う、うーん……中盤のボスだと思っていた、筒蛇がこんなアッサリとやられて……
だって、パウーが再登場して、ビスコが極悪な笑顔で迎え撃って……3分半くらいであんな巨大な化物が倒されるなんて……(汗)
引用 錆喰いビスコ/電撃文庫 錆喰いビスコ製作委員会
ウルトラマンじゃないんですから、こんな手早くアッサリ倒さなくても……と思ってしまいます(汗)
錆喰いビスコの原作だと202Pから217Pと15P分の戦闘シーンのはずなんですよ……カップラーメン出来る時間で倒せるようなモンスターではないはずなんですよ、筒蛇は(泣)
龍にも例えられるバカでかい空飛ぶ蛇が、こんなアッサリと倒されるとは思わなかったよ、私は。
うん、一話丸々とは言わないけど、一話の半分、12分くらいは使って盛大にドンパチやるかと思ってたんですけどねぇ……
まぁ、筒蛇との戦闘シーンはともかく、パウーとの再会シーンでは、ビスコが『老け顔』発言をしております。
ただし、原作では、このようなやり取りになっていたんです。
引用 瘤久保慎司 赤岸K/電撃文庫
パウー『弟の盾になるのは、私だ。逆であってはならない。構えろ赤星、問答は無用だ!』
ビスコ『必要だろ、てめえには! お前のそれは、盾じゃなくて、檻って言うんだよ! 少しはあいつを認めてやれ。親離れ、子離れって言葉を知らねえのかよ!』
パウー『……っ。ミロは、弟だ……!』
ビスコ『……あ、そっか。……でもお前が悪いよ。老け顔だから、つい親だと思ってよ』
パウー『圧し殺すっっ!』
と、原作ではこういう、ちょっと間の抜けたやり取りになっているんですよね。多分ですけど、ビスコ、アニメでしていたような、とびきり邪悪な顔で笑ってはいなかったんじゃないかな?
こう、頭を手で搔きながら、視線をパウーから逸らしつつ、
『……あ、そっか。……でもお前が悪いよ。老け顔だから、つい親だと思ってよ』
という感じで言ったのではないかな、と(笑)
しかし、アニメはアニメで非常によろしい。
ビスコがパウーの実力を知っているからこそ、隙を作るために挑発目的であえて
『親離れ子離れって言葉を知らねえのかよっ! あぁ、姉弟だったなぁ。悪りぃなぁ、老け顔だから親だと思ってよぉ』
いや、これ、鈴木崚汰さんの演技がスゲェ。
引用 錆喰いビスコ/電撃文庫 錆喰いビスコ製作委員会
『悪りぃなぁ、老け顔だから親だと思ってよぉ』の発言なんて、絶対にヒーローに思えないくらい悪い声。めちゃくちゃ大悪党の声だよ、コレ(誉め言葉)
ただ、このやり取りに、例の発信機発言が無かったのは残念。
原作ではビスコの『なんで、俺達の場所がわかる?』という質問に、『ミロの指輪に、発信機を仕込んでいる。十四の頃から、常に外さぬように言ってある』とパウーが言い返すシーンがあるんですよね。
原作の地の文では、
パウーは、ビスコが驚き呆れるようなこと、その美しい声で臆面もなく言ってのけ、
とあるんで、期待していたんですよ、このやり取り、アニメ化されたらどうなるかなぁって、愉悦愉悦しながら(ガックリ)
まぁ、そこは尺の都合もあるからしょうがない。
ただ筒蛇との戦闘は3分ちょっとの短いものでしたが、ビスコもパウーもミロもアクタガワも迫力は満点。
引用 錆喰いビスコ/電撃文庫 錆喰いビスコ製作委員会
しかし、筒蛇の身体と言うか、口の中から茸が生えて死ぬ、というのは……いや、映像化されると迫力と言うよりも、ドン引きしてしまうというか……生物の口の中からあんな無軌道に茸が生えられるのは、個人的にはホラーのように思ってしまいました。
それにしてもビスコ、毎回毎回出血しており、そりゃミロじゃなくても心配してしまうよ、いくらビスコの血の気が多くても、ぶっ倒れてしまうんじゃないかと思うのは当然の反応だと思う(深く頷く)
錆喰いの茸の件についてのやり取りは、まぁ特筆すべきシーンは……あ、原作では『メスゴリラ』発言があったんですが、『齧られてぇのかコラァ?!』に改変されているのは、やはり錆喰いビスコの世界にゴリラが存在するのはおかしい、と製作スタッフが判断したのでしょう(絶対違う)
引用 錆喰いビスコ/電撃文庫 錆喰いビスコ製作委員会
そして気怠い声と共に、黒革登場♪
震えが止まらねえとか言いつつ、冷静に戦況を見て、引き際を見極めつつ錆び弾をビスコの腹に撃ち込むんですから。
だが今日の一番の見せ場はパウーとビスコのやり取りかな。
『錆びた私を見て、美人と言ったのはお前ぐらいだ、赤星』
『お前もよく見れば、凛々しい……可愛い顔をしているよ』
ビスコ、タコのように真っ赤になるんですが、うん、可愛いなこれは♪
引用 錆喰いビスコ/電撃文庫 錆喰いビスコ製作委員会
原作では『私の好みには、幼すぎるがな』という一言がつくのですが、尺の都合かカット。
ミロから『どう? うちのパウー』とプッシュされるのもカット。
代わりに、パウーの前にジャビを捕らえた黒革が現れる訳ですが……なるほど、確かにこういう構成にした方が、原作よりもわかりやすいかもしれない。
沼ブタをミロが狩るシーンから再開する訳ですが、しかし、これ、まんまブタさんじゃん(汗)
このブタの声、誰がやってんのかなと思ってキャストを見てみたんですが、誰もクレジットされてねえんだよなぁ……残念。
完全に私の独断と偏見なんですが、鈴木崚汰さんが演じたのかなぁ、と思っているんですが……誰なんだろ?
