殺し愛 アニメ第九話【A WAR TRIGER】視聴後の感想 ネタバレ有り

困った……何に困ったかと言うと……いやー、殺し愛を視聴しているファンにケンカ売るようなことを言わないといけないかと思うと……困った(汗)

文句垂れるくらいならアニメ見なければいいだろう? と言われるのはわかっているんですが、どうにも展開が遅くて。

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

それに、今回はサイコパス・ジノンこと村瀬歩さんの演技も少ないし、戦闘狂であるニッカ・フーベニーとソン・リャンハの戦闘も期待していたんですが……

いや、ニッカとリャンハの戦闘自体は、原作でもリャンハの腹を殴って古傷開いたのか、そこで一度中断して他のヤクザなのかマフィアなのか知らんですが、構成員が乱入してくる、ってのは一緒なんですけど……

あの構成員との戦闘シーンも、予算の関係なのか作りが雑な気がして…サイコバス・ジノン君がリッツランサポートのセドランさんとホセさんを(自主規制)した死体は、引きずって海上に投棄したシーンも描いていますから、相手の顎に銃を突き付けて引き金を引く射殺シーンがエグイからカットした、という考え方もあるんですけど、これまでの戦闘シーンがもっさりしていることを考えると、作画の予算がそんなにないのかなぁ、という実にシビアで世知辛い考えも思い浮かんでしまいました。

そう、今回は声優さんの好演が光るような見せ場も個人的にはなかったので、戦闘シーンがもっさりしていて、なおかつ個人的にあんまり好きなキャラじゃないドニーこと、ドナルド・バッハマンが語るシーンが多いのもテンション下がる理由かもしれません。

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

いや、参ったな。

八話のリャンハじゃないですが、この先何を書けばいいのか、心当たりが全く無い、とでも言ってしまいましょうか(汗)

第九話【A WAR TRIGER】で、ちょとでも良いから気になったことを書いていきましょうか。

ニッカの面付き

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

ニッカの顔って、こんな凶悪な顔付きだったかなぁ、と思うくらいには、狂犬のように見えましたね。

まぁ、実際ニッカはドニーに噛みつくことになるので、狂犬のような面付きに見えるのは作画さんの力量が高い、ということになると思うんですが……まぁ、ニッカだしなぁ(どういう意味?)

あと、ニッカがタバコ吸うシーンがあるんですけど、何かやたらタバコをリアルに描いていたなぁ、と印象に残ったんですが、ABEMA TVでのコメントでも、私と同じ感想を持った人がコメントしていましたね。

タバコの煙が立ち上るとこもしっかりリアリティを感じられる精度で描いていますし……愛煙家の方が作画されたんですかね? 原作ではリャンハに質問しつつタバコに火をつけるシーンはありますが、こんなアップにはなっていなかったんですよね。

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

あ、ちなみに私はタバコが嫌いです(マジ) 

私の父が大の愛煙家でしてね、一日に2箱は吸う程のヘビースモーカーです。中学生時代の私は、タバコをスパスパ吸う父を見て『歩く火力発電所だ』と言った事がありましたね(汗)

それと、こちらは原作にはあったシーン、と言うか、回想シーンに該当するんですが、ニッカの過去について描かれているんですが、アニメではオールカット……尺の都合なのか、あるいは予算なのか、それとも何か他の要因なのか……

ミファがジノンに、『あほ、ばか、まぬけ』

これはドニーが戦災孤児や色々と事情があった子ども達を引き取って教育(普通の教育もあるんでしょうが、主に戦闘や諜報等も教育の中に含まれると、ジノンやニッカを見ていると思います)し、彼等に名前を与えていることを語った後、リャンハが『ブリーダー』発言をしたことで、サイコパス・ジノンがブチギレテ、ナイフを使ってリャンハを殺そうとするシーンがあります。

このサイコパス攻撃については、ニッカが素手でそのナイフを掴んで防いだことによって、リャンハが殺されることは無かった訳ですが、そのナイフを掴んだニッカが、サイコパス・ジノン君がこれ以上ナイフを振り回さないよう殴りつけているんですよね。

