『殺し愛』ソン・リャンハの声優が下野紘である二つの理由

今日は『殺し愛』のもう一人の主人公とも言うべき、ソン・リャンハについての考察をしたい、と思うんですが……

引用 Fe/KADOKAWA

うーん、彼についてしっかり考察すると、どうしてもこの物語の核心を突いてしまうんですよね。

この物語の核心を突く≒シャトーちゃんの謎を暴いてしまう、ということになってしまうんですよね。

せっかく前回、シャトーちゃんの謎を暴かないようにして、殺し愛の魅力を知ってもらうために、シャトーちゃんの考察をしたのに―ここでソン・リャンハのことを余さず考察してしまうと、昨日のネタバレ防止の考察が無意味になってしまうー(暴)

と言うか、昨日発表された第二弾の『殺し愛』のPVで重要なネタバレが……いや、あれだけじゃ、まだ何がどうなっているのか、想像が出来ても確信にまでは至らない、かな?

なので、ソン・リャンハの考察も、昨日のシャトーちゃんのように、一番ネタバレしちゃマズイとこはスルーしますので、すでに『殺し愛』をご購読済みの方はその辺りをご了解下さい。

なお、私は11巻までは読んでいますが、コミックジーンは購読していないので、最新話でストーリーがどこまで進んでいるのかは把握できていないことを念頭に置いて貰えれば。

引用 Fe/KADOKAWA

ソン・リャンハ。第一話からシャトーちゃんを殴りつけた、とんでもない男(オイ)

作者のFEさん曰く『名前は韓国の人のイメージ』と第一巻のオマケで述べているので、人種は韓国人と考えて良いでしょう。

戸籍上は32歳、と同じくFeさんが述べていますが、『戸籍上』って言うのがポイントですね。

この『殺し愛』の舞台になっている、ヨーロッパのどこかの国・地方と思われる架空上の都市は、とにかく治安が悪いんですよね。

シャトーちゃんの考察でも述べましたが、『マフィアが制裁相手に多額の報奨金をかけ それを生業にする業者』が普通に存在している都市であり、ヒロイン兼主人公のシャトーちゃんの職業も賞金稼ぎです(エウリペデス・リッツランさんの経営する『リッツランサポート商会』に所属するスタッフ)

引用 Fe/KADOKAWA

一方のソン・リャンハは、一巻では所属不明、とだけあります。

と言うか、リャンハ君、一巻の時点ではどこの組織にも所属していません。

一巻の時間軸より八年前に、三檮会(さんとうかい)という、アジア流通の強豪勢力の通訳係として加入。

五年前に、リャンハ君が仕掛けた幹部暗殺事件によって、三檮会は解体の憂き目にあっております。この時の事件では、一夜にしてトップを含む重役18人が殺害されており―わーお、リャンハ君、ハッスルし過ぎだなぁ(ガクガクブルブル)

これだけ聞くと、かなりの危険人物に思えます。何せ、たった一人でヤクザのような組織を瓦解させた、ということになるのですから。

実際のところは……特上の危険人物です(汗)

だってだって、リャンハ君、第一話の一コマ目からアクセル全開で、数ページで四人も殺害してんだもの(恐) 何より許せんのがシャトーちゃん殴ったこと(オイ)

こういう、血も涙もないようなことを平気で出来る人が、何故かシャトーちゃんに対してだけは、銃を向けられようがスタンガン出されようが、殴られようが蹴られようが、殺すことだけはしません。

可能な限りの手加減を施し、傷付けないように制圧を試みます。

それどころか、シャトーちゃんが賞金稼ぎであるため、賞金首を狩って、用済みになった後はシャトーちゃんにプレゼントまでしています。

引用 Fe/KADOKAWA

容姿は韓国人なだけあってアジア系の容貌。黒髪、キツネのような細い目、そしてシャトーちゃんがいる所には大概コイツが存在するのが何とも……

ストーカー、とこの作品を知らない人ならば問うかもしれませんが、ストーカーではありません。

もっとヤバい何か、です(爆) だってこの目、ヤバすぎでしょ(汗)

