そうだった……そうだったよ。
前回の記事では【次のHELPは……と言うか、ここから暗い展開が続くからなぁ、暗いままで終わらないよう祈っています、マジでお願いします】
と書きましたが、私、忘れていました。
殺し愛の本編は暗いお話が続きますが、殺し愛の単行本にはオマケ漫画の存在があったことを……
冒頭のリャンハとシャトーちゃんのじゃれ合いをチラッと見せた後、戦闘狂ニッカが、リャンハを逃したことをドニーに弁明するシーンは原作通り。
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
しかし、ニッカ・フーベニーを担当している森田成一さんの演技は実に味がある。本当に反省してんのかコイツ、と思うような弁明でしたが……どうなんだろう? 原作の漫画見ても、ニッカがこの時どういう心情だったのかというのはわからないんですよね。弁明通り、少しは申し訳ないと思っていたのか、あるいは口調がチンピラちっくなんですが、口調そのままでちっとも申し訳ない、とは思っていないのか。
で、アニメの殺し愛を視聴して見たんですが……うん、結局わかりませんでした(爆)
ニッカというキャラクターの心情を推し量るのは難しいよ、マジで。
『これでも一応反省してんだ』とは言っているものの、反省しているように相手に見えないことはニッカ自身よくわかっていることが台詞からもわかります。
『でなきゃ とっくにトンズラこいてる』という発言から考えると、反省しているからここに留まっている、とも読み取れるし……
でも私からすると、リャンハと戦いたいがためにこういうお膳立てをしたんじゃないの、と深読みもしてしまうんですよねぇ。
まぁ、推測は色々と成り立つんですが、どれも推測の域を出ず、なおかつ真実を知る機会はおそらくないので推察はこの辺にしておきますが、これを見ている貴方はどう思います?
ニッカは本当に、少しは、反省していたのか、否か。
リャンハと戦いたいがためにこういう形にして、ドニーに挽回の機会をもらったのか。
わからない推測を書いていても答えは得られないんで、そろそろ次の話題にいきますか。
で、最初に書いた、オマケ漫画の存在ですね。
リャンハとシャトーちゃんが、中国人と思しき方のテントの中でイチャイチャするお話……いや、こうやって書くと、シャトーちゃんが見ると物凄いむくれそうな表現だけど、第三者から見るとイチャイチャにしか見えないし(汗)
しかし、シャトーちゃんが、リャンハにお仕置きされて『詫びの言葉より「ありがとう」がいい』というくだりのやり取りで、めっちゃ嫌そうにありがとうございました、というアレですが(笑)
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
大西沙織さん、あの『あり……が……とう、ござい……ました』と全身全霊で嫌がって礼を述べていたあの台詞、収録する時はどんな顔で収録されていたのかなっと気になりました。
途中、ドニーがシャトーちゃんが本命であることを言ったりしますが、そんなことよりも、中国人のもとにお酒をもってきた人を相手に、リャンハが中国人と口裏を合わせて、
『紹介するよ、ジョージ。この二人は、私の息子とその嫁だよ』
あ、ちなみに原作ではカタカナ言葉になっていますが、カタカナ言葉は、殺し愛においてはインド君ことジムの専売特許だと思っていますので、片言のカタカナ表記にはしていませんので悪しからず。
しかし、ジョージに中国人が先述の発言をした時のシャトーちゃんのお顔は中々のモノですね。
引用 Fe 殺し愛製作委員会/KADOKAWA
ずっとリャンハの背中をグーパンしているのが笑えるのですが、
『フッ、フッ、フッ、フッ』と大西沙織さんが呼気をつきながらリャンハを殴っているのが何とも言えません(笑)
久々に殺し愛でほのぼのとしているシーンが出てきたせいで、腹を抱えて笑ってしまいましたね。
さらには『大事にしなくちゃ……今はもう 一人の身体じゃないんだから』という、シャトーちゃんのキョトンとした面持ちと、リャンハの素敵な笑顔が何ともい言えません。
先程の大西沙織さんがどういう面持ちで収録していたのか気になると書きましたが、大事にしなくちゃ発言をした時のリャンハを、下野紘さんはどう演じていたのかな。
また、この発言をした後に絡み酒をしていたじいさんが大笑いしてご機嫌になった意味がわかっていなかったシャトーちゃん、意味を尋ねてリャンハを平手打ちして頬に真っ赤な手の跡が出来ているのも笑えるんですが、この中国人の元をさる時に、リャンハはもう一回シャトーちゃんに頬を叩かれてしまうんですが、この時のシャトーちゃんの『フンッ!』という気合を入れての平手打ち……
大西沙織さん、アレ、シャトーちゃんの声に聞こえないよぉ(汗)
十中八九わざとそういう声を出して、笑いを誘ったのでしょうけど(笑)
あと、リャンハの隠れ家に向かおうとする前に、リャンハとシャトーちゃんは昼食を食べますが、リャンハの手で無理くり食べていたハンバーガーを口の中に突っ込まれ、モノを食べながらの演技を大西沙織さんがしていますが、こういう時の演技ってどのようにしているんでしょうね。
まさか本当にパンとかモノを口に入れながら収録しているとは思えませんし……発声方法のみで演技されているんだろうなぁ。
殺し愛の第十話【HELP】で、音楽的に一番危機感を煽ったのは、リャンハが無理矢理シャトーちゃんの口を塞いで路地裏に連れ込んで、
『この際だから言っとくけど 力ずくでどうとでもできるんだ 君の意思を無視してね』
『やっぱり一度は痛い目みないとわかんないかな』
『まずはその右手からへし折ってみる?』
下野紘さんの一段低くなったリャンハの声が、静かに威圧的に聞こえるこのシーンではないでしょうか。
さらには『じゃあ撃ってみせてよ』と続いて、過去の回想シーンに続いていく訳ですが……
ここから先は、本当に暗いお話しなんですなぁ。
実に救いがなく、ソン・リャンハ君が、自分を助けてくれたドニーの役に立とうと頼みを引き受けたことが全ての元凶なんだけど……その頼みを引き受けていないと、ソン・リャンハ君はシャトーちゃんと〇〇〇〇とは会えていない訳だし……
しかもドニーから銃を与えられたことで、リンチされそうになっていた少年を助けるべく、その銃でリンチ相手の一人をソン・リャンハ君は射殺してしまうし……
次のお話しが第十一話でWORST。漫画原作だとFILE38のお話しまで展開し、やっぱり七巻FILE41のNOT FOR GETで第一期を区切る、という形になるんでしょうか?
とりあえず、来週を待ちます。