あぁぁ、見たいのに見たくない、ハッピーエンドで終わってくれるか否かでもう私の心臓はバクバクです。
リコリス・リコイル第十二話Nature versus nurture の視聴後の感想を、ネタバレを交えて書いて行こうと思います……
引用 A-1 Pictures/アニプレックス
え、え、え?
真島さん、第十二話開始一分で、捕縛?(唖然)
引用 A-1 Pictures/アニプレックス
十二話全部とは言わんけど、前半十分くらいは千束&たきなのコンビと死闘を繰り広げるもんだとばっかり思っていたから、ちょっと意外な展開……と、いうことは……
やっぱりそうだよね、吉松シンジ、アラン機関の出番だよね。
それにしてもアラン機関がどういう組織なのか、ようわからんよなぁ……いや、表向きの理由はこれまでにも記事書いているから十分わかっているんですけど。
うぅぅぅ、マジもんの狂信者だったのか吉松さんよぉ……まだ第十三話あるけど、
『私はそんなことのために死にかけの人形のゼンマイを巻いた訳じゃないよ』
……えぇぇぇぇぇ、マジもんの下種なのかよヨシさん?
これはたきなじゃなくても眉間に銃弾撃ち込みたくなる。
人工心臓の入ったケース、だと思っていたんですが、まさか吉松シンジ、自分を殺して人工心臓取り出せ、とか言うとは……ここまでの狂信者だったか。
千束を助けたんじゃなくて、殺しの才能を救ったのか、吉松シンジは……
『その心臓、私が引き摺り出してやる!』というたきなの絶叫は、何とも心にくる。
そんなたきなを押しとどめている千束の表情も……
ただ、十三話が終わるまで私は吉松シンジというキャラを信じてみます。
理由は、まだ『鞄の中身』を確認していないから。
あの胸の傷跡は、千束に殺しを迫るためのブラフなんじゃないですかね?
第五話の村松(吉松シンジ)の台詞からすると、千束は殺しの才能を発揮(誰かを殺めた実績?)しないと、アラン機関に何かされそうな感じでしたから。
外道で狂信者なのは間違いないけど、それでも私は吉松シンジの善性を信じるぞ。
そして真島に捕まっていたアラン機関の人間は、吉松シンジだけじゃない。
にしても姫蒲さん、こちらもアラン機関の上の方との繋がりがあるとかそんな感じじゃなくて、純粋に吉松のボディガードというか、潜入工作員とか、直属の部下って感じだったのか。
私はラスボス姫蒲の線も有り得るかなと思ってたんだけど、十二話見る限り、その線は限りなく薄いかなぁ。
しかし姫蒲さん、強い。セカンド・リコリスの中でもかなり強い部類に入るであろうたきなを一蹴とは。
ここから吉松シンジの外道タイムが凄い。鉄骨にどうにか捕まっている状態のたきな向けて、銃弾を放つ。
たきなを救うため、止むを得ず、実弾の入った銃で吉松シンジを撃つ千束。
吉松シンジを撃った後の千束の表情も、絶叫も、実に苦い……
引用 A-1 Pictures/アニプレックス
弾が身体から抜けていたので、致命傷にはなりませんでしたが、吉松シンジはなおも千束に自分を殺すよう迫りますが、千束、ここで吉松シンジをビンタ。
『命を粗末にする奴は嫌いだ!』
アランのペンダントを返す千束。返した時の千束の内心って、どんなものだったんでしょうね、中々想像出来ないな……
そして背後から接近していた姫蒲女史をフキばりの背面射ちで撃退。
にしても、やっぱり姫蒲女史と井ノ上たきなが戦うと、姫蒲女史に軍配が上がるのね。姫蒲女史の後にたきなが血だらけで来たってことは、姫蒲女史優勢、ってことなのよね?
