気分は上々だぜイェェェイっ!
テンションアゲアゲでいけるというのは実にハッピーな気分!
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
……いや、殺し愛の11話 WORSTの感想を書くのが、ストーリーの流れ上、あまりにも暗くて救いがなくて、感想書くのがものすごく詰まってしまいまして。
4月1日でUPということにしていますが、あの記事書き終えたの、4月5日頃でしたし、そこからさらに三日粘って二千字も欠けなかったことから、気分がどれだけ落ち込んでいたのか察して貰えれば。
しかし、そんな鬱屈とした気分をパリピ孔明が吹き飛ばしてくれましたイェーイ!
最初の魏、蜀、呉の三国志時代からはじまっているんですが……ちょっといきなり公式HPで謝罪する事態に陥っております。
具体的には、魏の地図が、朝鮮半島も含めて支配域になっているんですね(汗)
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
ちょっとこれは、韓国の方からすればいただけないだろうなぁ。
あまり歴史に詳しくなくても、世界史を現役で習っている高校生であれば、なんかおかしくない? と首を傾げる地図になっているので、これは製作陣が製作途中で誰かが気付けなかったのかなぁと思ってしまいましたね。
まぁ、そういう失態はありましたが、全体的にはやっぱり面白かったですよパリピ孔明の第一話 孔明、渋谷に降り立つ
置鮎龍太郎さんの、年を召された老年の諸葛亮と、渋谷に転生して若返った際の声では普通に演じ分けされていますが……
『この戦は負ける 数々の仲間を失い 数多の敵を倒してきた……私の命運も尽きた 願わくば 次の人生は命のやり取りなどない……平和な世界に生まれ変わりたいものだ』
今の世界情勢を考えると、置鮎龍太郎さんの苦しそうなこの台詞が、重みを持って聞こえてきます。
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
聞こえるんですが……一分もたたないで渋谷に転生した孔明が、
『フフ なるほど わかりましたよ ここが地獄なのですね!』と自慢気な声で言われているのが、良い意味で先程までの悲壮な雰囲気をぶち壊してくれます。
そして、ハロウィンでの騒乱で仮想されている方々の声優さんのノリノリの演技がまた気持ち良いですね!
聞いているこっちまで愉快な気分になってくるのが、殺し愛の11話を見て欝々とした気分になっていることもあったのでしょうがそれだけではないはず、ヒャッホォォォォ(イェーイ!)
しばらく孔明の『地獄の獄卒』『地獄の刑』『地獄の責め苦』『次なる地獄』と地獄タイムが続きます(笑)
ここで地獄の歌姫こと、月見英子との邂逅が果たされる訳ですね(キラーン)
ちなみに挿入歌は96猫さんが歌唱されています。
この後、ハロウィンの群衆によって酔い潰された孔明が、置鮎龍太郎「おのれぇ、司馬懿めぇぇ」と可愛らしく酔っぱらっているのがオモロカッタですな(笑)
そして異世界転生ものでセオリーと化している文化のギャップの連発。
スマホを見て衝撃の顔芸をしたのち、二人による本渡楓さんが演じる月見英子とのコントが繰り広げられる。
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
孔明『これは何という、書物の一種でしょうか? 文字が流れては消えていく このような小さいモノにこのように精密な絵が』
英子『ジジィかよ』
水でも飲んで落ち着きなよ、と水の入ったペットボトルを差し出された孔明は、
孔明『これはセミの抜け殻のような』
英子『ペットボル!』
壁にかけられた時計を指差し、
孔明『英子さん、あの長い針と短い針が動くものはどのような意味が?』
英子『時計だよっ!』
加湿されている加湿器を見て、
孔明『英子さん、湯が沸いております、火を止めねば!』
英子『加湿器だよっ!』
孔明『英子さん』
英子『エアコンッッ!』
孔明『英子さん』
英子『パソコンッッッ!』
孔明『ふぇいこさん、ほれは?』(なんかの筋トレ用具と思しきものを口に咥えて)
英子『ゴメン、それは私もわかんない……』
つかみは素晴らしいコントだぞ、置鮎龍太郎さん、本渡楓さん!(グッジョブ!)
