初っ端から悲壮なピアノ音の乱舞から始まり、〆にサイコパス、村瀬歩、ウォン・ジノン君の、めっちゃ明るい『こぉんばんはっ♪』と告げられて、オープニングに入る『殺し愛』アニメ第七話【BULLET】……
いや、オープニングテーマが増田俊樹さんのMidnight Dancerなんで、こんなアップテンポの曲でぶった切られると、こう、何と言いますか、オープニングテーマが終わって、不死身のリッツランサポート首刺されレッド(違う)が出てきても、うまくシーンに没入出来ないんですよねぇ……
今回に限っては、オープニングテーマをカットした方が良かったんじゃないかな、というのが正直な所。
で、今回は4巻のFILE19 URGENTからFILE21のBULLETまでをアニメ化している訳ですが……今回、個人的にツボだった声優さんの演技は、まずはサイコパス・ジノン。
めっちゃ明るい『こぉんばんはっ♪』
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
全然バレたことにめげていない『えへっ、気付かれちゃった!』
いや、もうヤバすぎるよこの子……と思っている時に、『あ、そうだ。まだ船は下りないで下さいね、ふたりとも!』と言うんですが……ふたりとも、という時のあどけなく聞こえる狂気とでも申せばいいのしょうか、適切な形容が見つからないんですが……端的に言うと、狂ってそうな雰囲気を『ふたりとも!』という一言に孕ませられるんだから、村瀬さんおっかねえぇ(最大限の賛辞)
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
そして、堀内賢雄さんの、『……じゃ、ない……ソン、リャン、ハ、じゃ、ない……だから……シャトーちゃんの、せいじゃ、ない』というあの掠れた呟き。
いえ、これ、もしも私が同じような感じでこの首刺されレッド、エウリ君を演じようとしたら、数キロ全力で走って、めちゃくちゃ息があがっている状態で、掠れたような感じで録音しても、こんなうまく出来ないだろうなぁ……プロの方の演技なので、当然と言えば当然なんですけれども。
それにしても、エウリ君はこんなにもシャトーちゃんのことを大事にしているのに、シャトーちゃんは、携帯の電池が切れそうと言う理由で通話を切るんだから、ヒドイわぁー(オイ)
そう思っている間に、シャトーちゃんの前にサイコパス・村瀬が……違った、ウォン・ジノンが自己紹介し始めるんですよねー……
『シャトーダンクワースさん はじめまして! ボク、ウォン・ジノンと言います。ちょ~っとだけ、お時間貰えます?』
いや、もう不吉の前兆としか思えないんだけど、このお子様(ガクガクブルブル)
ナチュラルに狂ってそうな感じの演技が、こう、何て言うんでしょう……調和が乱れた楽器とでも言えばいいのか、聞いているだけで心臓の辺りが締め付けられるような……
……ハッ、まさか、これが恋?!(絶対違う)
と言うか、村瀬さんの演技が個人的にツボ過ぎて、大西沙織さんが演じる、震えるシャトーちゃんの好演も、下野紘さんの淡々としながらメリハリの利いた演技も、ウォン・ジノンというサイコパスなキャラクター性も手伝って、喰われてしまっているように思えます。
シャトーちゃんが、リャンハの引き渡しを拒否した際の、村瀬さんの『はぁ?!』が、恐ろしい……
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
そしてそのままテンションあがっているかのように声音が次第に明るくなっていくのが、控えめに言って普通人と精神性が異なることを如実に表しているかのようでして……ええ、ウォン、ジノン役を村瀬歩さんにお願いした方は、自慢して良いと思います……マジで怖いです、ジノン。
そして、シャトーさんの泣き声混じりの大西さんの好演も光ります……いや、アイムエンタープライズナンバーワンの殺し屋を決める動画で色々と残念なことをしている方と同一人物は思えない演技です(誉め言葉)
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
