことを言ってのけます。
『世が世なら お三方の首をステージに並べなければならないところでした……』
そりゃ小林さんでなくてもコエーよと叫びたくなる(笑)
で、おそらくなんですが、このJET・JAKETの三人の声優さんを予想しようにも、ボーカルの彼は神経質で計画的、という性格面しか出てきていない上に、三人の名前は登場無し、このエピソードでしか登場シーンが七巻まででは存在しないということも考慮すると、売り出し中の、あまり名の知られていない声優さんが起用されるのではないかと思います。
それに、JET・JAKETの情報が少なすぎて、イメージする声優さんが思い浮かばない、というのもあります……
あるいは、私が先程書いたのとは逆パターンで、声優としての技術は置いておくとして、歌のうまい声優志望の卵に歌わせる、ということも有り得るかもしれません。
もしくは、普通の演技のシーンだけは声優さんを起用し、ボーカルの歌唱シーンのみは、声質が似ているミュージシャンの卵さんを起用するのでは、と。
個人的には、普通の演技のシーンだけは声優さんを起用し、ボーカルの歌唱シーンのみは、声質が似ているミュージシャンの卵さんを起用する、を推したいですね。
いや、昔、快感フレーズという少女漫画、アニメがあったのですが、あの作品、アニメ内のバンドを現実にメジャーデビューさせてもいるんですよね。
そういう感じでガチガチに音楽に力入れたアニメ作品が出てきても良いと思うんですがどうでしょう? 月見英子やミア西表の歌唱シーンも同じ方向でしたら個人的にはすごく興味が出ますな。
追伸 パリピ孔明の第三話で、JET JAKETボーカルの声優さんは、赤羽根健治さんであることが判明しました。
でも、楽曲は一切ナッシング……MID DAYってどういう曲だったのか聞いてみたかったなぁ(TーT)