可愛いだけじゃない式守さん 3月9日発売12巻読後の感想 ネタバレ有り

私は甘い食べ物が大好きです。和菓子、洋菓子、中華、何でもござれ。

あ、あと食べ物だけではなく、あま~いお話しも大好きです。

『可愛いだけじゃない式守さん』12巻、読んだどー(歓喜)

引用 真木蛍五/講談社

で、どうしていきなり甘い食べ物の話をしたかと言うと、11巻の終盤では式守さん、和泉くんにバレンタインでプレゼントをすべくお菓子作りに挑戦していたから。

式守さんがチャレンジしたお菓子はフロランタン。フランスのお菓子ですな。

なお、ドイツでの名称はフロレンティーナと呼称される模様。

フランス語、ドイツ語共に「フィレンツェの」という意味があるとのこと。

カトリーヌ・ド・メディシスが、フランスの王、アンリ2世に嫁いだ時に、イタリアから伝えたお菓子、と言われていますね。

ただ違う説もありまして、製菓職人のフロランという人が考案者であり、イタリアとは何の関わりもないお菓子である、という説もあるそうで、この辺りはどちらが真実なのかは謎。

フロランタンは、クッキーの生地に、キャラメルによってコーティングを施したナッツ類(大体は、アーモン度をスライスしたもの)をのせ、焼き上げてつくる、画像のようなお菓子ですね。

そして11巻では、式守さんの他にもバレンタインに気合を入れてお菓子を準備された女子がおりまして。

最近のバレンタインは友チョコなるものがあるのか、いいですねぇ(嫉妬と羨望の視線)

話を戻しますが、私が言っている該当人物は、計りも使わずにお菓子を作り始めた猫崎享ではありません。

引用 真木蛍五/講談社

もののついでのように、結局は自らもお菓子を作った八満結でもありません。

そして、みんなへのお返しにとバレンタインであるにもかかわらずお菓子(マカロン)を用意してきた、女子力が非常に高い和泉くんでもありません。

そう、未だにフルネームが出てこない狼谷さん、声優が福原綾香さんに決定した狼谷さんです。

引用 真木蛍五/講談社

彼女が用意してきたお菓子はカップケーキ。

みんなお菓子を用意してきていますが、さすがに和菓子を用意してくるような奴はいなかったか……ort 一人くらい、そういうトリッキーなことを仕出かす奴がいても面白いと思うんですけどね。

それにしても真木蛍五先生、そろそろ狼谷さんの下の名前を、とはいいませんから、式守さんの『みっちょん』のように、綽名だけでも出しましょうよー……まぁ、キャラクター的に、周囲から非常に注目されていた狼谷さんを、綽名で呼びそうな人物なんて、登場しているキャラクターの中では猫崎さんくらいしかいないのに、あの人の懐に潜り込むのがとてもうまい猫崎さんですら、狼谷さんを綽名で読んでいないのだから、その辺りは無理なのかなぁ……まぁ、その辺りは今後に期待ということで。

まぁ、この狼谷さんが作ったカップケーキ、どうなるのか? 過去の想い人であり『どうして、ただの友達になれなかったんだろう……』とまで言わせてしまった和泉くんに、このカップケーキはどのようにして手渡されるのか?

そしてそれを式守さんはどのように受け止めるのか? 相変わらずこの娘さんはイケメン過ぎる……!

引用 真木蛍五/講談社

いやぁ、これ、普通に考えたら火サス(火曜サスペンス劇場の略)案件になってもおかしくないのに、和泉くんや式守さんがいる時の安心感は違いますなぁ(ほっこり)

うん、いくらネタバレ有り、ってタイトルに書いてても、11巻から引っ張り続けたバレンタインの結末をここでバラしてしまうのは如何なものかと思うので、気になる方は12巻のご購入をお願いしますort

んじゃ、何をネタバレするのと言われたら……それはもちろん、式守さんが和泉くんのために作ってきたフロランタンについてさ!(えー、マジで?)