しかし、ホーク・リッツランさん、夫の首が刺されても、目の輝きが失われているのは、これ、作品が作品なら、
【闇落ちする前兆では?】とか、言われてもおかしくない、輝きが全然ない瞳なんですが……う、うーん……漫画版ではあまり気にしていませんでしたが、フルカラーのアニメ版ですと、ホークさん自身は……才色兼備の実業家、と書こうとしたんですけど、そう言えばエウリ君から、『あちこちでそこそこ恨みを買ってる人 って感じ』と言っていたのを思い出した。
やっぱり、こう笑顔でニッコリと笑いながら、恐ろしいこともやっている女性なのではないか、とそういう嫌な想像が拭えない瞳です(ブルブルブルブル)
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
シャトーちゃんはサイコパス・ジノンに追い詰められ、ホークさんに癒しを求められず、我等がインド君の出番も今回少な目である以上、私が癒しを求めたのは、
ブリアンでした(オイ)
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
ウォン・ジノンがシャトーちゃんに対する脅迫材料として持ってきた、録音機器にはシャトーちゃんの養母であるアンナ・ダンクワースの元に宅配便が届いた際のやりとりが録音されており……その録音に、ブウブウと鳴くブリアンの鳴き声が入っています(感涙)
録音なので、もちろん姿は未搭乗ですが……
いや、だって今回の殺し愛、BULLETの内容に癒し成分がほとんど入っていないんだもの。
シャトーちゃんのドレス姿は見れないし、ホークさんエウリ君と仲睦まじくしているシーンも無いし、インド君のあの流暢な(?)発音も、会話そのものがあまりないから愉しめないし。
そりゃブリアンにでも逃げ込みたくなるよ(ブウブウ、ブウ~)
あとは、ミファが初登場しましたね。
日笠陽子さんが演じていられるんですが……声云々というより、。デスノートのLばりの登場方法はどうなんでしょう? 机の上にそんなふうに座って、これから推理でも始めるのでしょうか?(そんな訳はない)
まぁ、これからもミファはこういう感じで、奇抜な登場をするんでしょうが。
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
あと、リャンハ少年が演じているのが、オープニングを歌っている増田俊樹さんだったのがちょっと意外。前話では、別の人だったと記憶していますが……桜坂美穂さん、という声優さんでしたね。
青年期になったから声優交代、あんでしょうが露崎亘さんかなぁ、と思っていたら、違いましたし、リッツランサポートの援軍として現れたお二人のどちらかなのかなぁとも思ったら、そちらのクレジットも無し。
ブルーム、というキャラが露崎亘さんが演じていますが……誰? ブルームって(汗)
豪華客船の船員かなぁ? それとも、リャンハ少年をフットサルに誘った友達のことか?
明日は早番でそんなに時間的な余裕がある訳でもないので、その辺りは後日調べましょう。
ストーリー的には、シャトーちゃんは自身の過去が失われていることが、他の人の口や視聴者視線で回想という形で訴えるだけでなく、自身の口からはっきり明言され、ソン・リャンハもその過去について回想シーンが入ってきました。
ただ……これ、もう第七話なんですよね。いや、三月いっぱいまで殺し愛のアニメを放送するとして……どこまでアニメ化されるんでしょうか?
2話でコミックス一冊分くらいの分量で放送しているペースなんですけど、そうなると……10話でこの殺し愛が終わるとなると、リャンハが捕らわれてから、シャトーちゃんがドニーの元へダンプでカチコミかけて、リャンハを助ける所でワンクール終える、という形にするんでしょうか?
うーむ、そうなると全部で2クールを想定して作ったのでしょうか? ということは、人気が出ないとそのまま打ち切りですか?(汗)
そうなると、かなり中途半端な形になってしまうんですけど、視聴率とかどうなんだろう? グッズと言うか、円盤の売り上げ次第で2クール目をやるかどうか決まる形になるんでしょうかね?