千束以外のファースト・リコリスとやりあっても、姫蒲女史なら勝利してしまうかもしれませんね。
と言うか、作中では千束以外のファースト、春川フキしかいないから容易に比較出来ないんですけどね(汗)
で、今回のハイライト。
たきな、鬼の形相で叫ぶ。
引用 A-1 Pictures/アニプレックス
『心臓が逃げる! うわぁぁぁぁぁぁぁ!』
吉松シンジと姫蒲に逃げられて、吉松を殺して生きてもそれは私じゃない、と千束に諭され、
『千束が死ぬのはイヤだ……』
そりゃ、なぁ……千束と知り合って人らしい人生を歩み出したんだからなぁ、たきなは。
彼女の感性が危ういのはリコリスとして活動していた事を差し引いても―うーん、真面目一直線、愚直という言葉が似合うからねえ、たきなは。
『私だけじゃない、お別れの時は、皆にくるよ』
日々を漫然と暮らしている人間には、中々出てこない言葉。
ここからは、ウォールナットこと、くるみの無双でしたな。
ゲーム感覚でリコリス救出しとるし。
それにしても、DA上層部のモブ、延空木に突入したリコリスをリリベルに処分=殺害とかコイツはマジもんの悪役候補ですな(汗)
二期や劇場版があれば、この上層部についても再登場、あるいは別のもっと上役が出てくるのかな?
あと、楠木司令、口では非情なことを言っていましたが、リコリスを救うため、ミカを通して千束にSOSを出していました。
そもそも過去に、リリベルに襲われていた千束ですが、リリベルから千束が襲われなくなったのは、楠木司令の介入の結果なので、やっぱあのマッシュルームカットは良い奴だった(オイ)
それにしても、リリベルに襲われそうな非常時でも、フキと千束はケンカしていて、非常時のはずなのに何か微笑ましい(笑)
哀れなのはロボ太かな。
くるみによって、もののついでのようにあっさりハッキングを阻止され、警察(喫茶リコリコにやってきている阿部さん)に捕まっているし……
でも何故くるみは演歌が好きなんだ? 本当に君は何歳なんだ? まさか体型通りの年齢ではないだろう?
でも解せんのは、街中でリコリスと市民が銃撃しあっていた件とかもあるのに、メディアのコントロールで何とかなるのか、という点ですけど……
でも現実見ていると、何がとは言及しませんが、メディアのコントロールって、どうにでもなりそうな気はしますなぁ。
そしてメディア抑えてしまえば、私を含めた一般大衆のほとんどはどうにでもなってしまうんでしょうね。
その辺りの暗喩かな、とも思ってしまいますが、リコリス・リコイルの作品の設定自体がそういう傾向ありますからね。
あと、クリーナーとDA、やっぱり繋がりがあるのが明示されましたが、真島さんにそんなあっさり逃げられるとか、どういう捕縛対応を取ったんだ?
しかし、しつこい、しつこいぞ真島(誉め言葉)
まぁ、十二話冒頭1分で退場とかってのは流石にバランス悪いしね(苦笑)
そもそも千束の緋殺傷弾を5発も直撃してんのに、まだ平然と動いている真島のタフネスぶりは異様ですね。
でも、これまでもロケランが近くで爆発したのに、ノーダメージだったし、地下鉄構内で爆弾を起爆させても生き残っているし、打たれ強さは作中で間違いなくトップでしょうな、真島は。
でも真島の銃撃にフキが咄嗟に対応してエアバッグ出したのは、ファースト・リコリスの面目躍如でしたな。
反応できたの、エレベーターの中にいた面子だとフキだけで、たきなも反応出来ていなかったし。
千束、バッグ取りに行ったの、真島の誘いだとわかっていて行ったと私は思うんだけど、本当のとこはどうなんでしょう?
でもラスボスは真島かぁー。
DAやアラン機関、リリベルとか色々謎は残っているんですけど、その辺はうっちゃって、真島との決着及び、千束の生死だけに焦点絞って描くんでしょうが……
とりあえず、たきなを庇って千束が死亡、という私の予想は外れてくれましたのでホッと一安心。
あとは、心臓の問題が解決出来るか否か……吉松ぅ、人工心臓送ってこいよぉぉ(嘆願)