ドラマ正直不動産第九話 決戦! 眺めのいい部屋 視聴後の感想 ネタバレあり

正直不動産

ドラマ正直不動産の第九話は第73直の眺望悪化マンションをメインに、チョット面白いお客さんを混ぜてお話を構成されております。

しかし、初っ端から榎本美波こと泉里香さんがアグレッシブにぶち込んできます。

引用 大谷アキラ 夏原武 水野光博/小学館

『榎本さん、僕を信じて下さい』という山下さん演じる永瀬のお願いを口説き文句と誤解し、『分かりました、二人だけの秘密ですね』ともう見ているだけで笑いたくなってくる演技、ご馳走様でした(笑)

と言うか、色恋方面での笑いは、正直不動産のお話では、ほぼ泉里香さんの独占案件なので頑張ってもらいたいところ。

ちなみに私のブログに書いている正直不動産の記事で、一番検索がかかっているのがブッチギリのナンバー1なのが榎本美波=泉里香さんの記事なんですよね。

余談ですが、榎本美波の半分ぐらいのアクセスがあるのが、正直不動産系の記事で2番目にアクセスがある、瀬戸健一課長の記事になります。

花澤がミネルヴァの主力として最初から在籍している以上、このお話は組み込まれる可能性はあるな、と思ってはいましたが、可能性が高いかと問われると首を傾げる感じでしたので、チョット意外と言えば意外。

まぁ、第八話の時点で『眺めのいい部屋』というサブタイトルはわかっていたので、第73直の眺望悪化マンションの話だろうなとは思いましたけど。

しかし、眺望権のところの解説、花澤さん―いや倉科カナさん、ここ、台詞回し大変だったんじゃないのかな?

【周辺に、同程度の高さの高層マンションが存在しなかった結果、良好な眺望を独占的に享受していても、その享受が社会通念上独自の利益として承認されるべき重要性を有し、法的保護に値するとは、到底認められない】

大阪地裁における平成20年の6月25日の判決 棄却 ホームページ下級裁主要判決情報ですね。

今回はこの花澤涼子こと、倉科カナさんのオモロイところが見られるお話しですな。

と言うかドラマ版正直不動産の女性は、みんなアルコールに弱いぞ、なんでやねん(笑)

『いい、許す、許してやるぞよ』なんのキャラだよ、倉科カナさん(笑)

男女の不平等をエッジを効かせて表現しているキャラが花澤だし、今回はそれが明確にわかるエピソードも用意されているのに、お酒飲んで『いい、許す、許してやるぞよ』(笑)

今までのキャラはどこにいったんだ(汗)

永瀬の、芋焼酎三本ってコロッといった、という発言がなんか哀しい(笑)

あ、あとオモロイと言えば小室晃弘演じる、はんにゃの金田哲さん。

『ザッツライト! 不動産を買うならジャストナウ! 不労所得で早期にアーリーリタイア。それが僕の夢の……ドリームなのさ』

一話限定でしか出演しないお客様でこんな濃いキャラ出してくるのかよ、監督さん(笑)

小室晃弘、というこの人物、正直不動産でも何度か出てきているお客さんでして、何かあれば机の上に立つという特徴があります(笑)

机の上に立つのは危ないと思ったのか、ドラマでは椅子に足をかける、というふうに変更されていましたね(笑)

実際にこんな人いたら、永瀬じゃなくても毒舌をブチ撒けたくなると思いますが(汗)

でも、演技はあまり上手くはないと、永瀬のようにウソをつけない私は感じてしまいましたm(_ _)m

いや、台詞が棒読みのように聞こえる箇所が何カ所かあって(汗)

棒読みの演技はクソ難しい、とある女優さんがやっていましたので、演技力が高い演者さんであれば意図して棒読みにしたのかと思うんですが……うーん、あれが演技のようには見えないんですよねぁ(はんにゃの金田さん、スイマセン)