完全にボケの孔明、突っ込みの英子と化している(笑)
その後、スマホを駆使してウィキを見て自らの国である蜀の歴史を調べますが……蜀漢の滅亡を知り、黄昏る孔明に、歌を聞かせる月見英子さん。
原作では、英子さんの歌を聞いてかつての日々を思い出し、劉備、関羽、張飛と思しき人々が回想にでてきますが、これに同じく五虎大将軍である趙雲、黄忠と思しき人物が出てきます。
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
どうして馬超だけいないのと思わなくもないが、前述の四人と比べると、馬超とは縁が薄いのか……製作陣の労力を考えて人物を削ったなら、原作通り関羽、張飛、劉備の三人だけで良いと思ったんだけど、どうなんでしょう?
まぁ、その辺りはともかく。
英子の歌を聞いて元気を取り戻した孔明、軍資金を調達すべく、働き口を斡旋していただきたい、と頼むんですが『無職かよっ』と突っ込む英子さん。
先程までシンミリしていた空気をすぐに打破してくるのは暗い空気になりがちな世の中では良い事なのではと個人的には思っています。
職を求めた孔明が面接されたのが、月見英子さんの上司にあたる、BBラウンジのオーナー、小林氏。
だけどここで一番笑ったのは孔明の履歴書ですね。
181年、誕生。207年、天下三分の計を説く、と書いていますね(笑)
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
そりゃ小林オーナーでなくても、『お前か? 自分が孔明だっつう、ふざけた野郎は』と言うのもわかるけど、そこから街亭の守りにつかせた馬謖の話になるのは、うん、オーナー小林が三国志オタクであるいうキャラがしっかり出ていますね。
しかし、オーナー小林を演じる福島潤氏の演技がはまっている気がします、こんな感じで小林氏を演じるんだなぁ、福島氏(笑)
ですがこの小林氏、見た目はヤクザっぽく見えますが、月見英子さんの命の恩人であり、彼女をとても大事に思っている人物です。
が、三国志オタクのように見え、実際オタクなんですが、決める時はしっかり決めてくれます。
『あいつを裏切るような真似だけはするなよ』と告げるシーンには静かな迫力があります。
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
オーナー小林の見せ場は他にもあるんですが、パリピ孔明が原作の何話までアニメ化するかによって、あと何回の見せ場があるのかが変わってくるからなぁ。
何話までアニメ化するかによって、という話もありましたが、孔明の『戦場で散っていった命をたくさん見てきました 率直な意見 素直な感想は、生きているうちに語ってこそ』と語るシーンがありますが、これを月見英子さんがどもりながらも喋るシーンが第一期のうちにやってくるのかどうか。
昨今の世界情勢を考えると、こちらも命が容易く失われる環境下にあったからこそ放たれる台詞なんだろうなぁと思ってしまうのが、現実のウクライナのことを考えると複雑な気分になってしまいました。
ただ、第一話最大の見せ場は、やっぱりラストかなぁと思います。
才能が無い、と言って自身の歌手活動に見切りをつけようとしていた月見英子さんに、
英子『ファンなんていないし』
孔明『ここにいるではありませんか』
そこの後からの、『私が貴方の軍師になります』
『いかなる事であろうと どのような困難な道になろうと この孔明 死力を尽くしてお助け致します』
原作の三話の冒頭回想にある三顧の礼の回想にまで繋げるエンディングは、音楽と相まって、まさに現代の『桃園の誓い』のように見える構成。
引用 小川亮 四葉夕卜 パリピ孔明製作委員会/講談社
これを書いているのが9日なので、このまま第二話見てすぐに感想まとめたいと思いますが、上々の滑り出しであると思えた第一話でした。
第二話の 孔明 計略を使う もしっかり視聴させて貰います。
石兵八陣のネタ、どのように表現するのか今から楽しみです♪
コメント
朝鮮半島の主要部というべき楽浪郡は、漢~三国魏~普の支配下でしたので、まるっと支配地にするのは誤りだとしても、大筋ではそんなに間違っていません。が、ナショナリズムの観点からは謝罪せざるを得ない話ではあります。
詳しくは↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/楽浪郡#末期
子遠さん、はじめましてm(_ _)m
楽浪郡に漢人の勢力がこの時代に存在したんですね、勉強になましたm(_ _)m
コメント、ありがとうございました(^o^)