本日は、パッと見た限りでは普通にヒロイン役でも通用するんじゃねと思われる、高身長かつスタイル抜群なバレーボール部のエース、狼谷さんの考察をしていきたいと思います。
引用 真木蛍五/講談社
4巻の第39話の最後に登場した彼女は、式守さんのライバルに成り得た可能性があった方です。
いや、犬束くんは確かに式守さんから対抗心を凄まじい勢いで燃やされていますが、それはまぁ見ていて微笑ましい嫉妬心であり、独占欲ですね、向けられるとちょっと重いかもしれませんが、和泉くんはタフな子なので、まぁお似合いのカップルなんでしょう(笑)
話を狼谷さんに戻しますが、初登場時の狼谷さんはそのスッキリとした顔立ちとは似ても似つかぬ立ち振る舞いを見せてくれます。
引用 真木蛍五/講談社
こんな顔でスタイル抜群の美少女が迫ってきたら誰だって心臓バクバクですよ……
第39話から第43話まで、和泉くんと式守さんの馴れ初めがどんなものであったかが語られる回であり、狼谷さんの恋が中心になっているお話しでもあります。
ただこのお話、人を好きになる心というのは、本人でもコントロールのきかないものであり、それは場合によっては恋心を抱く本人すら傷付ける刃にもなりかねない、という考えさせられる内容もはらんでおり、著者の真木蛍五先生が、どこまで考えてこの第39話から第43話を作成したのか非常に気になる所です。
どういう内容だったのかは、ここまででも見当がつくとは思いますが、決定的なネタばれは避けさせて頂きます。
このお話は直に読んだ方が良いと思うんだ、私は(ほろり)
常に周囲に観客が出来る程の人気者である狼谷さんではありますが、実は友達らしい友達がおりません(爆)
コミュ障とか陰キャという訳ではもちろんなく、むしろクラスの中心にいるようなタイプの人物なんですけどね。
猫崎さんと式守さんが偶然、狼谷さんを見かけたため、人懐っこい猫崎さんは狼谷さんに声をかけます。
引用 真木蛍五/講談社
距離感ゼロの声の掛け方ですね、猫崎さん(笑) 遠慮がないと狼谷さんに言われるのは彼女くらいのものでしょう(笑)
しかし、猫崎さん、誘ったはいいものの、良い返事がもらえるとは思っていなかったのでしょう。
『いいよ』という返事に、この反応。
引用 真木蛍五/講談社
想定外、というタイトルをつけて額縁に入れたら飾れそうですな。
それにしても、猫崎さん、まるでワンちゃんみたいに嬉しそうに尻尾振ってそうな笑顔、ええわ~。
しかし、『可愛いだけじゃない式守さん』に登場する男前な女性って、他の女性が男前な所にはしっかり反応するのに、自分が男前の反応しても、それが男前な反応だとは思っていないのは何か理由でもあるのかね?
48話では、式守さん同様、挑発にすぐに乗ってしまうんですけど、美人は負けず嫌いとか、そういう法則でもあるのかこの作品には(苦笑)
そして、色々と楽しんだあとの、狼谷さんから猫崎さんへの告白タイム。
そうだよなー、他人から注目を浴びている人って、評判とかしがらみとか色々ありそうだよなー、と思いましたね。
実際、人間関係って疲れるし、しんどいし、イヤになることも多々ありますからね。
この人と知り合えて良かった、と思えるような人が少ない、と感じる私は性根があまりよろしくないんでしょうね……和泉くんであればこんなこと、考えもしないでしょうから。
そして、5巻のオマケ漫画では狼谷さんの可愛さというか、ポンコツぶりというか、完璧超人のように見えても不得手な物事というものは誰にでもあるんだな、と感じさせてくれます。
お題はズバリ、人との距離の詰め方。
引用 真木蛍五/講談社
でもこのオマケ漫画で、多分猫崎さん、あることに気付いてしまっていますよね、この反応。
全部ネタバレしてしまうのも芸がないんで直接的な言及はしませんけど、この作品に出てくる人って、みんな『良い人』なんだよね。
いやホント、類は友を呼ぶ、を地で行っている感じ。
恋愛方面とかでドキドキしたりもするんですけど、この人間関係の心地良さ、『可愛いだけじゃない式守さん』のウリの一つだと個人的には思いますね。