殴りつけられた際のジノンの顔付きは、もうサイコパスモードに入っていたんですが、ミファが、

『ジノン やめとけ お前がよくない あほ ばか まぬけ』と言う事で、あのサイコパス君がむくれたような面持ちになるものの、その凶悪性が収まったんですよね。

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

ミファを演じているのは日笠陽子さんなんですが、こんなぶっきらぼうに棒読みみたく演じるのは難しいはずなんですが、『ジノン やめとけ お前がよくない あほ ばか まぬけ』と平坦に言ってのけているんですよね。

まぁ、素人である私にはそれがどれくらい大変なものなのか見当がつかないし、プロ野球選手が、難しいゴロを何でもないことのように捌くと、素人である私達はファインプレイには見えない、当たり前のプレイに見えるんですが、多分そんな感じで、実はスゴイ高等技術なのに素人である私にはどのくらいスゴイことかは判然としないんだろうな、と思った日笠陽子さんの演技でした。

サイコパス・ジノン、健在。なお兄貴分のニッカの戦闘狂ぶりもアピール

ニッカが『一対一(サシ)で殺せそうかどうか』興味があったために、リャンハをわざと見逃してしまうんですが、そんなニッカに対して詰問するウォン・ジノン。

『ニッカさん。ソンさんを逃がしましたよね?』とあのサイコパスちっくな感じから、ナイフを引き抜いて『いったいなんのつもりですか?』

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

村瀬歩怖ぇよ(感嘆)

こんなに静かに弟分がブチ切れているのに、ニッカは笑いながら『なぁぁにぃ、死に態の獲物なんて、つまんねぇだろ?』とこちらも凶悪な笑顔でのたまっているんですが、森田成一さんの語りが、本っ当にバトルジャンキー、戦闘狂という感じの声音になっており、好演が光ります。

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

悪党関係の声優予想は、男性であれば、森田誠一さんを今後は候補にまずあげておこうかな、と思うくらいにはニッカのイメージに合致していますからね。

……でも、これだけ声優さんが陰に日向にと力を尽くしていることしか話題にあげられないんだから、見ていてストレスが溜まる時がありますね。

何でだろう? 原作を大きく改変している訳でもないんですけどね? 戦闘シーンがもっさりしているとは言っても、めちゃくちゃひどいというレベルでもないですし、話のテンポが悪いのは、殺し愛を読み始めた頃から私が最初に言っていたことですし(汗)

あと、気になったことではなく、再確認したことなんですが、やはり殺し愛において、インドことインド人、ジムはこの作品のオアシスなんだなぁ、とシャトーちゃんとのやり取りで思い知らされましたね。

引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA

ひたすら作品の状況がマッハでシリアスな方向にアクセルベタ踏みで全力疾走している最中に、周囲にこれ以上迷惑をかけられない、と自身を除名するよう告げる、やはりシリアスな雰囲気のシャトーちゃんに対し、

『除名手キハ各種書類提出 支給ノ銃ナドノ備品ノ返却 使用弾数ノ確認・用途ノ調査 送別etc…… 事務処理テンコ盛リ……

 ソンナ簡単二仕事辞メラレルト思モワナイデ……』

 ……うん、シャトーちゃんじゃなくても、これからマフィアとかヤクザみたいなヤバい人達の元にカチコミかけるってタイミングでこんなこと言われたら、そりゃ顔を抑えてしまうわ(笑)

これで第九話、24日と31日に第十話、第十一話が放送されますが、これはABEMATVが一週間遅れで放送しているからなので、もう一話分放送がある、と考えると十二話まであるのかな?

第十話がFILE34のHELPまで一気に駆け足でいくようなので、FILE41のNOT FORGETまでいくのかなぁ、とも思うんですが、そこまでいけたとしてもやはり第二部みたいな形でやらないと、最後まではいけないし……円盤(DVD)とかの売り上げ次第なんですかね、続編まで描かれるのは。

とりあえず、次のHELPは……と言うか、ここから暗い展開が続くからなぁ、暗いままで終わらないよう祈っています、マジでお願いします。

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