ドラマ正直不動産第五話 優しい嘘 視聴後の感想 ネタバレあり

正直不動産

ドラマ正直不動産の第五話『優しい嘘』の感想なんですが……いや、大河部長、さすがにあれは親子に見えないよ(汗)

引用 大谷アキラ 夏原武 水野光博/小学館

月下のあの驚き顔を見なさいよ(笑)

『もうやめましょうこんなクソ茶番』

と永瀬に言われても、これはいつものクズ台詞なのかと問われると、真実の一端を突いているから一概にクズとも言えない(笑)

『確かに、接客技術向上のために営業ロールプレイングは効果的です。ただそのためには顧客の職業、家族構成、資金状態、ペットのあり無しや潜在的な課題など細かな設定を決めておくべきです。

それなのに、部長と沙友里ちゃんが親子って! いくら部長が彼女の別の意味のパパだからって、無理ありまくりのクソ設定です。もうクソして寝て下さいグッナイ!』

……でもさすがにこれ、正直不動産じゃなくて毒舌不動産と改名すべきやろ(笑) 毒舌不動産永瀬、インヴェクティブ永瀬、どうです?(笑)

ちなみにこの第五話は漫画版の正直不動産の第二十五、二十六直の欠陥マンションと―他に第五十三、五十四直の賃貸管理物件ですかね? ロールプレイングしているところのことも考えると、他の所も混ざっているとは思うんですが、ちょっとコレ、と言えない感じですね。

ただ、鵤が出てくることは次回予告でわかっていましたが、序盤も序盤で出てくるとは思わなかった。

高橋克典さん、なんか威風堂々という漢字で、ワルって感じのマフィアスタイルなんですが―これ、もし鵤と登坂が原作の人物像のままならば、逆に登坂社長と鵤聖人の役を、草刈さんと変えていた方が良かったんじゃないかなぁ、と個人的には思っていたりします。

いや、高橋さんダーティーな感じを出されているんですが、外見だけなら、原作では登坂社長の方がマフィアスタイルをしているので(笑)

『いちいち手を止めるな 花澤を見ろ 不動産売買は戦争だ 一秒も無駄にするな 挨拶してる暇があれば一件でも多く売れ』

言葉は物騒だけど、言っている内容は妥当なドラマ版の鵤。いかにもやり手って感じの佇まいですな。

今回、鵤社長の登場は序盤と終盤のみでしたが、これが今後どうなるのか。

さて、このお話は月下とそのお父さんの関係性が前面に出ているのですが、正直に言うとドラマでのオリジナル要素である花澤涼子と永瀬の関係性が気になってきますね。

まぁ、ドラマ版の永瀬も漫画版の永瀬も、『ライアー永瀬』であることは変わりないですし、女性に対する態度もまぁ鈍感でヒドイ(笑)

ドラマ版の榎本さん、よく永瀬の誘いに応じて店にやってきてくれたなぁ……サヴァ(フランス語で元気? という意味らしい)と永瀬は挨拶していますが、違う、違う、永瀬さんフランス語違う(笑)

引用 大谷アキラ 夏原武 水野光博/小学館

榎本さんは津軽弁で『へば』と言ったんですよ永瀬さん(苦笑)

シャン友とグーグル先生で検索してみても全然ヒットしませんよ、永瀬さん(笑) 

なのになんで花澤さんとは通じたの?(謎)

『そういうあんたこそ、良いのは顔だけで中身は腐りまくってますよ。だってそうでしょ、自分が勤めている会社が悪徳企業だってわかっているのに平然と働いて。恥ずかしくないんですか? それともあれですか? 社長に何か弱みでも握られてるんですか、写真みましたけど、あの社長どう見ても』

そりゃここまで言ったら飲み物顔面にぶちまけられるわなぁ、永瀬さん……ライアーではなくても、これはちょいと(苦笑)

『ごめんなさい、手が滑っちゃった』

倉科カナさん、おっかないよぉ(演技力スゴイ)

あと、このドラマでは、桐山は実にツンデレな態度なんですが、今回はデレの桐山が出てきたようで、月下が父親と再会したことを知った桐山は、父親とは話したのか、と月下に質問しますが、母の顔を見ていたら気がひけて、と言うと、桐山は書類から目を離さず、このように述べました。

『なんで気を遣う必要がある? 子どもが親に気を遣う必要んまいだろう』

『俺の親父はとっくに死んでいる』

『親とは、話せる時に話しておけ』

しかも、月下がお父さんのためにマンションを捜していると、何も言わずに物件の情報を持ってきてくれたし、今日の前半の市原さんはツンデレのデレでした(笑)

お父さんがミネルヴァ不動産の営業にひっかかってしまうのは原作通りなんですが、原作ではこの相手が、花澤と西岡ではなく、瀬戸課長と西岡なんですよねぇ……

インスペクションのくだりはほぼ原作通りなんですが、月下の

『ですがもし、売り手であるミネルヴァ不動産がインスペクションを拒否するなら、何かやましいことがあるとみなし、父は購入を見送りますけど、どうしますが?』

数少ない、月下のキレッキレッなトーク。

ちなみに、ドラマでは欠陥が見つからなかったら訴える、ですが、漫画では欠陥が無かったら買って責任を取れ、と西岡からけしかけられています。

ドラマ版ではインスペクターとしてやってくる町村さんを永瀬が諭すシーンがありますが、漫画版だと町村さん、サクッと欠陥があると指摘しているんですよね。

多分ドラマ性を求めて月下にバールを振り下ろさせた構成になっているんでしょうが、

『誰に何を言われようと、私は私の仕事をするまでです』

町村さん、永瀬にお株を奪われたせいで、ドラマ版はパッとしない印象ですが、漫画の方は(精神的に)イケメンですよ。

欠陥マンションの購入を避けることは出来ましたが、月下のお父さんは月下の母親と再婚を考えているのではなく、新しい相手と再婚を考え、マンションを捜していたことを、ウソがつけなくなった永瀬の口から告白されます。

漫画では、月下が紹介したマンションを購入しているんですが、ドラマ版では、お父さんが自分で探すんでしょうね。

また、父親が再婚することを本当は知らなかったのだろう、と永瀬に指摘されるのも原作ではありません。原作では、本当に月下がわかっていたかのような笑顔ですので。

そして、花澤さん、どうやら鵤社長から、欠陥マンションの件については情報の共有をされていなかった模様。

どうして知らせてくれなかったのか、と問い詰めますが、鵤社長はちょっと出てくる、と話を逸らしており―うーん、この辺りは漫画版の鵤を知っている人からすると、キャラが違うと思ってしまいますが、漫画とドラマ版は平行世界のようなもので似ているけど違うものですからね、

さて、ドラマ版の正直不動産では、永瀬が登坂不動産にスパイがいると考え、社長にもそのように訴えていますが、終盤でミネルヴァ不動産の鵤社長と桐山が一緒の車に乗る所を、永瀬が目撃するところで終わるんですが……

あぁ、これは真相がどうなるのか、原作を知っている人間でも展開がわからないオリジナルのエピソードなので、どう話が転ぶのか楽しみです。

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