引用 真木蛍五/講談社

ちなみに和泉くんはマカロンを作ってきたわけですが、11巻のオマケイラストでは、調理中にハンドミキサーが壊れたみたいで(和泉くんの不幸発動)、お父さんである和泉明禎さんが人力で頑張った甲斐もあり、式守さんは実に美味しそうにマカロンを食しております(眼福眼福)

で、お料理の不得意さは克服しつつある式守さんが、初めてお菓子作りに挑んだフロランタンの結果は……

嚙み砕けないくらいに硬かったort

引用 真木蛍五/講談社

和泉くんも頑張って力を顎に込め、式守さんに悟らせないように噛み砕こうとしたものの、失敗ort

が、そこは和泉くん、こんな優しく、かつ必死にフォローされたら彼女だって今度こそ美味しく作ろうと奮闘するに違いない、ねえ式守さん♪

あと、見せ場としてはスケートですかね。

いや、式守さんも和泉くんも初スケートということで、二人揃ってプルプルしていますが、これ、わかる、わかるぞ、二人とも。

引用 真木蛍五/講談社

私も初スケートの時、プルプルして、まともに滑れなかった……というか、一時間かけて立つだけでやっとでした(汗)

いや、雪国育ちだからスケートくらい出来るだろうとか周りの友人は皆言うんんですけど、授業でスキーをやっていたのとは違って、ほとんど滑ったことが無いスケートを出来る訳が無いでしょう(泣)

私の人生でスケートリンクにスケート靴で立ったのは一度だけです……本当、立つだけでやっとで、滑るなんて夢のまた夢状態……

だからこの111話、本来なら式守さんに苦手なものがあるのを見て、和泉くんのように穏やかに笑うのが本筋なんでしょうけど、私はそんなのはうっちゃって、作中の式守さんに【そうだよなぁ、スケートって難しいよなぁ】と深く共感してしまうのでした(汗)

しかし、オマケのイラストでついてきた、スケート滑れない、安定してリンクに立てない式守さんが、どさくさに紛れて和泉くんに抱き着いているイラストはかわゆくて言う事なしですので、見たい方は12巻のご購入を(ご馳走様でした)

112話は……教室を式守さんと和泉くん、二人で役割分担をして掃除するお話しなんですが、うん、とても『らしい』なと思って見ていたんですが、最後、担任の先生に全部持ってかれてしまったなと個人的には思っています(笑)

113話は、うん、式守さんが犬束くんを、和泉くんを奪い合うライバル(オイ)であることが再認識されるお話しでしたね(違う)

引用 真木蛍五/講談社

不幸体質なのに、外で遊ぶのが好きなのね、和泉くん、と意外に重された回でもありました。

しかし式守さん、いくら和泉くんが作ってくれたミニチュアサイズの雪だるまだからって、家の冷凍庫にもってきたらダメでしょ(笑)

個人的には、12巻のオマケに繋がる114話の、式守さんと和泉くんが一緒にケーキ作るお話がベストチョイスでしたかね。

『も……もう ほめてくれないんですか……?』は破壊力が凄まじ過ぎるやろ。

引用 真木蛍五/講談社

そりゃ和泉くんじゃなくてもキュンしちゃうよ、キュンキュン❤

そして要求通りに褒め始めた和泉くんに対し、『やっぱちょっとムカつく……』と言う所が、式守さんの兄である式守藤に対する、態度のようで、式守さんの、和泉くんに対する甘え方のバリエーションが増えたのかなぁと思うエピソードでしたね。

何より、式守さんのお母さんである、式守雅と一緒にケーキを食べよう、と告げるシーンが良い。

良いんですけど、式守雅さん……あの、相変わらず目力が凄まじいですね……姐さん、とでも呼ばれそうな視線ですよ、マジで(ガクガクブルブル)

引用 真木蛍五/講談社

絶対美人の部類に入るのに、このカットだけ見て、このキャラは何を考えていると思いますか、みたいな感じで質問をしたら、多数の人は物騒な意見をあげそうな気がするんですけど……(汗)

115話は、クラスの打ち上げ会に持っていくまでのフリの会ですね。ここは素直に13巻でどのように打ち上げが展開されるのか楽しみに待っています。

なお、オマケは式守さんが幼少の頃、兄の式守藤と一緒に誕生日ケーキを食べるお話。

いや、式守さんと式守さんのお兄さんの性格の違いがよく出ているお話しなんですが、コレ読んでて、私、思いましたね。

お兄さんの式守藤、容姿だけじゃなくて、自身の欲求に素直で、周囲の人間に優しいとこまで犬束秀そっくり!

こりゃ式守さんも間違って犬束くんを『兄さん』呼びしてしまうわなぁ。

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