7巻の第72話、73話では、恒例の猫崎さんからのお誘いで式守、猫崎に八満を加えた、狼谷さん参加のクリスマスパーティーでは、プレゼント交換では狼谷さんの真面目さぶりというか真摯さというか、そういうのが滲み出たプレゼントになっています。
でも友達の前では気をつかわなくていい、という式守さんの言葉は、ホント、その通りだと思うね。
そして何気に狼谷さん、真面目さ故なのか、パッと見では非の打ちどころのない、スポーツも出来る美人な超人のように見えますが……ひょっとして、ぽんこつなの、この娘さん、と思わなくもないんですよね。
八満がクリスマスパーティーでプレゼント交換の品をすぐに選んだ際に、直感で選んでいるんですが、
八満の、
『様々な知識……そして経験を重ねた私の脳がはじき出した直感……それは最も正しい』
引用 真木蛍五/講談社
という言い分に、顧問の先生が言っていたことと同じだと、クソ真面目に衝撃を受けてしまう狼谷さん。
八満は『一言で簡単に言うと 何も考えてないってことだ』と付け加えて言っているのに、衝撃を受けてしまっているが故に、全然八満が補足した内容を聞いていないのこの娘さん(笑)
だから、こんな具合に教えを乞うという八満からするとノリがいいな、としか思えないようなボケをかましてしまうのです(笑)
性格面ではこういう真面目さが全面に出てボケになっている、というのがいくつかのシーンで見受けられます。
あと、ちょっと理解しにくい美的感覚を備えているようで、猫崎さん的には『ツボがわからない』というモノを可愛いいと言っており、私個人としてもツボがわからないので、狼谷さんの『カワイイ』という感性は、かなり独特なものだと言っていいでしょう。
引用 真木蛍五/講談社
5巻のぬいぐるみだけではなく、7巻の、クリスマスパーティで式守さんがプレゼント用に購入してきたハムスターの貯金箱も彼女的にはヒットしたみたいですが、やはり猫崎さんには何がいいのかわからない、ついでに言うと私もわからない(爆)
もう今からアニメ化された狼谷さんを見て聞きたいね、待ち遠しい、ひょっとしたら式守さんよりも待ち遠しいね(クワッ)
そんな狼谷さんの声優さんに誰がふさわしいか―無い知識を総動員して考える、なんて必要はありませんでした。
パッと、狼谷さんの声が頭に奔ったからです。
早見沙織さんにお願いしたいですっ、予算とかスケジュールとかそんな大人の事情は一切合切考慮せず早見沙織さんがいいっ!
予想ではなく願望になっていますが、その辺りは大目に見て下さい、だって早見さんの声以外、狼谷さんの声として認識出来ないと思うんだもの(オイ)
とは言っても、どういう感じで早見沙織さんに演じて頂くのかという問題が出てきます。賭ケグルイの蛇喰夢子みたいな、イカレテいる感じではもちろんありませんし、終わりのセラフの柊シノアだと小悪魔っぽいのでこれもパス。鬼滅の刃の胡蝶しのぶだと、なんかスゴイ危うい感じがして、出てくる作品がちょっと違う気がしてしまいますし、俺の妹がこんなに可愛い訳がないに出てくる、新垣あやせのような、カワイイというタイプの声質とも異なりますね。まぁ、新垣さんも本性は違いますけど(笑)
これはあくまで私のイメージですが、Fate/Grand orderに出てくるアタランテのような声質が狼谷さんには合うのではないかと思っています。あの落ち着いた感じの声質が、狼谷さんの雰囲気にもマッチすると思うのですよね。
追伸
本日購入してきた、可愛だけじゃない式守さんの12巻の帯に、狼谷さんの声優さんが決定されたと追加の情報がありました
狼谷さんの声優は、福原綾香さんが担当されます。
2013年にデビューされている方なんですが……例の如く、すいませんがご存じないかたですort
という訳で、動画で聞いてきてみました。
唯一、賭ケグルイは知っていますが、そうか、五十嵐清華の声優さんか……
声を聞き比べた感じでは、クォリディア・コードの凜堂ほたるが、私のイメージでは狼谷さんに近いかな?