本日はタイトル通り、ドラマ化する正直不動産の主人公永瀬財地のキャストに山下智久さんが昨年の12月に報道されてしていることは、このページを読んでいる方であればご承知のことかもしれません。
引用 大谷アキラ 夏原武 水野光博/小学館
が、私はと言うと以前にも言及したように、番組は動画で見るタイプで、テレビを持っていない人間です。
俳優さんとか女優さんのことはハッキリ言ってほとんどわかりません(汗)
ですので、山下智久さんも、元ジャニーズの方、ということくらいしか知らないんですよね。
ですので、ここでは正直不動産の主人公である永瀬財地のことを紹介しつつ、彼を演じる山下智久さんにも焦点を当てて記事を書いて行こうと思います。
永瀬財地(ながせさいち)35歳、男性。
職業、不動産営業。
一巻に登場した時点では、登坂不動産に勤務する副課長で、社のエースと言われるほど成績が良い人物です。
引用 大谷アキラ 夏原武 水野光博/小学館
売り上げをあげるためであれば『あんなもん、ほぼほぼ嘘で塗り固めた契約だぞ』と言えるような契約を、笑顔でしてしまうブラックストマックな人間(恐)
何せ、第一巻の第一話の時点で、先程の発言だけでなく、主人公であるにもかかわらず、これでもかというくらいに悪意に満ちた発言を連発しています。
新入社員との月下咲良との会話で、その腹黒さは開陳されているので、参考までに(笑)
月下「え?! できさっき、『家賃を原則2年ごとに3%上げる」って!
永瀬「原則、な。『状況に応じて家賃変更の協議を行う』って伝えたろ? その協議が家賃を上げるためのものだと思ったら、それは勝手な思い違いだ。ビジネスなんだぞ、リスクがあって当然だろ?」
月下「でも、30年一括借り上げ保証なんですよね? 入居率が下がって困るのは、わが社の方なんじゃ……」
永瀬「おまえ、契約書読んだか? 当然、中途解約を可能とする条項を入れてある。まあ、素人がそれを読み取れるかは別問題だがな」
永瀬「今回の契約で、仲介した俺ら不動産会社と銀行、そして建築会社はノーリスクで儲かる。うちの会社は、1億円のアパート建築を請け負った時点で4千万円の利益だ。社への貢献度は高く、俺も満足だ」
引用 大谷アキラ 夏原武 水野光博/小学館
永瀬「この業界には【千三つ】って言葉がある』と告げ、『千の言葉の中に、真実はたった三つってことだ 正直者がバカを見る 嘘ついてなんぼのイカレた世界 それが不動産の営業だ」
そりゃ月下さんも呆然としちゃうよねぇ……(泣)
永瀬財地という人物は、こういうヒールな主人公なんですが、
とある一つの碑を、永瀬が撤去した後から、彼は一切の嘘がつけなくなってしまうんですよね。
アパートに入居しようとやってきて、ここにしようかなと入居先を決めかけていたお客さんに対し、
これです(笑)
引用 大谷アキラ 夏原武 水野光博/小学館
笑顔で『こんなクソみたいなオーナーの物件には、金を貰ったって、すまないけどな』とかって強烈過ぎぃぃぃぃ!
永瀬さん、貴方第一話からぶっ飛ばし過ぎですよっ(笑)
まぁ、この第一話と第二話漫画で見た人であれば、これは漫画なんだから、大袈裟に描いているんでしょう、と思うそこの貴方!
私は現実にアパート借りる際に、この『原状復帰』で金をむしりとられかけた過去がありますので、これはマジで現実に発生する可能性のある話だと忠告しておきますよ、本当に!