いや、マジで1巻のFILE3で、シャトーちゃんにハグして匂いをかぐとかいう、マジのストーカー行為を仕出かしてますからね、ソン・リャンハ君は。

この時のシャトーちゃんの反応、よく手を払う程度で我慢したなと思いますよ。普通なら悲鳴上げて頬を張り飛ばしてるよ……

引用 Fe/KADOKAWA

しかし、まぁシャトーちゃんが、3巻のFILE18で夜会用のドレスを着たのはコイツの功績でもあるので、その辺りは認めなくもない(オイ)

性格的には、人をバスバスと銃弾打ち込んでぶち殺していますので、基本的に冷酷非情。

ただし、シャトーちゃん限定で愛想を振りまいていますし、好かれようと、多分本人的には全力で気を惹こうとしている、はず。

普通のプレゼントもしているんですが、シャトーちゃんがそういうのに興味を抱いてくれないため、賞金首のプレゼントという、物騒な贈り物を当初はしておりましたね。

しかし、このサイコパスめいた言動をしているソン・リャンハですが、シャトーちゃんのためなら本気で自分の命を捨てる覚悟も持っている男です。

4巻では、シャトーちゃん、義母を人質に取られたことによって、ソン・リャンハを売って欲しいと持ちかけられ、銃を向けられています。

まぁ、初対面の時は、賞金首と賞金稼ぎという間柄でしたので、弾丸も飛び交う状況だったんですが、4巻のFILE21は明らかに状況が異なります。互いに面識があり、互いに命を救い、救われたこともある仲です。

そういう状況下で銃を向けられ、かくかくしかじかと、人質をとられ、脅迫されていることを明かしたシャトーちゃんにこの男は、

引用 Fe/KADOKAWA

『君がどうあっても 僕は君の味方だ』

クソ、この男、シャトーちゃんを殴った許されざる存在なのにカッコいい(オイ)

さらには、この状況をどうにかしても、再び義母が人質に取られたり、エウリペデス・リッツランさんみたく首にナイフ刺されたりと、シャトーちゃん自身が存在することで周りを巻き込むことを危惧した彼女は、自殺しようと銃をこめかみに当てて引き金を引きますが、それも身体を張って阻止。

シャトーちゃんの意識を落として気絶させた後は、自らシャトーちゃんを脅した本人の元に赴き、

『彼女は引き渡しに応じた だから僕がここにる これで取引は成立だろう?』

とシャトーちゃんを安全圏に逃した上で、自ら縄にかかりにいくんですから、一体何があってリャンハ君はシャトーちゃんをこうまでして守ろうとするんでしょうね?

いや、『殺し愛』を愛読している方ならばもちろん承知の事情でしょうが、『殺し愛』を全く知らずにこのページを訪れる人もいるかと思いますし、失礼ながら『殺し愛』は、それほどメジャーな作品ではないと思うので、ネタバレして、これから『殺し愛』読む人や、アニメが放送されてから検索をして、このページに辿り着いた人のためにも、ある程度匂わせるまでならともかく、全部喋っちゃうのはダメですし、物語が走り始めるまでは、私のように興味が持てない方もいるかもしれませんし、一話で続きを見るのを止めた、とならないように興味を持って貰えそうな事実を開示しつつ、肝心のネタバレはしないように努めているんですがどうでしょうか?

まだ書き続けようと思えば書き続けられるんですが、明日の仕事が朝6時からなので、そろそろ寝ないといけないので。

ソン・リャンハの声優が声優が下野紘さんである理由なんですが、二つほど考えられるかと思います。下野紘さんは、最近の役処では鬼滅の刃での我妻善逸役が有名かと思われますが、こういうギャグというか軽い感じでの演技もこなしてくれるからですね。

ソン・リャンハはもう歯の浮くようなことをシャトーちゃんに普通にしますので(そして普通にスルーされる)

もちろん、決めるところはしっかり決めてくれるのは、プロの声優さんであればどなたでもやってくれるのでしょう。

私が下野さんの演技で期待したいのは、生死のかかった状況下での演技。いいものが出てくるのでは、と期待しているんです。

ウィキでも書かれていますが、授業で講師に「お前は芝居以前に、生きることに必死過ぎる」と言われ、力の抜き方を覚えた、とあります。

そんな下野紘さんであれば、生死のかかった状況下での芝居に、適役と言えるのではないでしょうか。

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