だから永瀬が毒舌放った時はスッキリした(笑)

『利回り10%ですね、かしこまりました。ではそのような物件がございましたら……アンタなんかに教えず私が即買いたします、不動産投資は初心者でも始めることが可能です。ただ成功するためにはしっかりした計画が必要です。この本から察するに自称カリスマ大家のインチキ不動産セミナーにでも行って、コロッと騙されたんじゃありませんか? 貴方の言葉を借りるならべリーベリースイート。まさにカモオブザカモ、飛んでファイヤーにインするサマーの虫!』

久々に永瀬の長広舌が炸裂しましたねぁ(笑)

まさか小室晃弘のやたら英語乱発するところと、ドラマ版では椅子に足を乗せるところを山下さんに演じさせるとは思わなかった(笑)

本日のお笑い枠は、あと桐山があったか。

鵤社長のことを永瀬が聞こうとすると、退席しようとするんですが……その流れが、オイ、って突っ込みたかった(笑)

永瀬『あ、丁度良かった。聞きたいことあるわ』

桐山『忙しいんで』

永瀬『あちょちょちょ、ケーキ奢るから、チーズケーキもう一個』

桐山『ケーキ? いや、じゃなくて……モンブランで』

そう言って桐山が着席するの、ウケる(笑)

漫画版ならこういうコメディみたいな言動、桐山はしないからなぁ。

で、この桐山から鵤社長の素性について聞く事が出来ます。

鵤聖人は幼少の頃に両親に捨てられ、里親に養育されているのですが、まぁ……養父が一言で言うなら毒親という奴でして。

まず、養父、犯罪に手をそめています。詐欺まがいの土地売買を繰り返しているのですが、この養父を間近で見ていたためか、鵤は地上げの方法を学び、地面師として頭角を表してきます。

地面師、正直不動産の第八話で出てきた土地を用いた詐欺師ですね。

で、鵤の養父が毒親だと言うのは、犯罪に手を染めるだけではなく、さらにヒドイ理由がありまして。

義理の息子として引き取った鵤を虐待していたんですね。

が、住元不動産の地面師絡みの一件で、養父は逮捕されてしまい、さらには獄中で死亡。

これを恨んではいるのですが、鵤の恨み方が、通常の恨み方とはかなり違うんですよね。

普通であれば、義理とはいえ親が死んだとなれば、親が死んだ要因を恨むと思いますが、鵤の場合、先述したように養父に虐待されていたことで、自らの手で養父の息の根を止めることを切望したのです。

『登坂のせいで逃げ切られた』

『登坂には、必ず代償を払ってもらう』

『俺はあいつを抹殺する――どんな手段を使ってでも』

一言で言えば、逆恨み。ただし、尋常ではない怨念ですが……

後は、やっぱり花澤がいて、鵤がいるのなら、この名言きますよね。

引用 大谷アキラ 夏原武 水野光博/小学館

『世の中には理不尽で溢れてますからね。ただそうやって社会のせい、会社のせい、時代のせい、性別のせい―――ずっと何かのせいにしておけばいい。君の成功を阻んでいるのは君自身だ。他の何かじゃない』

とドラマ版では改変されていますが、世に数多ある悪役が言う名言って世辞も美辞麗句もない本質剥き出しなストレートなものが多いから響きやすいんですよね。

『ウチは、男も女も年齢もキャリアも関係ない。売り上げが全てだ』と言って花澤を勧誘するところも実にストレート。

最後は鵤社長が登坂不動産に乗り込んでいって降伏勧告していくんですが……その前の、榎本美波さんの、あのジェラシーと怨念に塗れた表情は凄かった(汗)

いや、最終話で登坂不動産とミネルヴァ不動産の決着がどうなるかも気になりますが、漫画版では縁が無かった永瀬と榎本の恋話はどう展開するのかも気になる所。

では、来週、最終話の正直不動産誕生の感想記事でお会いしましょう。

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