私の場合は、カーテンとか安っぽいカーペットとかいうわかりやすいものではなく、洗濯機の蛇口という中々の曲者でしたが……ああ、思い出すだけで腹立ってくる!(怒)
『原状復帰』の罠については、いずれちゃんと別記事に書くとするとして……
引用 大谷アキラ 夏原武 水野光博/小学館
正直不動産は、このように『実際に起こり得る』不動産業界の闇を、これでもかというくらいに綿密に描き出した作品なので、主人公の永瀬財地も、それにふさわしい知識を持ち、法に触れない範囲で意図的にお客さんに伝えなかったり、真実を隠すなどしてかつては悪用していた、という訳ですね。
それが一切嘘をつけなくなったらどうなるか、というお話しでもあります。
嘘がつけない状態で不動産の営業をしなければならなくなったことで、かなり困ったことになりますし、実際苦しみます。
因果応報、という言葉もありますが、これは悪徳営業と言っても差し支えない永瀬財地が、嘘をつけなくなったことで、どうにか正直にお客さんと接しながらも売り上げをあげようとする中、お金以上の価値ある『何か』を見出そうとするお話し、と私は思うんですよね。
実際、最初の一巻の出だしではとんでもない悪人、詐欺師一歩手前のように見える永瀬財地ですが、話が進むと悪側面ではなく、良い側面の人間味が垣間見えてきます。
同僚の桐山が、とある一件で社長にクビにされた際も、
引用 大谷アキラ 夏原武 水野光博/小学館
『……本当にいいのか? 俺が社長に掛け合ってもいいぞ』
と助け舟を出していますし、カスタマーファーストを重んずるがあまり売上の上がらない月下の世話を焼いていますし、もう自分の家を売る以外に金策がどうしようもなくなった親友のために、永瀬自ら借金してまで親友の家を買おうとするエピソード、フルコミッション(基本給の無い、完全歩合制の給料形態)制で入社した黒須が、トラブルに巻き込まれ、腹を刺されて入院した際にお見舞いに行くエピソードとか……金に汚いだけの嘘つきヤロウじゃないんだよぉ、永瀬はぁぁ(ヒドイ)
引用 大谷アキラ 夏原武 水野光博/小学館
ちなみに一巻のコミックの裏には、このような宣伝文句が謳われています。
『不動産業界の闇を曝け出す、痛快皮肉喜劇(サティリカル・コメディ)』
確かに、見ていて愉快痛快な物語なので、興味がある方は現在13巻まで刊行されているので、手に取ってみてはどうでしょうか。
さて、永瀬財地に関してはこの辺りにして……私があまり知らない、山下智久さんについてですね。
山下 智久(やました ともひさ)
1985年4月9日生まれ、 千葉県出身で、大学は明治大学の商学部を卒業しています。
2020年10月までは、ジャニーズ事務所に所属していたのはテレビを持っていない私でも知っているんですから、ネームバリューがやはりスゴイ。
NEWSには2003年から 2011年まで所属、以後はソロとして活動していました。
愛称は山P。これは滝沢秀明さんの命名の模様。
歌手、俳優、タレントとして活動しており、NEWSを離れてソロとなった際には、アメリカ横断一人旅を体験しているそうで、この当時に行ったこの度によって、英語でのコミュニケーションや現地の人々との交流などを経験したことで、現在活躍の場を日本以外にも広めた原点ともなっています。
海外のドラマに初挑戦した際のインタビューを、英語で受けている動画がありましたので、ここに掲載しておきましょう。
いや、英語の何が難しいって、文法も発音も難しいんですが、どれが一番難しいと聞かれたら、私はヒアリングだと思うんですよね。
文章でなら筆談出来る内容でも、ヒアリングになると途端に相手が何を言ってるか聞き取れない、というのは何度か経験したことありますからね……
新幹線乗っている時に、いきなり黒人の方に『Excuse me』って質問された時はかなりビビりましたね。
道を尋ねていることはわかったんですけど、当時青森から出張で東京に来ていた私には、彼が行きたい場所がどこにあるかわからず、身振り手振り交えて交番を案内しましたが……かなり片言で説明しましたし、相手の発音が聞き取れず『Pardon?』って何度か聞き直しましたし……こんなにペラペラ受け答え出来るの、素直にスゴイと思いますね。
2020年11月にカナダに滞在。2022年全米公開のハリウッド映画『Man From Toronto』の撮影に参加したとありますね。
2021年2月28日にオフィシャルファンクラブ「Club9」を設立したとウィキペディアに掲載されていますので、ジャニーズ退所後も積極的に活動されているようです。
2月16日にはFace to Faceという新曲を発表する、と1月27日に発表がありましたので、今年は山下智久さんの一層の精力的な活動が期待出来そうです。