原作でもミロとビスコの戦闘シーンはある訳ですが……うーむ、ナイフを取り出し、ビスコに突き出すシーン、ミロの瞳にマジモノの殺意が見えてしまいますな。
錆喰いビスコ第七話『奪われた錆喰い』本編の感想はこんな感じであったのですが、いや、20分ちょいが本当に短く感じる。
しかし、しかしですよ。
今回、私は最後まで錆喰いビスコを見ていて、一つだけ凄く不満な点がありました。
それはズバリ、次回予告!
前回の第六話『道連れと獲物』の視聴後の感想では、私はこう述べています。
次回出てくるのは、ビスコとミロを除けば、パウーが確定。
そして、錆喰いを奪うのはどう考えたって黒革。
しかし、黒革はすでに二回次回予告を担当し、パウーはまだ一度だけ。ならば、次の次回予告は多分、パウーがするんじゃないかなぁと思いますが、放送回数によっては三回の可能性もあるんだろうか?
ちなみに次回予告は、一回、六回がジャビ、二回がパウー、三回、五回が黒革、四回がチロル、となっているので……
うん、多分次の次回予告はパウーでしょう。
今回出てきたキャラクターは、ビスコとミロを除き、パウーは正解、黒革も正解。
そして黒革はすでに二回次回予告しているんだから、パウーの予告だなって普通思うじゃないですかぁぁぁぁ?!
それがなんです、ウサギ面です、ってふざけているんですかぁぁぁぁ?!(驚愕)
『ウサギ面です。嫌な奴でしょう黒革って。あのね、僕らだって同じ気持ちですから。いっそ赤星に倒されてくんないかなぁ。
次回、外道の罠。頑張れぇ、赤星ぃー』
いやいやいやいや、色々ツッコミどころが多過ぎるぅぅぅ(笑)
黒革、人望無さ過ぎヒャッホー(汗)
キャストのクレジット名も『ウサギ面』になっているし……忌浜マスコット、イミー君でしょうそこのクレジット名は(笑)
名前出す場面なかったから『ウサギ面』になっちゃったんでしょうね。あぁ、哀れなりイミー君(笑)
でも、これ、設定的にいいんですかね? 糸繰りで操っているはずなのに、主人であるはずの黒革を『嫌な奴』呼ばわりしてますよ(笑)
まぁ、このイミー君は、多分チロルみたいに、イミー君になってからの年月が数日とか、数週間みたいな形で浅かった、と思っておきます。
ちなみにウサギ面ことイミー君の今回の声優は富岡泰崇さんでした。……新人さんなんでしょうか、ウィキペディアにも出てこない……アライズプロジェクト、という事務所に所属していることは判明しましたがね。
コメント
びすこ部(監督などのスタッフが裏話を語るyoutube動画)によると、泥ブタの声は花江夏樹さんらしいです。ちなみに筒蛇は近藤玲奈さん、膨れ蚕は富田美憂さんらしいです。
杠ゆたかさん、コメントありがとうございますm(_ _)m
そうか、沼ブタは花江さんでしたか……豚の鳴き声上手すぎるort
それにしても、筒蛇と膨れ蚕も声優さんがやっていたとは……何かサンプリングした音でも使っているものとばかり……
情報の提供、ありがとうございます。